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帰宅列車にて、先日観た「ラースと、その彼女」の感想文をしたためようと思います。なんたる後追い鑑賞ブログ。時を遡ることが特技です。

この映画は、人とコミュニケーションを取ることが苦手なラース(ライアン・ゴズリング)が、リアルドールを彼女として迎え入れるという話。

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ラースが、コミュニケーションを取ることが苦手なのには深い訳があって、その心の傷が彼の世界を他者から遠ざけよう遠ざけようとします。

しかし、それと同時にラースは周りの人に優しくもあるのです。すごく優しい。たとえば、職場の女の子のクマのぬいぐるみがロープでぐるぐる巻きにされるイタズラをされたとき、クマに心肺蘇生法を行うシーンは、コミカルだけど心があたたまる。

誰かとコミュニケーションを取ることに臆病になってしまうけれど、たったひとりになるんじゃなくて、人形だけど恋人を持とうとするのはラースの闘いだったのかもしれません。

その人形というのが、フィギュアなどじゃなく、等身大のリアルドールというところが、最初、画的にはギョッとします。

でも、慣れてくるんですよね。

映画の中でも、リアルドールを連れて歩くラースを遠巻きに見つつも、町の人々はドールを実在の女性として受け入れ、接しようとしてみる。現実にはこんなに優しくはならないのかもしれないけれど、この映画は「ちょっとひとと違うけど、なんにも悪くないよね」っていうのを見せてくれる作品だと思います。

人形と恋愛をしていく生活の中で、ラースは人間と接することの意味に気付いていく。それは、人形を含めて自分に接する周りの人々がいることを知るからなのです。

この映画の素晴らしいところは、人形とラースを受け入れるだけじゃなくて、周りの人が自分の気持ちもラースにぶつけるところ。

良い映画です。

ちょっと笑えてしまうシーンもあって。

(毎回、ライアン・ゴズリングすごい!!ばかりになってしまいますが、仕方ないです)

「ラース、出ておいで」と言ってしまいそうになるラースを、ライアン・ゴズリングが演じています。体型の丸さもあってか、全体的になんかむっくりしててちょっと可愛い。

まばたきなどの動きに、ラースの繊細な面が表れていて、ラースにしか見えない。

毎回そうなのですが!!!今回も!!ライアン・ゴズリングはその役にしか見えません!!!

いやー、まだ「ララランド」観てないのだから、観たら相当わー!ってなるのでしょう。

「ラブ・アゲイン」では根っからのおしゃれなプレイボーイにしか見えなかった。映画の序盤、とてもチャラいひとー!ってかなり思ったもん。


話は戻ります。

「ラースと、その彼女」に関してはわたしはラースにだいぶ感情移入してしまいました。触れられて欲しくない部分って誰にでもあって、それをどう守ろうとするのかという。

ラースは、最終的に人形の葬儀を執り行うんだけど、その結末こそ勇気そのものなんです。

うむ。良い映画です(2回目)

リアルドールってところが結構きわどいけれど、小中学校の道徳の時間に観てもいい内容だと思います。


次は、「LA ギャング ストーリー」(2013)を観る予定です。マフィア、ギャングの抗争を描いた映画。

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映画の邦題と日本版ポスターって粋じゃないものが多いと思う。説明しようとし過ぎるから、商品名みたい。わかりやすくなくていいから、かっこいいポスターがいいな。個人的な好みかもですが。

1枚の絵として、部屋に飾りたくなるような!