前回のブログでは、あまり体感できない貧困、「相対的貧困」についてまずは感覚としてつかむことをテーマに書かせていただきました。復習になりますが、発展途上国のように食べることもままならない状況ではなく、周りが当たり前にできていることをできない状況にあることを「相対的貧困」といいます。

今回は具体的な用語や数値を使用して理解していただけばと思います。もしかしたらちょっと難しいかもしれませんが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。


相対的貧困の定義は、
「等価可処分所得の中央値に満たない世帯員」とされています。聞き慣れない言葉がもしかしたら出てきているかもしれません。

まずは、等価可処分所得について説明します。この言葉を説明する前に、可処分所得について説明します。
可処分所得とは、「実収入から税金や社会保険料などの非消費支出を差し引いた手取り収入」です。

給与明細等を見た場合、額面総額と支給額がありますが、その支給額のことです。要は、手元に入ってくる自由に使えるお金のことです。

その可処分所得を世帯でたし算して、世帯員数の平方根で割った値のことを等価可処分所得といいます。

次に中央値について説明します。
似ている値で平均値というものがあります。平均値は、全体を個数で割ることにより求めることができますが、中央値は個々のデータを小さい順に並べて、ちょうど真ん中に位置する数値のことです。
身長を例にして考えてみましょう。Aさん175cm、Bさん160cm、Cさん154cmの3人がいます。
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この3人の身長の平均値は、(175+160+154)÷3を計算して、163cmです。
中央値はちょうど真ん中のBさんの身長、160cmになります。

平均値は1つの数値が大きい場合も考えられるため、所得で考える場合には、中央値を使用する方が実生活に近いとされており、利用されています。

さてここからは日本の現状を見ていきましょう。2013年の国民生活調査では、日本の等価可処分所得の中央値は、約244万円というデータが出ています。つまり相対的貧困に該当する所得はその半分、約122万円未満の世帯が該当することになります。
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※世帯員数により異なります。2人世帯で約173万円、3人世帯で約211万円、4人世帯で、約244万円。

この相対的貧困世帯の割合が日本ではなんと、

16%

実に6人に1人が貧困状態であることを教えてくれます。

また子どもの貧困率は、16.3%
そしてひとり親家庭に限れば、なんと、

54.6%

が貧困状態にあるのです。

上記の状況を見てどう思いますか?
生活はできそうですか?
また 日本の貧困状況を見てどう思いますか?

そしてどうすればこの状況を変えることができるでしょうか?

是非一緒にどうすればいいか考えていきませんか?