前回のPTA会長を務めた僕が思うこと①(仕事編)はたくさんの方々が読んでくれたようで、良くも悪くも、PTAって関心が高いんだなぁと改めて思いました。
今回は良かったこと編です。
多分ほとんどの方は、PTAに対して良いイメージを持っていないのではないでしょうか。
僕は正直言うと、何にもイメージを持っていませんでした。ただ僕が子どもの教育に関するNPO活動を行なっているため、学校教育について知りたいと思ったことと、学校や教育委員会とつながりがうまくできればなぁと思い、会長に立候補したに過ぎません。(つながりはお陰様で持つことができました!!)
ですので、ある意味フラットな状態、良いイメージも悪いイメージも持たずに飛び込んでいきました。
そして今、僕は本当にやって良かったなと思っています。その理由を3つ書いていきたいと思います。
1 地域と繋がれる。
僕は大学時代を除き、ずっと県内に居住しております。いや、正確にいうとずっと市内であり、町内にいます。完全な地元っ子にも関わらず、PTA活動を始めるまでは、地域とのつながりを感じたことがありませんでした。
みなさんはどうでしょうか?
僕はPTA活動をとおして、地域の方々に存在を認知してもらうことができたおかげで、町内会や子どもの保護者の方々から声をかけてもらえるようになり、地域の一員になった感がありました。
人見知りの僕にとってはものすごくありがたく、新しいつながりが勝手にできていきました。
地域の方々と交流する時間は新鮮で楽しく、貴重な機会であったと思います。
そして一度つながってしまえば、今後もつながっていける。これは大きなメリットではないでしょうか。
2 学校•先生と繋がれる。
男性の皆さん最近学校行ってますか?
最近はイクメンブームなので、もしかしたら授業参観などで行かれている男性も増えているかもしれません。
僕はしょっちゅう行っていました。
だから、学校の様子、子どもたちの様子、先生の様子を近いところで見ることができました。
また 先生方とも気軽に話せる関係にもなりました。もちろん、学校にも気軽に行けます。
自分の子どもがどんな場所で、どんな人にどのように育てられているのかを知ることができます。
子どもたちは家庭と学校では様子が違います。
それもまた面白い。
自分の子どもの教育に関心がある方にとっては、大きなメリットになると思います。
3 難易度が高い組織運営を学べる。
PTAはボランティア団体です。役員の方や委員会の方、会員の方に報酬は支払っていません。
自身の子どもが通う学校のため、子どものための活動なので、すごく参加する意義はあると考えることができるのですが、役員を決める際には、すさまじい押しつけ合いが発生することもあります。
そのため 役員の方々も、望んでやっていないケースもあり、組織運営としてはかなりの高難度です。無報酬で、やらされているという感覚を持っている組織運営は大変ですよね。
また僕の場合は僕以外女性であったこともあり、その部分も大変ではありました。
ただ ボランティア団体といえど、組織の長になり、みんなをまとめて引っ張っていくという経験はとても貴重でした。
いかにして気持ちよく業務に入ってもらうのか?
いかにして負担を軽減していくのか?
いかにしていい経験であると捉えてもらえるか?
いかにして組織を改善していくか?
僕自身は業務負担軽減に取り組み、会議時間等の削減に取り組みたいと思いました。
負担を軽減することができれば、本部役員として従事することへのハードルを次年度以降下げていくことができると考えたからです。
会議のスケジュールを書き出し、集まる回数の削減に取り組みました。また グループウェアを取り入れるために、使い方を1人1人に説明し、情報共有を円滑にし、簡素化しました。
実施したことは大したことではありませんが、合意形成を行いながら、だんだんと進めてきたからこそ、出来たことであると感じています。
以上がPTA会長をやってよかった3つのことでした。
悩まれている方は是非一回やってみてください。
「なんで自己犠牲をしなくてはいけないんだ..」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、利害関係もなく、フラットな関係、まるで学生時代のとき何にも気にせず友達になれたような感覚、それはとても心地いいものです。
きっと最後は「やってよかったPTA」になると思いますよ。
終わります。
次回はPTA活動の問題点から改善案を書いて行きたいと思います。
ちゃんちゃん(終)