お知らせ

【板橋区】健康福祉委員会で新型コロナの妊婦への優先接種を求める質疑があり、早速実施へ





板橋区議会議員の田中やすのりです。
千葉県の柏市で、新型コロナウイルスに感染した妊婦が自宅で早産し、新生児が死亡した問題を受けて、8月24日に開催された板橋区議会の健康福祉委員会では妊婦へのワクチンの優先接種を求める意見が多く出されました。
そして本日25日、早速、正式に実施の発表が行いました。板橋区のとても早い対応に感謝申し上げます。
また、新型コロナワクチン接種の進捗状況についての最新の報告がありましたので、現状の接種率や今後のワクチン供給について詳しくお伝えしたいと思います。


■妊婦への新型コロナワクチンの優先接種を求め、8/25には実施の発表へ

新型コロナに感染していた妊婦が、入院の受け入れ先が見つからずに自宅で早産し、赤ちゃんが死亡してしまったことが報じられています。板橋区でも、妊婦が感染した場合、自宅療養を余儀なくされる可能性があったのではないでしょうか。
こうしたことを受けて、板橋区議会の健康福祉委員会でも、妊婦に対して優先的にワクチン接種をすることができないかと委員より質疑が行われ、区としても早急に検討したい旨の答弁がありました。
本日、正式に実施の発表がありました。早い対応が取られたことを方向いたします。詳細については改めて追記していきたいと思います。

■高齢者への接種は8割を超える。全体でも1回接種以上の方は約55%の接種率まで進む

65歳以上の高齢者への接種は 8割を超え、 75歳以上についてだけみると約 9割に達しています。この世代への接種はほぼ完了したといってよいのではないでしょうか。
ただ、 40~ 50代は 7割接種までまだ届かず、 39歳以下の若い世代の接種はまだまだでこれからと言える状況となっています。

■9月以降ファイザー製ワクチンの供給は減る見込み。代わりにすでに確保しているモデルナ製で接種を進める予定。

新規の予約が取りにくい状況になっておりますが、 8月後半から 10月末までに約 20万回分( 2回接種とすると約 10万人分)のワクチン接種の予定で、ワクチンも確保や目途がたっていると報告を受けています。
予定では、 10月末までに 70%程度の接種が済む見込みとなっています。

ただし、板橋区へのファイザー製ワクチンの供給だけをみると、 9月以降に急減するため、医療機関への配送はこの予定範囲内となってしまいます。そのため、医療機関での新規の予約が取りづらい状況につながっているものと考えられます。
なお、集団接種で使われているモデルナ製ワクチンについては、約 10万回分を確保していると報告を受けています。ファイザー製ワクチンの在庫とは関係なく、集団接種会場での接種は継続されていきます。

この集団接種の予約枠も取りにくいとの声を多くの区民の方からいただいております。私も家族や知人と一緒に webやコールセンター予約にトライしておりますが、なかなか予約が取れないことを経験しています。
2週間ごとに新規予約の受付が開始されていますので、下記の日程を参考に予約受付をおこなってみてください。
<新規予約の受付開始日>
〇「 9月 1日(水) 9時~」: 9/27(月)~ 10/10(日)の予約を取ることができます
〇「 9月 15日(水) 9時~」: 10/11(月)~ 10/24(日)の予約を取ることができます

【板橋区議会報告】健康福祉委員会の審議が行われました

板橋区議会議員の田中やすのりです。

昨日8月24日は板橋区議会は閉会中の期間ですが、継続審査となっている陳情についての審議や板橋区からの報告事項など所管事項の調査を行うために、健康福祉委員会が開かれました。

継続審査となっていたインクルーシブな社会の実現に向けた福祉に関する陳情については、健康福祉委員会としての態度が示され、不採択と決定しました。次回の本会議に報告し、表決をしてもらうことになります。
配慮を必要とする子供についての支援や相談を要望する内容の陳情でしたが、その趣旨や願意は十分に理解するところで、陳情の主な趣旨ともいえる第1項目は前回の委員会で採択されております。こうした経緯を踏まえて本日は個別具体的な要望項目について審査し、その項目についてはそのままの形では賛同しかねるということで不採択になったものと感じております。どんな支援策が適切に行われていくべきか、引き続きの検討課題と認識しております。

報告事項についてもいくつも質疑が行われましたので、改めて報告をしていきたいです。
なるべく早く新型コロナワクチンの情報については、報告をするようにいたします。

最後に、昨日した審査や質疑をした項目を下記のとおりご報告します。

〇陳情審査
<福祉部関係>
・陳情第137号 インクルーシブな社会の実現に向けた福祉に関する陳情(継続審査分 3・2・15受理)
 第2項 療育機関等誘致・整備の件
 第3項 移動支援の件
〇所管事項調査
<報告事項>
1.「いたばし健康プラン~板橋区健康づくり21計画(第二次)~」の取扱い等について
2.新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について
3.介護保険法第117条に基づく第7期介護保険事業計画の取組実績(令和2年度分)について
<所管事項に関する調査>
1.区内介護施設及び介護事業所内発生の新型コロナウイルス感染について
2.いのち支える地域づくり担当係長の設置について


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〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html ─────────────────────

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「私は、走り続けます!」
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【板橋区】現実味を帯びる荒川氾濫への備えを考える。板橋で「避難指示」の発令の可能性は?

板橋区議会議員の田中やすのりです。

熱海市で発生した土石流で多くの方が命を奪われ、依然として安否が不明の方がいらっしゃいます。引き続き捜索活動などに全力を尽くしてほしいと存じます。
今回、熱海市は、警戒レベル3に相当する「高齢者等避難」を発令して注意喚起は行っていましたが、より強い警戒レベル4に相当する「避難指示」は出しておりませんでした。その後の土石流の発生後に、警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されました。
避難を強く促す情報を出すべきであったのではないかと情報の出し方が行政に問われています。
先週の3連休は関東には台風が接近せず、大きな混乱も見られませんでしたが、その備えが求められています。
そこで本日は、台風などの大雨による荒川氾濫を想定した板橋区の備えや住民への避難情報はどうなっているかなどを見ていきたいと思います。

☆避難情報の出し方が変わり、「避難指示」へ一本化されています!

今年の5月から板橋区から住民に避難を呼びかける情報が大きく変わっています。
区では、気象庁などから発表される防災気象情報を参考に、1~5の警戒レベルを付した避難の情報を発令してきました。この警戒レベルの数字は、大きくなるほど切迫度が高まります。今までは、警戒レベル「4」に「避難指示」と「避難勧告」の二つがあり、分かりにくく紛らわしいという指摘や声が多く寄せられてきました。ちなみに、避難指示が避難勧告よりも強く避難を呼びかける避難情報です。
こうしたことを背景に、警戒レベル4の「避難勧告」を廃止し、「避難指示」に一本化されることとなりました。そして、5月から既にこの運用が始まっています。
下記の内閣府のポスターにもありますが、「警戒レベル4までに必ず避難」することとなり、避難情報の出され方が明確になってきたと感じています。



☆板橋区で「避難指示」はどんな状況で出される可能性があるのか?

板橋区において、最も甚大な水害被害をもたらすものとして「荒川氾濫」があります。 
そこで本日は台風時の荒川氾濫に想定場面を限定して、どのような状況で避難指示が出されるかを見てみたいと思います。 


板橋区では荒川氾濫に備えて、避難指示を発令するための判断基準を示しています。板橋よりも上流にある治水橋の水位、下流にある岩淵水門の水位や荒川上流・下流河川事務所からの水位予測を組み合わせて判断することとしています。 

ここで気になるのは、警戒レベルが「3」であっても、避難情報が「避難指示」となっていることです。あれっと思われた方もいるのではないでしょうか。国から示されている基準では警戒レベル「3」は、「高齢者等避難」となっているからです。 
板橋区に考え方をヒアリングしてみました。 
すると、かなりの大雨の場合にはレベル3に相当する避難判断水位からレベル4の氾濫危険水位まで水位が上昇する時間は数時間しかないと区では認識しているため、レベル 3においても避難指示を発令する可能性があるということを確認できました。 
初見では、国からの基準よりも大げさに見え感じた板橋区の避難指示等判断基準ですが、荒川氾濫がもたらす甚大な被害を見据える中で、区としては万全な備えとなる避難情報を発令していきたいという姿勢を垣間見ました。 
避難指示が空振りになることを恐れて発令の判断が慎重になる自治体が多いですが、板橋区には区民の避難を遅らせないために発令を躊躇うことがないようにこれからも姿勢を持ち続けてほしいと感じました。 
さて余談ですが、令和元年の台風 19号と同じような台風が来たら、避難指示は出るのだろうか?と素朴な疑問を持ちました。 
上流の水位である治水橋の水位が判断基準の一つとなっていますが、この治水橋は 14.4mで氾濫発生となります。 
令和元年の台風 19号時の水位はなんと「 13.08m」まで到達していました。これは氾濫危険水位の「 12.6m」も超える水位でした。区の基準で「避難指示」の可能性が記されている避難判断水位の「 12.1m」も優に超えています。 
ここは私の個人的な見解ですが、現在の避難情報の基準が当時あれば、令和元年の台風 19号時に板橋区でも「避難指示」が発令されていた可能性が高いのではないかと感じています。 
これからも大型の台風や線状降水帯の影響により、大きな雨量が予想されます。荒川氾濫を想定した避難指示が板橋区から今後は発令されることが現実として起こり得るだろうと想像します。 
その時に備えが改めて求められる状況となっています。特に荒川氾濫のハザードマップで浸水エリアにお住いの方々の一人ひとりの心構えと具体的な準備が強く求められてくるでしょう。 

☆荒川氾濫に備えて、私たちは具体的には何をすべきか?

板橋区から発行された「いたばしくらしガイド2021・防災ガイド・ハザードマップ2021」に、台風が接近した時にとるべき行動がフローチャートで分かりやすく示されています。令和3年7月から区内に全戸配布されています。
ぜひこちらをご参考にご家庭やご自身で命を守るための行動を改めて確認をしてみてはいかがでしょうか。下記の板橋区のページからご覧になれます。
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kusei/kouhou/guide/1009403.html


ガイドでは、まず自宅の場所をハザードマップで確認することが示されています。 
自分が暮らす場所が、荒川氾濫の浸水被害を受ける地域なのか、被害を受ける場合はどのくらいの浸水水位となり期間はどのくらい続くのかなどが分かるようになっています。 
下記の板橋区のページでハザードマップをご覧になれますので、こちらもご参考にしてください。 
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/bousai/bousai/map/1005633.html


こうした現実を確認したうえで、どうすれば難を逃れることができるのか。 
まだまだ暑い夏が続きます。過去に大きな台風が到来した 9月はこれからです。各自が万が一を想定し、台風到来前から当日においてまでとるべき行動を事前に考え、備えておくことが大切となりますね。


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