俺の名前は、駿河台諒(するがだい りょう)!


名前が銀河っぽいから、みんなには

ギャラ!(Galaxy)とか、ミルキー!(Milky Way)って呼ばれてる!



俺には、小学校の時から付き合ってるガールフレンドがいるんだ。
名前は天音詐欺(あまね さき)!



 笑
 

みんなもう気づいてるかもしれないけど、

彼女の名前の漢字。




実は、、名付け親のお父さんは地元で有名なオレオレ詐欺師だったらしいんだ。

それでもお父さんの性格はとにかく明るくって、いくら騙し取ったって被害者は嫌がらない!むしろ楽しませてくれてありがとうって感謝されるくらい!
そのくらい人を笑顔にしてしまう太陽のような人だったんだって!



でも、詐欺が生まれる直前、お父さんが電話で息子を装って金を取ろうとしたら電話回線がショートして電気ショックでなくなってしまったそう。






お母さんはすごく悲しんだ。だから、父さんの意思を自分の娘に託そうって。



付けられた名前が「詐欺」




これ聞いた時、僕は涙が止まらなかった。本当に素敵なお話だと思ったから。


そんなドラマチックな名前の由来に加え、顔も性格も俺の"ど"ストレート!!



この子は絶対俺が守る!結婚するって決めてんだ!



そんなお惚気全開な俺なんだけど、、





今日はそんな俺たちカップルが、別れることに







なりそうになった壮絶な話を届けるね。






それは、一週間前のことだった。。



ー4/16ー

俺たちは、遊園地に行くデートの約束をしてた。


俺は、レディーを待たせるわけにはいかないと思い予定の時間の2時間前に駆けつけた!




「早く来ないかな〜…詐欺!」




しかし、二時間待っても詐欺が来ない。





「…あれ?どうしたんだろ?」



連絡もしたが繋がらない。




まさか、、







事故にあったんじゃ。






その瞬間、自分の鼓動が一気に早まるのを感じた。






彼女の家へと猛ダッシュ!!!!この時だけはチーターよりも早かった自信がある。




秒でついた天音家。


「頼む。。誰か居てくれ。。」


インターホンを押すと、、











「はーい?どちら様ですか?」




出たのは






詐欺だった。








「…え?」






「…え?ミルキー!?どうしたの!?会いに来てくれたの!?嬉しい〜〜







「…詐欺。今日デートだぞ?」




「…え?」



「4/16。遊園地に行く約束」




「…え?」



「…えっ?」










「えええええええええええええ!?」


「えぇ。」



「ちょっと待って!!手帳確認してくる!!」

彼女はインターホンから遠ざかり、




そこから数分。いや、もしかしたら数秒だったかもしれないが待ちきれなかった。



インターホンへ戻ってきた彼女は、通話越しからでも感じる焦燥感を言葉に乗せ、話し始めた。






「…ご、ごめん。本当にごめんなさい。











 6と9逆にしてた。デートは19日だと思ってた」





?」






「…本当にごめんなさい!!」



何か言葉をかけようと思った。すると、ぼくの口から出たのは、、









「ははははは!!


?」



「なんだよそんなことかよ!ww

俺は、詐欺がてっきり事故にでも巻き込まれたんじゃないかって心配してたんだよ!


なら!もう一安心d…」




「ごめんなさいいいいいいいい!!!!!!!


彼女は、俺の言葉をガンスルーしてインターホンを切った。



「(えぇっ!?ここって普通一件落着してデートしちゃおーみたいな流れじゃないの…?)」


とにかく彼女の様子が心配なので、お母さんに事情を説明し、部屋へと向かった。


ガチャガチャ。


部屋には鍵がかかっている。




「え、あ、あの、詐欺??

俺全然怒ってないんだけど…?」


「私が悪いの!!本当にごめんなさい!!!」


彼女は、自分への罪悪感で僕の顔を見ることができないらしい。


このまま彼女を精神的に追い込んでもダメだと思い、今日のデートは中断。少し寂しい思いもありつつ、僕は彼女の家を後にした。







それから数日。彼女はショックのあまり学校さえ休んでしまうほどだった。



それでも僕は
諦めずに毎日彼女の家へと訪れた。



「…詐欺?俺だよ!ミルキーだよー…」


「うん。」


「詐欺の顔が見たいから、良かったら学校まで顔出してな^ ^待ってるから!」


「…うん。」



事件発生から2日後。

(どうやったら詐欺が出てきてくれるかな…)



考えを巡らせていると、とんでもない発想が脳裏をよぎった…!!





 
…これだ!



彼女の部屋をノックした。





「…詐欺。
実は、謝らなきゃいけないことがあるんだ。」


「…なに?」


「実は、、











間違えてたのは俺の方なんだ!」






「…え?」


「デートの日、16日って言ったろ?
あれは、最初に決めたデート日。そんでその後俺が無理ってなって19日に変えたんだ。そのことを俺がスッカリ忘れてた。」



「…でも、16日には予定があったんでしょ?」



「美容院の予約ね…あれ、美容師さんとの都合合わなかったからキャンセルしてたんだ。




でも、、!



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今さっき切ってきた!
新しい髪型、詐欺にも見て欲しい!

…だからドアを開けt…」














「なんだーーーーそういうことかーー!!」


またも僕の言葉を遮り、そして引きこもりだったのが嘘だったかのように軽快な表情で部屋から出てきた。



「そういうの先に言ってよ〜!」


「う、うん。わりぃ



どうやら信じてくれてるようだ




「それじゃ!改めて。


明日の遊園地。俺と一緒にデートしてくれますk…」
「ジェットコースター楽しみ〜



「テンション高い時だけ食い気味やめて可愛いからいいけども!」








詐欺の笑顔がまた見れて良かった。







これからも沢山見せてね。その飛びっきりのスマイル!!


というお話。



ってか、俺ったらまた惚気話



他のやつらには内緒な?

fin.





駿河台諒 





天音詐欺





詐欺のお母さん





詐欺のお父さん





挿入歌「Forever Love」
歌:滝澤諒
作詞・作曲・編曲:滝澤諒
レコード:R.T.Music

主題歌「6と9」
歌:滝澤諒
作詞・作曲・編曲:滝澤諒
レコード:R.T.Music







監督:滝澤諒

R.T.エンターテイメント