この記事は 旅行 Advent Calender 2017
の3日目の記事になります。
閑散としてるので誰かどこかの日に書いてください。
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11月末にトライアル温泉郷という、大手ディスカウントチェーンの TRIAL
が運営している温泉宿に旅行に行ってきたのでご紹介したい。
場所は大分県九重山のふもとで、長者原温泉郷という温泉地帯に位置する。
TRIAL が運営する宿泊施設は全国でもここだけぽい。
TRAIL 会員になり、カードを提示すれば会員価格となり、最安大人1人1泊1980円からという破格の料金設定が売りらしい。
部屋のタイプは数種類あり、ざっと並べると
・鳶(とび)
長屋タイプの建物に用意された部屋で、一番狭い。ロフト付きでそこで就寝する。大人2人でいっぱいな感じ。
・萌葱(もえ)A タイプ
離れ風の部屋になっており、A タイプは2〜3人用と記載されている。
・萌葱(もえ)B タイプ
ファミリー向けの比較的大きな部屋で、ロフト付き。2〜6人用と記載されている。
・萌葱(もえ)F タイプ
ロフトこそ付いていないものの、1〜2人用の半露天風呂を備えたファミリー向けタイプ。
といった感じ。
今回9月頃から計画を立て始めて、公式の予約システムで週末を検索していたのだけど、11月は既に全ての週末全部屋埋まっている様な状況だった。(予約は3ヶ月前から可能らしい)
このため、ほぼ毎日予約システムをチェックしては空きが出るのを待っていた。
1週間ほどチェックしていると、11月末の土曜に萌葱 F タイプに空きが出ていて、一番気になっていた部屋でもあったので即予約した。
ここは基本、タオルや歯ブラシといったアメニティの提供を省く事で低価格化を実現しているそうだが、萌葱 F タイプはアメニティ付き。それでも大人2名と小学生2名、2食付きで34,000円くらいだったので破格と言えると思う。
到着した時は日も暮れており、周りはほんとに大自然なので多少迷ったけど看板を見つけ事なきを得た。
フロントは売店も兼ねており、ちょっとしたお酒やおつまみ、トランプといった遊具も購入する事ができる。しかも通常のトライアル価格。
早速部屋に入り中をチェックする事にする。
入ると右手に洗面所、左手がリビングになっており、思った以上に広い。
洋風の作りになっていて、リビング手前に布団が2組。奥に広めの L 字型ソファがある。
奥の右手は和室になっており、布団が2組。
6人くらいで入っても窮屈さを感じ無さそう。
部屋付きの露天風呂を見てみる。
洗面所から勝手口を開けるとまずは階段があり、洗い場となる。
そこから外に出ると半露天風呂が出現。2人ぎりぎり入るくらいの大きさだけど、この価格で部屋付きの温泉と考えたら充分。
次に夕食。すき焼きのプランだった。和牛と書いてあったがそれほど期待せずに食事場所である「こはく食堂」へ。
部屋から食堂までは徒歩7〜8分かかるので、車で向かった。とにかく敷地が広い。
席に通されるとガスコンロが用意されており、割りした、野菜、肉が運ばれてきた。
ウエイトレス1人で回してるぽかった。奥の厨房らしきところを除くとおじさんが2人で作業していた。
肉の量にまず圧倒されたが、1枚1枚は薄っぺらく、解凍したばかりっぽく硬さがあった。
基本セルフなので家感覚ですき焼きを作る。味は薄めに感じた(我が家が基本味付け濃い目だからかもしれない)が、量的には満足だった。肉も確かに和牛ぽい旨みがあった。
その後家族風呂へ。
ここの温泉は2種類あり、大浴場と家族風呂という構成になっている。家族風呂は5部屋用意されており、特に予約など必要無く、空いている場所を利用する。
行った時は1部屋しか利用者がいなかったので残り4部屋全て見てみたが、岩造りか木造りかの違いで広さなどはだいたい同じだった。
湯は良い感じに濁りととろみがあり良かった。
20時頃には満室になっていたが、その後はまたいつでも利用できそうだった。24時間使えるらしい。
その後部屋に戻り、酒を飲みつつ家族でトランプなど。Switch も持参していたが、こういう場所ではやはりアナログなゲームの方が盛り上がる。
そして翌日、朝から宿の周りをジョギングしてみた。この日は寒さが和らいでおり、気温4度くらい。あいにくの小雨だったけど、大自然の中運動するのはやはり気持ち良い。
朝食は昨日と同じこはく食堂へ。
なかなかの量と内容で、ごはん味噌汁食べ放題でこの金額なら満足。息子が言うに学校の給食と同じものばっかりと言っていたので、そういった業者から提供されているのかもしれない。
残念ながら食後のコーヒー等は無いので売店でスタバのインスタントを購入し部屋で飲んだ。
その後、昨日試していなかった大浴場へ。
先客が居たので写真を取れなかったが、内風呂と露天があり、露天がかなり良かった。九重山を見ながら入れる最高のロケーション。
敷地内にはスタッフ手作り?の遊具(すべり台、ブランコ)等があり、耐久性に不安がよぎったものの子供達は嬉しそうに遊んでいた。
また、よく見るとクヌギの木が生えており、夏になるとミヤマクワガタ等が捕れる事もあるそう。
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以上、振り返るとトータルで満足できる宿だった。
思ったより部屋は広く、清潔感もあり、ロケーションは最高。
素泊まりだと2,000円から可能なので、例えば九重山に登山に行く場合などは前泊して行く等の利用方法もあると思った。
食事はまあそれなりなので、持ち込んで食べても良さそう(部屋で調理はできない)。
大浴場と家族風呂が充分満足できる出来なので、部屋風呂は無くても大丈夫だと感じた。
次は夏に来たいなと思った。
皆様もぜひお試しいただきたい。
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追伸:
ちなみに今回宿泊した「虎乃湯」と別で、トライアル温泉郷には別途「久織亭」というおやじギャグ炸裂の高級路線宿もある。
離れになると1泊10万くらいするらしい。どなたかぜひお試しいただいて体験記をシェアして欲しい。
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