月別アーカイブ / 2019年02月



2月21日は3年半前に亡くなった祖父の誕生日だった。
度々祖父の話題を日記にも出すけど、それぐらいじぃちゃんっ子だったから毎年誕生日が来ると会いたいなぁと思う。

書いたっけな、晩年、祖父は不思議と身辺整理をすることが多く、例えば今まで車を運転していたのを突然「もう年だし免許更新とかは行かなきゃ勝手に失効されるんだよね?」と免許を失効させたり、何年も付き合いのあるお寺の組員をその年に急に辞めたり、そういう今思えば結果として身辺整理みたいなことを多くしていた。

もう夢に出てきても、夢の中でも亡くなってしまっていることが多くなった祖父は2020年にオリンピックが東京で開催されるのが決まったときに「見に行くか?」と冗談めいて話してたけどその冗談は叶わなかった。確かあれ2013年とかで「まだ7年も先だよ」と2人で笑っていたけどもう来年まで迫って来ている。

俺の中でそのあたり、2013〜2016年ぐらいまでの4年間が記憶が抜けているというか、一番、一年ごとに目に見える変化がなかった4年間で、考え方が変わった、とかはあるけど身の回りの変化として目に見えるものはそこまでなかった。
ただ、年だけ重ねてしまったような、そんな感じ。

祖父は「何事も一生懸命やること」とよく言っていて、祖母に入れ込んだ祖父は祖母の家に婿入りして、祖母の父(祖父の義父)がノリで始めた経営の傾いていた個人商店を立て直そうとただのよろず屋だった曾祖父の個人商店を畳屋にして、やったこともない畳の編み方を覚え、畳を二階から一階に運んでいる途中に階段を踏み外してしまい身体のどこかを骨折しても毎日働いて畳屋をどんどん大きくして、などなど「何事も一生懸命」だった、とよく祖母が話している。

今の時代の感覚から言うと「何事も一生懸命」なことほど精神論的なのは通用せず、いかにも「昔の人」のようなところもあるかもしれないけど、その考えが今の時代には通用しないのかも、というのも自分でも感じて「今はみんながみんなそんなことする必要はない」と笑っていたし、「みんな(家族や孫)が幸せなことが一番嬉しい」と言う人だった。

2013年あたりからの走馬灯のような俺にとっての4年間はだからそれで言うと、そんな風に「みんなが幸せなことが嬉しい」言ってくれた祖父に対して少しむず痒いような気持ちだった。

今もし仮に祖父に会えたら始まって1ヶ月半経つ2019年の残り10ヶ月の話や今の自分のことを話して喜んでもらえるのかは分からないけど2017年から今この時までの数年は色んなことが変わってきた。2013年から悶々としていたことも今だからこそ振り返ると必要な感情だったのだと思う。2018年はほとんど稼働できなかったけど、その時間も十分に必要な時間だった。

祖父家の中の家具とかはもう何年も変わってないし、配置も変わっていないから祖父と祖母がいつも座っていた場所や、どんな風に生活していたか行くたびに思い出す。

「昔は賑やかでな、だんだん巣立って減ってくんだ。なぁ?」と祖母が祖父に冗談めいて話を振った時があって、その時祖父は「そらいつまでも子供であるまいし」と言っていたけど、親戚や孫が集まって家の中が賑やかになっている時はやっぱり嬉しそうだった。

あさって、仙台で久々に仙台のみんなの前に立てるインストアイベントの前にお線香でもつけに行こう、と思っていた。

人は子供から大人になって、学生から社会人になるんだから巣立っていく。分かっているけど少し寂しい。っていう祖父の感覚と同じように、人はいつか死ぬし、亡くなった人をいくら想っても戻っても来ない。分かっているけどお線香をあげながら仏壇の写真の祖父に何か話してしまう。

「分かっているのにでも」っていう気持ちの中途半端な居所に名前をつけてあげたい。



アンテナのチームミーティングが夕方からあったので新宿に向かった。
もう冬は終わりみたい、今年はあんまり雪を感じられなかった。

昨日、リハーサルスタジオに入っている時にスタッフから連絡が来て「ツアーのチケット申し込み、一般でも伸びててくれてよかった。頑張ろうね」と話してから大阪のチケット申し込みが全部なくなってから別のスタッフから「大阪!!」と✖️マークのついたスクショが送られてきた。
自分たちが目指そうとしている目標をスタッフも目指したいと思ってくれているのがありがたい。

打ち合わせ開始の時間よりも15分遅れて着いて始まった打ち合わせは今までと違って内容が詰まってて楽しかった。と書くと今までが良くなかった、みたいに聞こえるかもしれないけど、実際良くなかったことの方が多かった。でもそれは今までの話であって、終わってしまったことをいちいち掘り返すよりもこれからの話を沢山、足並みが揃いそうな雰囲気で進めれたので楽しかった。

ミーティングが終わって外に出ると雨が降っていて、雨の匂いが高校生の時の、下校時間あたりから降り始めた雨に少しジメッとした昇降口あたりに立っている時のような感じだった。雨の匂いと春の匂いはなんとなくいつも寂しい。

新宿で別スタッフと「オススメだ」というカフェに行った。「健康なパフェと、不健康なパフェどっちがいい?」と言われていたので「健康な方」を選んだけど、お店選びとパフェの種類を選択するだけで少しでも楽しくなっちゃうような、言ってしまえば「くだらない」感覚を持てることは多分才能。

店内は女の子と、数組のカップルしかいなかった。ピザと肉盛りとポテトサラダと、それから食後に苺と金柑のパフェを頼んで、梅酒とワインでゆっくりご飯を食べながらミーティングの話とこれからの妄想(夢)をあーだこーだ言いながら話した。

そういえば高校生の時もよくそんなことを話していた。大学生になってしまうと「就活」や「社会人」という勝手な先入観で生まれた「窮屈な大人」という謎な現実感が迫って来るのを感じていたし、そう考えると高校生の時の大人でも子供でもないあの3年間って言うのはやっぱりその時でしか味わえない特別さがあるのかもしれない。

カフェを出る時に、アンテナのCDをお店に渡した。

スタッフと別れてから、仙台の同級生から「3月の仙台ってもう売り切れたの?」とLINEが来て、「まだじゃね?」と返したら「予約枚数がなんちゃらで申し込めない」と返事が来た。
プレイガイドを確認するとプレイガイドの販売が終了していたので嬉しくなった。

「っていうか招待するから買わなくていいよ」と送ると
「普通に買いたかっただけ」
と来た。いいやつ。

仙台ワンマンがツアー開始1ヶ月前にあと数枚になってくれたことなんて言うのは初めてのことで、それも過去最大キャパのライブハウスなことも含めてすごく嬉しかった。

大阪のソールドアウトをスタッフが喜んでくれたように、それと同じぐらいお客さんが大阪ソールドを驚き、喜んでくれてるのをTwitterで見かけたし、「ソールドしてほしい」と呟いてくれてる方もいて、そういう「現象」というには大袈裟かもしれないけど、そういう現象がモーンガータの時よりも確実に多く発生していて、アンテナのスタイルとちっさな夢が少しずつ叶っていきそうになっているのを一緒に盛り上げて、喜んでくれる方の存在を実感している。

「復帰ワンマンはどのバンドでも注目されるけど、ツアーになるとどうかな」と言ってきた知り合いがいた。うん、その感じも分かる。
分かるけど、俺にそれを言って何になるのか分からない。「だからこういう宣伝したり」とかがつくわけでもなく、「どうかな」で終わるその言葉の真意はなんなんだろう。

で、東京ワンマンのプレイガイドも見てみたら、e+以外がもう△マークだった。

情けない話なんだけど、自分たちの冠イベントでこんなに早く✖️マークと△マークを見たことはないもんだからそれがすごく嬉しい。

今がゴールじゃない、たったの数百人の話だけど、やっぱりその目標や夢を喜んでくれる、一緒に盛り上げてくれる数百人の力強さがすごく嬉しい。いきなり甲子園優勝じゃなくて、地区大会、県大会、そういう一歩一歩を感じられている。

だから本当にありがとうと思う。

大きなメディアに沢山出ているわけでも、フェスにいくつも出ているわけでもない、でもアンテナを聴いてくれた人はきっと「良いものは良い」で心が動いてくれた方で、応援してくれて、喜んでくれる人たち。

東京ワンマンもソールドさせたい。

そのまま、北海道と名古屋にも広がっていけるように、アンテナのニューレトロで心地いいサウンドとライフソングなメロディと言葉がみんなに沁みていくよう、音楽に、自分に、これからも向き合っていくことがワクワクする。

ワクワクしている。

高校生の時に思い浮かべてたバカげた大人のイメージのように、ワクワクしている。

どんどん動いてきてる。
もっともっと、一歩ずつ前に前に、みんなで進めんでいけるように。

がんばる。




深い 深い 青 リリースツアーのプレイガイド一般発売が今日からだったので、盛り上げよう!と思ってインスタライブを夜にした。

アーカイブがあるので内容は省くとして、インスタライブをするときいつも事前に質問を集めるんだけど、「なんのパンが好きですか?」の質問が本当に平和でテンションが上がったのに、パンの話をすると音声が途切れた。


仙台と東京のワンマン、あと50枚でソールドアウトで、配信中に「今申し込みました!」という方がいたから仙台はあと48枚になった。
こんなにソールドアウトにこだわって、明言しているのは多分初めてのことだと思う。
(大阪はあと20枚ぐらい)(名古屋はまだまだ余裕)(北海道も50枚ぐらい)

それもメンバー全員で本気でソールドアウトを目指しているのも。

だってすごく良いアルバムだし(何回も言ってるけど)自分たちの冠イベント自体も久々なわけだし、活動再開、と言っても気持ちとしては一回死んでてまた新人バンドとしての気持ちでいっぱい。でも、活動休止を経てアンテナの本質みたいなところに改めた気づけて、改めて自信を持てて、だからその本質を貫くための準備が出来た状態で新人バンドみたいな意識の変な感覚。


おっきなタイアップがなくても、おっきなメディアに取り上げられなくても、仙台でアンテナがライブをしてきた中で一番大きな場所でのワンマンがソールドアウトまで見えてきてて、大阪も東京もソールドアウトが見えてきてて、インスタライブでも言ったけどどんな規模になっても自分たちの最大のメディア(という言い方にすると誤解を生むかもしれないけど)はファンの方で、アラバキを喜んでくれたり、ワンマンソールドしたいと言うと盛り上げようぜーとお客さんから言ってくれたり、実際のラジオやテレビのメディアの方もアンテナのことを好いてくれているファンだから放送に乗せてアンテナを流してくれたりしてくれるから、どこに行ってもファンが最高。


「初めて行くんです」も「まだ知って間もないです」も「ニキビくん(;;゜;ё;゜;;)」を知ってくれてるほど昔からの人も、最前も最後列もみんな優劣なしに立派な心強いファン!


進んでいくことを自分のことのように喜んでほしいし、そんな風に感じてもらえるように良いライブと良い曲作って、真摯に向き合うことしか出来ないけど一生懸命今はちっさいけど大きな目標ち向かっていきたい気持ちでいっぱい。


ラジオ局のスタッフさん、テレビ局のスタッフさん、バンドマンの方、自分たちの所属してるチームのみんな、みんなファン!

だからみんなが自分のことのように喜んでもらえるように、あと1ヶ月ちょっとで始まるツアー初日に向けて、そしてその先にもある目標に向けて、色んな準備をしていくから、みんなどうかたのしみにしてもらえたらと思う。
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北海道は岩ヰフミトくんのバンドセットで、実はご縁がすごくある方で、今回のツアーの対バン岩ヰフミトさん、シナリオアート、GOOD ON THE REELはみんなアンテナと数年前に対バンしていたバンドさん。さっきも言った「新人のつもり」っていう意味も含めてこのゲストバンドの皆さんとツアーを回れるのがすごく意味のあることだと思っています。初心にもう一度帰れるように、一個一個のことを大事にできるように。


今からわくわくだよー


だから今からちょっと練習して寝る。


この日記を読んで気になったり、周りに勧めてみたくなったり、色んな人を巻き込んでアンテナの音楽に触れてもらえるように、頑張る。

良い音楽の良いバンドだから。

と友達の石垣くんに話したら「街づくりみたいでわくわくするね」と言われた。本当にそうだなぁ。

どんな街にしようか、ってわくわくするね。


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