配信シングル「入道雲」をリリースして、楽曲やMVについて色んな感想をいただいたりして、夏はレコーディングがメインでそんなにライブもなかったから夏らしい賑やかさを今から感じられればいいなぁと願いながら、北海道に行った。

ライブは土曜日だったけど、俺はラジオ出演などがあったので木曜日の25日から北海道に入った。
FM NORTH WAVEの番組でパーソナリティの加藤ジュンさんと初めてお会いした。ジュンさんオンエアで話したこともそうだったけど、特にオフトークの時の話が好きな音楽が似ていたり

ジュンさん「あの曲を聴いてあのバンドを思い出したんですよ」

俺「あのバンドのサウンド感にしたくて作ったやつです!!!!」

みたいなことが多くて、あっという間の30分だった。高校生が多く聴いているラジオ番組だったので自分の学生時代の話をしたりしながら、やっぱり日々の小さな選択が枝分かれしていって今になってるんだなぁと改めて感じていた。
(この日記でも過去を振り返ることが多いけど、書いてるうちにまた軸を確認できるので楽しい)

北海道のライブではちょうど曲終わりの時にアンプから音が出なくなってしまって、あぁトラブル〜と思って対応しているうちにかつ丸が中心になって間をつないでくれた。ナイス。(対応に追われてほとんど聞いていなかったんだけど)
楽しかったし、もっと来たいと思う場所が増えて、増えて、でもなかなか行けなくて、そのうちまた増えて、っていうことが多い。くやしい。

北海道から帰って来てからは1日の半分以上を布団で過ごした。

今日「チケットが売れないから、売れないとお終わるかもしれないからライブに来てください」というツイートが流れて来てたので意図を見たけどあんまり理解できなかった。

「チケットが売れてないから来てください」ってそれはファンがどんな気持ちでライブ会場に足を運んで、どんな気持ちでライブを見るんだろう。そもそもそんな「あなたたちが来ないと僕たちはダメかもしれない」っていう脅迫概念が詰まった現状維持をするための意志のバンドにどんな気持ちを乗せればいいんだろう。

言いたいことはすごく分かるし、俺も、お客さんが離れてしまったらすごく怖いし、そりゃバンドを継続することも難しくなるかもしれないし。
でもなんていうんだろう、そのメッセージは反則だよ俺の中では。

3年前新宿ロフトで1000円チケットのワンマンをライブをして100人もお客さんが来なくて、前から4列目以降の人がまばらなフロアスペースを見て「あぁ終わるのかな」と怖くなったけど、でもその時来てたお客さんは、中には確かに「これしか人が入らないのは悲しい」と思った人もいると思うけど、でもみんな満員の時のライブハウスとおんなじぐらい良い顔をしていたし、その時のお客さんはあれからもずっとライブに足を運んでくれる。ライブ当日を迎えるまでものすごい焦ったし、フォロワーさんにDMを送ってライブのお誘いもしてたし、そんなDMもTLに晒されて「DMきたんだけど行くかよフォロー外すわ」とも言われたこともあったし。それもショックだったけど、でも「売れてないから来てください」っていうお願いはしなかった。そりゃまぁ、迷惑だよなぁ、とも思いつつそれぐらい、俺もなんとかしたかったんだよねごめんね当時のフォロワーさん。

良い音楽や楽曲を作るっていうことだけ単体で考えたら極論、お客さんは関係ないかもしれない。でも、活動していく中での意識にはお客さんがいて、メンバーがいて、スタッフがいて、それは音楽ではなくて人間として、関係がある。メンバーが抜けても当時サポートとしてかつ丸を紹介してくれた仙台マカナの店長さんが、寂しいフロアでもワンマンを底抜けで楽しんでくれたお客さんが、「こいつの作る音楽には未来がない」と心の中で思ったかもしれないけどついてきてくれたメンバーが、結果論かもしれないけど、あの時の数からファンを増やしてくれた。少ないと感じるかもしれない10人が20人にしてくれたし、20人が40人にしてくれたし、だから俺たちはライブに来てくれるお客さんにも、もちろんそれ以前に自分たちにも先々の夢を見ていられるようにしたいと思っているから、「チケットが売れていないからライブに来てください」にはなんの未来も感じないし、それはファンにも自分自身にもとても失礼だと思う。俺がバンドのファンなら「チケット売れてなかったけど来てくれてありがとう!」じゃなくて「俺たちの音楽を見に来てくれてありがとう!」が聞きたいし。

なんてのも、結果論かもしれないし、確かに俺が今リアルタイムでそういう状況だったらこんなこと誰かに言われたときに「うるせーよ綺麗事言ってんなよ」とかしか出てこないのかもしれないけど、でも、根底の部分は変わらないし。

ファンにバンド存続の責任は本来1ミリもない。
いつだって自分たちが決めること。

でも、バンドが続けられるのはお客さんのおかげ、の部分はある。けどそれは、「大学に受かったのは予備校のおかげ」とおんなじもんで結局「予備校で自分がどれぐらい勉強をしたか」なだけでバンドが続いているのはお客さんのおかげもあるけどそれは「どれぐらい音楽に向き合えたか」だと思う。

客が入らないってことはだめな音楽なのか、というと、全然そういうことじゃない。良い音楽が知られていないことも多いと思う。でも良い音楽を広めてくれるのは色んなプロモーションや戦略もあると思うけど、一番は自分たちが自信を持って「良いでしょ!」というものに反応してくれた10人、20人で、それは数の問題ではなくて好き濃度だと思う。新曲を出すたびに怖い、ライブを迎えるまで怖い、でも俺たちは現状維持のためにお客さんと時間を過ごすんじゃなくて、その先のもっと大きな未来を生きたいと思えるライブに出来ることが一番、来てよかったの感動を感じてもらえるんだと思う。だから俺は俺が「最高」と思う音楽を作りたい。

と、いうことも改めて感じることの出来た北海道でのライブと、今日だった。


次は福島、仙台、岩手の三連ライブ。東北!


2月のチケットみんな無くしてないよね😠?


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