マンガアプリで毎週火曜日に連載されていたマンガが今日最終回を迎えたので、これからの火曜日の楽しみが1つ減ってしまった。


漫画の最終回とかで多い、後日談や数年後の話をしてプチオフショット感で終わるのがあまり好きではなくて、好きではないというかなんとなく寂しくて、自分が感情移入していた登場人物が明日から、来週から、どう生活していくのかを見れないのが、オフショット的な話を最後に見せられるからか余計に寂しく感じる。


めちゃイケの最終回の時も岡村さんの「来週もあるかもね!」と、おなじみのテロップがやたら寂しかったし、クレヨンしんちゃんの声優さんが変わる時の15秒ぐらいの話もそうだった。
「終わり」を知ってるから、逆らえないなにかに対して持つ感情が無意味なことを知っているから、多分余計に寂しい。


他人に介入することを大人になるにつれてしなくなっていった。

例えば恋人からの別れを告げられるような、メンバーから脱退の申し出があるような、その時は多分「そっか分かった」とすんなり受け入れる。

友達とご飯に行こうとなったときに「○○に食べに行こう」と言われても「おっけー」とすんなり受ける。


別れよう、脱退したい、○○に行きたい、と言われた時に反対するような、そういう自分本位でいい意見はあまり出なくなった。

楽曲制作や事務所、マネージャーと話す時には完全に逆で、おかしいと思ったことは全力でおかしいと言うし、そういう場面では人と180度違っても自分本位の意見を言う。これがものすごい疲れる。ので、私生活の別の面ではわざわざ反対意見を言わないようにしているのかもしれない。


反対のことを言うことでその矛先にいる誰かを不快にさせるかもしれないし、傷つけるかもしれないし、そう考えると恋人が別れを告げた時や脱退話に反対することで「めんどくさ」と思われたくないし、波風を立てなくていい場面ではわざわざ立てなくてもいいんじゃないか、と思う。

すごく冷たくて、臆病な心。

相手にとってみれば都合の良い優しい存在かもしれないけど、友達からしたら「お前はセフレ止まりなタイプだ!!」とゲラゲラ笑われたこともあった。

でもさ、相手に踏み込んで入り込むことは基本的にすごく怖いことで、今までの関係をボロボロに壊してしまうかもしれないし、少なくとも自分が踏み込むことでもう今までの関係では良くも悪くもいられなくなるってことだよ、それってどうなの?現状維持だけではいけないの?

とずっと思っていた。


誰かを想っていただけのはずの気持ちは「届かない」と分かった時に急に執着心に変わって、執着心は空回りして自分をただ苦しめるだけだから、そういう時は「まぁ、こんなもんか」と一歩引いて考えることにしている。こんなもんかの魔法。


両親が決めた離婚に対して子供がなにを言っても無駄だ!と思った時からすぐは誰かがいなくなるのにやたら怯えて友達と喧嘩をした時は「ごめんね!!!!」としつこいぐらいに謝って関係を繋ぎとめようとしていたし(これも結局は空回ることが多かったけど)、それを越えてくると、他人に介入すること自体を避けるようになったけど、結局根本はそれでは変わらないことが多かった。


終わりが来てしまうぐらいなら、始めなくていいじゃないか、程よい距離感のままでいいじゃないか、と思うけど、自分たちのバンドが続いていて状況が上向いて来ていることを思い返すと沢山揉めて、ぶつかって、良いことも嫌なことも共有出来ることを恐れる必要はなくて、そこには目には見えない信頼関係があるからだと思う。


こんなもんか、で終わらせたくないと思うものが増えてきてしまって、大事にしたい人が増えてきて、どこまで気持ちをぶつけたらいいのか探り探りなことを未だにたまにしてしまう。いい大人なのに。


音楽との別れも、お客さんとの別れも、メンバーとの別れも、スタッフとの別れも、友達との別れも恋人との別れも、家族との別れも、全部来なきゃいい。本当はいつもそう思っている。でもそれを言ってしまった時点でもう相手との距離は言う前と少し変わってしまうから黙ってる。


離れていく人にすがりつくように大泣き出来る人は、本当はものすごく強い人。


俺は自分を強く「見せたい」人。臆病で怖がりでズルい自己保身をしたがる人。


なにを言っても側にいてくれる友人やバンドマンや関係者にとっても恵まれたおかげで、音楽を続けられて素敵なお客さんにも出会えた。

守りたいものがたくさん増えてきて、だからたまにフッとすり抜けていってしまうんじゃないかと怖くなるけど、多分まだまだ俺とみんなの最高は終わらないんだと思う。


そういう気持ちを込めて最近歌詞を書いている。今までの書き方と違くて、相手に踏み込むことは自分にも踏み込むことだからとってもむず痒い。けど楽しい。早く受け取ってもらいたい😌


出会ったタイミングなんて関係なしに一緒に色んな景色を見れるようにかっこ悪くてもみんなの未来を変えてしまうような、そういう気持ちに変わったのが活動休止から明けた頃。


最終回の漫画を見た時に、寂しいという気持ちになってふとそんなことを思い出した日。



一応、何かあったわけでもないし、凹んでるわけでもないし、むしろ楽しいって気持ち。深い意味はなにもない✌️