月別アーカイブ / 2020年05月

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福岡市立の学校で全員登校が始まります。一方、国境や市境を封鎖できない以上、市内や県内で新規感染者をゼロにしても外から感染者が一人でも入ってくればいつでも広がる可能性があるわけですから、児童生徒や保護者の方の中には学校再開について不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。


そこで、教育委員会から報告を受けた内容について、2つの取り組みをシェアします。

安全対策とオンライン授業についてです。

まず、学校の消毒を充実させるため、全ての学校に消毒を行っていただくスタッフを専属で採用して、毎日、小まめに消毒を行います。採用手続きが整うまでは、学校の先生によって1日2回の消毒を行い、順次各学校に配置していきます。

また、各学校に消毒液や換気に使うサーキュレーターなども購入します。

特別支援学校は、スクールバスを使って登下校を行っていますが、バスの中が密になることを避けるため、スクールバスを増便します。

一方、それでも子どもに基礎疾患があったり、諸事情で登校させるのが心配な保護者もいらっしゃると思います。

そういった子どもたちには保護者の判断で早速オンラインで授業を受けられるようにします。すでに教育委員会として生徒を交えたリハーサルを完了しています。

児童生徒に一人一台のタブレットが揃うのにはもう少し時間が掛かるので、当面はそれぞれのご家庭のパソコンやタブレットなどのネット環境を使っていただければ、教室と映像で繋いで授業を受けられるようにします。欠席にはしません。

分散登校の際に諸事情で登校しなかった人数は把握していますが、明日からの全員登校で実際に今後も登校しない人数が正確に掴めますので、オンライン授業について、小学校では順次対応します。

中学校は一部端末が足りないものを現在発注しているので、遅くとも6月中旬には全てのクラスでオンライン授業対応可能になります。

北九州市の小学校でクラスターが発生したという例もある中で、子ども自身の健康状態や保護者の考え方も様々であることを考えれば、これからのコロナと共存せざるを得ない社会での学校は、登校学習とオンライン学習を併用する形になりそうですね。

いずれにしても、このほかいくつか暫定的な措置なども予定していますので、明日の朝の会見と教育委員会からの発表により、今後の対応策についてお知らせしていきます。


福岡市長 高島宗一郎

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福岡市内で今日は137件のPCR検査をしていますが、全て陰性でした。

そして先ほど福岡県知事から、北九州市については18日までは接待を伴う飲食店とライブハウスへの休業要請を延長する一方、福岡市内については、接待を伴う飲食店やライブハウス、カラオケなどへの、全ての休業要請を全面的に解除するという会見がありました。また外出自粛も解除して、首都圏や北海道を除く県外への移動自粛も解除するとのことです。

ようやく様々な要請が解除されて嬉しい一方、現在の北九州市の状況を見ると、とても手放しで喜べません。北九州市でも感染者ゼロが23日も続いていた状況から一転して、急激に感染者数が増えてしまいました。

国境や県境を閉じることが出来ない以上、ゼロリスクや感染者ゼロを求めるならワクチンが出来るまで1年以上ずっと巣籠もりしなければなりませんが、そういうわけにもいきません。

福岡市でも同じことが起きないとは言えないことからも、常に自分は無症状感染者かもしれないという意識で、気を付けながら日常を取り戻していくことが必要になるということですね。

さて、特別定額給付金の郵送については、今日までに、すべての申請書を郵便局に持ち込んだとの報告を受けました。お待たせをいたしました。郵便局からは、頑張って明日にもお届けしたいとのことですが、一部は週明けになるとのことです。

またオンライン授業の進捗や学校運営など、今後の学校のあり方について教育委員会から報告を受けていますので、月曜日には会見でお話出来るように準備しています。

福岡市長 高島宗一郎

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福岡市地下鉄でのマスク着用ありがとうございます。昨日の日本小児科医会の「2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめるべき」という見解を受けて、今朝から福岡市地下鉄でも保護者の判断で同様の対応を行なっています。


もちろんその他特別な事情のある方も着用しなくて結構ですが、趣旨としては他人に飛沫を飛ばさないとともに、車内での会話を控える協力をみんなですることで、窓が開けられなくて対策が難しい地下鉄車内のリスクを下げることです。


鎖国しているわけではないので、今後も感染リスクをゼロにすることは出来ません。北九州では昨日、新たに6人の感染が確認されました。いつもウイルスは近くにいることを意識しながら、日常生活では常に新型コロナウイルスに各自が気をつけながら行動することが大事になりますよね。

いずれにせよ、より良い方法があればアップデートしていきます。


さて、そうした中、福岡市の創薬支援スタートアップ企業のKAICO(株)が、新型コロナウイルスの抗原・抗体の開発に成功しました。

専門用語が多くて難しいので、素人の私が理解した範囲で出来るだけ簡単に例えます。


実際には感染しないけど、新型コロナウイルスにそっくりなもの(抗原)を組み替え遺伝子で作ることで、それをワクチンのように人の体に入れたら、本物の新型コロナウイルスに感染しなくても体の中にその抗体が出来るというもの。


しかも、従来その抗原を作るためには鳥の卵などを使っていたのですが、KAICOさんはカイコを使うことで従来のやり方と比較して開発時間を1年から3ヶ月に、生産コストを50%ダウンさせることができるそうです。ちなみに30日で30万人分のワクチンが出来るスピード感ということで、最終的には注射では無くて薬のように口から飲む形を目標にしているそうです。


ちなみに九州大学では日本中の突然変異のカイコを約100年間集めて研究、分類しているので、一頭(カイコは匹では無く頭らしい)で必要な物質を大量に生み出す種類のカイコが分かるノウハウを持っているのです。そこで低コスト大量生産が可能とのこと。


KAICOの大和社長と九州大学農学研究院の日下部教授が研究拠点にしているのが、福岡市の産学連携交流センター(FiaS)です。大学の研究機関と民間企業が一つ屋根の下で新しいチャレンジをする拠点。大学発スタートアップの大きな成果です。


これをいかに早く製品化するか。

これからはそれらを薬という形にして販売するための、製薬会社のパートナーを探しているそうです。


注射ではなく飲む形になれば、冷蔵保存などに気を遣う必要もなく、アフリカなど発展途上国での活用もかなり期待が持てます。

新型コロナウイルスのワクチンは世界が待ち望んでいます。


福岡市発の創薬支援スタートアップ、KAICOさんに期待デス。


福岡市長 高島宗一郎


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