ダービーなので色々勉強してみました。

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ネアルコは現在のサラブレッドの9割近くにその血が入る種牡馬です。

直系産駒のナスルーラからはクレイゾヴリンを経由してコジーンやトニービンへ。

ロイヤルチャージャーからはターントゥを経由、サンデーサイレンスやブライアンズタイムへ。

そして二アークティックがノーザンダンサーやアスカペイドを出しアスカペイドからはワイルドアゲインを経由してトランセンドなどにも繋がります。

そして母系に入ってもミスタープロスペクターの母父はナスルーラの産駒なのでここからも血を広げています。

つまりちょっと前のサイデーサイレンス、トニービン、ブライアンズタイム。ノーザンダンサーも全てちょっと遡ればネアルコにたどり着き、今リーディングを独走するキングカメハメハにもネアルコの血は流れているわけです。

今年はダービー出走馬の全頭がサンデーサイレンスの孫という事態に。

将来的には日本はもとより世界にも血を広げて行く事になるのではないでしょうか。

すでに海外で種付けした産駒からもG1馬を出し、去年はステイゴールド産駒のナカヤマフェスタが凱旋門二着。

ネオユニヴァース産駒のヴィクトワールピサがドバイWCに優勝。

先日もエアシェイディが韓国での種牡馬入りを発表。

サンデー直仔が全盛の時代なので孫の世代の一流馬は日本よりも海外での種牡馬入りも増えていくのではないでしょうか。



ちなみにネアルコの直系ではないミスタープロスペクターももう少しさかのぼれば二頭ともファラリスという馬にたどり着きます。

全てのサラブレッドは父系をさかのぼれば3頭の祖先しかいと言うのはこういう事で、近い将来、残り2頭の系統も消えて行こうとしています。(母系には残るわけですが)

サンデーサイレンスが将来そのような特別な存在になる可能性は十分にあります。

枝葉を広げたノーザンダンサーはもはやネアルコに近い存在。

ディープインパクトを始め、サンデー系の活躍馬もほとんどその血を持っています。

そしてミスタープロスペクターもそれだけの勢いを持っています。

この二頭はどちらもアメリカ、ヨーロッパでそれぞれ現地にあった独自の系統を発展させました。

ミスタープロスペクターにしてもアメリカ向けのダート短距離血統だけでなくキングマンボなどはヨーロッパのチャンピオンディスタンスでも結果を出し、日本でもキングカメハメハがサンデー系を抑えリーディングを取りました。

サンデーサイレンスがこの二頭と肩を並べられるかは海外で血を広げられるかどうかです。

本当ならトップクラスの直仔(極端言えばディープインパクト)を直接海外に送り込むのが1番ですが、現実問題それは出来ません。

生産者の皆さんはサンデーの血を世界に広げる為に生きてるわけでは無いからで、優秀な種牡馬を放出する道理はないのです。

ただ先述したように孫の代なら話は別。

まだこれから産駒をデビューさせるサンデー直仔もいるわけで父がバリバリ現役なヴィクトワールピサやペルーサ。

また母父サンデーでつける繁殖を選ぶようなローズキングダムやトゥザグローリーなんかはいまの時点ではそこまで貴重な存在ではないのです。

(単純にトゥザは放出したくありませんが)

サンデーが特別な存在なのは世界も十分わかっています。

実際ハットトリックなんかはアメリカにいたり、G2クラスの馬ですでに輸出されている馬は多数います。

さらに孫の世代で世界に出る馬が増えればと期待は高まります。

サンデーがそうであったように一頭の革新的な血はあっという間に血統地図を塗り替えます。

個人的には晩年を迎えつつあるダンスインザダークやスペシャルウィークなんかはヨーロッパも合いそうなんで放出しても面白いと思うのですが。

(スペシャルは放出したくありませんが。)

なんにせよサンデーの血が飽和しかけてる事自体はたいした問題では無いと思いますが、日本でチャンスを潰し合うよりは海外へ。

その需要を得るためにはヴィクトワールピサやナカヤマフェスタなどのさらなる活躍で世界にアピールしたいところです。