事務所NGが出てたから
言えなかったこととか
いっぱいあるんだけど




そのうちの1つ。
髪について。



芸能活動を始めた直後
(つまり12年くらい前)

妹ができました。

一回り近く歳の離れた妹。
私を捨てたパパが
どこかで作った妹。

パパと一緒に住める妹。

それなのに"お姉ちゃん"まで欲しがる
贅沢でワガママな妹。

亡くなった弟には
呼んでもらうことすらできなかった
『お姉ちゃん』
と、私を呼ぶ
私によく似た顔の、女の子。





都合よく呼び出されては
ベビーシッターをさせられて

『その子と同じくらいの年の頃には
パパの女絡みの揉め事で家庭崩壊して
ボクは、どっかの親戚の家に居たのにね』

『その子より幼くして
弟は亡くなったのにね』


『どうして、その子と住むの?
その子には家庭があって家族がいるのに
そこに姉まで与えなきゃダメなの?』

『ボクと一緒に住んだこともないくせに
幸せな家庭を見せつけるのは
嫌がらせ?のろけてんじゃねえよ』

って恨み言を、無理やり飲み込んで


【優しくて、可愛くて、なんでもできる】
【自慢のお姉ちゃん】

を、要求された通り
やり遂げてみせた。

(※幼少期から10代後半までずっと
一人称がボクでした。)

でも鏡が見れなくなった。

自分の顔を見るたびに
パパや妹のことを思い出して

悲しくなって、苦しくなって
どんどん疲れていった。



そして、それは義務教育中から
成人してパパと絶縁するまで続いた。

ーーーーー


前髪をパッツンにしてるのは
おでこの古傷を隠すためです。


弟が亡くなって
母がおかしくなり始めて

公園で遊んでても
知らない男の子に駆け寄って行って
ボクのことはチラリとも見ないような

そんな時期があって


ボクどっかから落ちたんですよ。
(3歳くらいのときの話)

そしたら、おでこ怪我しちゃって
今でもボコボコしてるというか
なんか傷になってるのね

それが、すっっっっっっっごく嫌。
思い出したくないから隠したい。

いっつも前髪で隠してる。

(もう他人には、わからないほど
薄くなってるんだけどね。)

パッツン前髪しかできない。

でもパッツン前髪は
妹に似ちゃうから怖い。




前髪は、傷が隠せる程度で
切りすぎるくらいがちょうどいい。

ーーーーー


妹がパッツン前髪で黒髪ロングだったから
少しでも似ないように
金髪にして生きていた。

ただのオタクで
やや引きこもりなのに
金髪にしてるだけで
『怖そう』『遊んでそう』
ってさんざん言われたけど

他人の評価なんて
どうでもよくて

ボクは、ただ普通に生きたかった。

服を買いに行った時に
試着室の鏡を見たかった。

ショーウィンドウに映る自分を見ても
泣かない人になりたかった。

友達とプリクラを撮りたかった。

卒業アルバムの写真とか
修学旅行の写真に写りたかった。


それだけなんだよね。



中学は厳しくなかったけど
(成績がよかったから
文句を言われない階級にいた。)

さすがに卒業アルバムだけは
黒髪じゃなきゃダメだったから

腰まで伸ばしてた髪をバッサリ切った。



長い髪が大好きだったけど
卒業アルバムと天秤にかけたら
なんか...。切っちゃえ!って。



高校は自由だったから
ずっと金髪で通ってた。

金髪だったから安心して
また髪を伸ばせた。






ーーーーー


グラビアデビューが決まって
『黒髪じゃなきゃ...』
って話になって

また腰まであった髪をバッサリ切った。


長い髪が大好きだったけど
黒髪にするために切った。



それから2年くらい。

頑張って伸ばしたけど
もう無理。


かなり前から限界だった。



鏡が怖い。



正直、妹(義務教育なう)とは
もう似てないんだと思う。

何年も会ってないから知らんけど




それでも怖い。
どんどん病んでく。


どんどん笑えなくなってく。


寝不足になって
どんどんクマが濃くなって

どんどんブスになってく。





事務所をやめて
グラビアアイドルを引退して
髪についての制限がなくなった。





職場(超理系の事務です)に
『髪を染めたくて...』
って相談したら


うちの部署の上司が
『おっけー🙆金髪!?いいね!
華やかだね!女の子だし
オシャレ楽しみな\(^^)/』
って言ってくれた。
(紅一点なう)



やっと、染めれる。





そもそもアイドルとしてもさ
やりたかった方向性は違うんだよ。


がっつり金髪で
『吸血鬼じゃよ(OωO)』
ってしたかったの。


金髪=ヤンキー
なんて考えよりも
オタクは
金髪+ツインテール=高飛車ツンデレ
って考えを持つべきなの。

破天荒ロリでも可。




自分を、取り戻すんだ。




ーーーーー


嫌なことを忘れたり
乗り越えた気になるのが
『大人』だの『成長』だの
言う人が居るけれど

私は、違うと思うんだよ。


嫌なことや、ツラいことって
忘れられるはずがないし
乗り越えられるはずもない。

自分の苦手なことや
避けたいことを把握して
ちゃんと回避することこそ

『大人』

だと思う。


職場の許可もとってるんだし
誰に迷惑をかけるでもないし

『逃げる』と『回避する』は
似てるようで、全然ちがう。



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とりあえず高1の時。
ガラケーで撮った自撮り。

(コスプレ画像はよく加工するけど
この頃の顔面を目指して加工してます)





早くて10/22
遅くて10/29
くらいに染めますね