あの夏わたしを誘拐しなかったきみへ


小学5年生には今161cmある私の身長と、幼どいの身長は大して変わらなかった


一年
また一年と経つごとに私の背は何センチも何センチも大きくなるもんだから、どうせなら170cmを越えてほしいなあという母親と私の野望は身長的な成長がピタリと止まった一年後の小学6年生になる頃には打ち砕かれる


顔も今より何故か鋭利な顔をしていて、セルフ整形をする以前(詳しくは昔のブログをよんでね)だったこともあり小学生とは思えない烏龍茶のような甘味もクソもない顔をしていて、好き嫌いが今の10倍はあったせいなのかガリガリだった



電気屋に行けば店員に間違われ
新宿に行けばアジアからやってきた異国の民と間違われ
沖縄料理店に行けばサービスでーす、ってお酒を出されそうになる



どんぐりみたいなまぁるい目と子供特有のふにっとした肉付きで卵型の丸顔でツインテールとか、ぼんぼんのついた靴下とか、そういうの似合う女の子とは程遠く、大人からわりと冷めた対応が常
もちろん同級生からもでかすぎるしアジアofアジアすぎる顔つきの私は、なんというか友達になりたい存在でも恋したい存在でもなかったかな


自虐とかじゃなく客観的に言うとこんなかんじ



だから変に冷めてく速度も早くて
毎日大人になりたかった
はやく何もかも枯らしたかった




花があるところには害虫もやってくる、じゃないけど私の通っていた小学校の生徒たちは変質者に遭遇することが多々あった



私の通っていた学校の制服は可愛いくて、小さな子供がちょっとオーバーサイズのそれを着てる様子は微笑ましい以外の何物でもないんだけど、そういうところに目をギラつかせる異質な人間も沢山いたんだよねきっと外の世界に



そんなことに気がついたのは大きくなってからだよ
一生懸命正しい大人に守られていた
「こんな変質者がでて、我が校の生徒にこんな風に声をかけてるみたいです。だからこういう対策をします。」みたいなことを、よく朝礼だか終礼だかで担任の先生なんかが話していた。
思い出してみるとかなりのペースでそんな話しをしてた気がするから、この世ってなかなかにまずいよね




友達からも実際に「登校中に変な人に追いかけられた」とか「露出狂に遭遇した」とかそんな話しを聞いた
子供だったからか、強固なる学校の対策のおかげなのか、どの子も深刻なトーンでというか明るいトーンで
なんならいっそ面白ニュースのように話す子が多かったのが印象的だった


私も私で子供だったし、そっかぁそんな人がいるんだぁくらいにしか感じてなかったけど
本当はすごくこわかったのかな、と思うと胸がザワッとする
かなしかったこと、こわかったこと、私自身結構明るくはなしてしまうようになってしまったから





少しだけ話しが逸れたけど、
冒頭のほうで書いたように世間の幼女からはかけ離れた幼女どいだったから私自身は妙な人や妙なことに巻き込まれることはなかったんだ
さっきも書いたけど、大人から冷めた対応されることも多かったし、ひねくれて、自分は性対象にならんという妙な自信に似た何かさえあった





小学校何年生だろう?
そんなに小さい学年の頃ではなかったかな
たぶん小3くらい
制服が夏服に変わって、学校から家に帰ってると20代〜30前半くらいの自転車を押した男の人に声をかけられたんだ



「すいません、〇〇(ホームセンター)はどうやって行くんですか?」


〇〇はそこから車で30分くらいかかる場所にあるホームセンターだった
偶然にも家族でよく行くところだったし、あ〜どうやって説明したらいいんだ?って悩んだ

いつもは大人に間違われてたけど、がっつり制服をきて登下校時間でランドセルも背負ってたし小学生に聞くなんて変わってるなと、ふと思いながらも


あっちかな
こっちかな
とか、男性と数分話していたんだけどいかんせん説明のしようがなくてどうしたもんかなーと思ってると一緒にきて案内して欲しいと言われる


車でしか行ったことなかったし、まじに方向音痴だからそれだと二人して露頭に迷うから無理だなと思って、断ると「じゃああっちに行ってみます。ありがとう!」で〇〇に行きたいマンは自転車に乗って去っていった




上手く案内できなかったのが悔しかったのと、子供心になんで大人が小学生にそこそこ遠い場所の道を聞いたんだ?馬鹿か?という想いから何年もそのことを覚えていた




それから時が経ち
今度は時が数年前の話し


夜の23:30過ぎくらい
この日も妙に細かいことを覚えてる


終バスもすっかり出ていて換算としたバスターミナルを横目に、私は徒歩で自宅へ帰ろうとしていた


「すいません。〇〇(焼肉屋)ってどうやって行くんですか?」



その声の主はまた20代〜30代くらいの男性で、やけに真顔だったのが印象深い。
(小学生のときの人とは別の人だよ)


〇〇はそこから車で20〜30分くらいの焼肉屋で、そこも家族でよく行くもんで知っていた
営業時間のことも
そう、もうこの時間とっくに閉店している


車とかタクシーで行くんですか?って聞いたら徒歩だって
徒歩だと一時間くらいかかるよ、っていったらついてきて案内して欲しいと言われる



いやその手口〜〜〜!!!!
数十年前小学生のときにもあった〜〜!!




え、
小学生のときのあれって…?




脳内で色んなことがリンクして爪先がサッと冷たくなるのがわかった



とりあえず焼肉屋閉店してるけど一時間徒歩で行きたいマンに「いや親が今から迎えにくるんで」と言って車通りの多い道へ去る
そうするともう、ついてきたりはしなかったな




あの夏に〇〇に行ってたら
私はいま生きてたのかな


あの日閉店した焼肉屋に行ってたら



色んなこと
やっぱり考えてしまうよね



もしかするとそこに悪意は0で
全ては偶然が生み出した違和感で
そう思うこともできるだろうけど
今となってはもう永遠にわからない



ホームセンター行き男(読み:ホームセンターいきお)に関しては不審者だとも気が付かないで何年も実際経っちゃって




焼肉行き男は単なるナンパという説が濃厚だけど、だとしたら手口が怖いのでナンパとしては見直した方がいいにも程がある
夜もふけて閉店した焼肉屋という設定がまずサイコすぎる発想




焼肉行き男に対し、ホームセンター行き男はにこやかで口調も穏やかで見た目もなんなら好青年風だったから、焼肉行き男がいなかったら不審者だったなんて気がつくことなかっただろうな



だからといって焼肉行き男に感謝!とか1ミリもないけど



1番こわいタイプの悪人っていうのは、わかりやすく悪人の格好なんてしてくれない
私達が言ってほしい言葉をくれたり、ニコニコしてたりするもんなのかもね
決まってそういう奴は自分より弱そうにみえる人間を探してる



そんな奴の毒牙に
どうか、
子供も大人もどんな生き物も

誰ひとり傷つけられることがありませんようにと
夏と程遠い季節の今日も想う

ヤホッホ!
突然だけどわたし生まれた時は完全なる一重だったんだ



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後述していくけど、顔の出てる面積が多いのはどうしても無理で髪で顔が隠れがちな髪型にいつもしてるから、目がわかりやすい写真あんまなかったんだけど今は薄い奥二重っていうのかな
まぁそんな感じ



一重って一言でいっても色んな一重があるよね
脂肪薄めで手で押したりすると二重になる一重の人
私はそれ
しかもそんな目つきのいいそれではなくて、オギャーって瞬間からアサシンみたいな目をしていたよ




一重でいることに嫌だなぁとか、自分発進では思ったことはなかったんだけど周りはそうじゃなかったみたい


幼稚園とか小学生の頃から、大きくなったら整形しなきゃねとか早いうちからアイプチしなきゃね、とか押してクセをつけた方がいいよとか色んなことを言われたね
よく知らないような大人にも、当時周囲にいた自分と同い年くらいの子供にも




考えてみたら異常な話しなんだよ
20、30と年の離れた子供の顔面に大人がくちを出すことも
他人の瞼の上に線があるか否やで、ごちゃごちゃ言うことも
同い年の子供も考えてみたら、他者の顔面のことをあーだこーだ言われることも


とはいえ他人の言う発言を事前にどうこうなんて、出来ることじゃないし通り魔的に起きるそれは自分で文句を言うなり飲み込むなり適度に処理してた
そして子供だった私は素直に受け止めてしまい、自分がいけない生き物のように思う日もあったりなかったり


あと目つきがアサシンだと実際困ったことも多くて、例えば誰かの説教が始まって真面目に聞いてると「なんだその目は?!」って大概ブチギレを加速させたし、第一印象は結構な確率で無愛想とかそんなだったかな



必要以上にニコニコするように心かげてたら、逆に1人で笑う癖がついてしまい今では知り合いに「こないだ道で1人で笑ってたとこみたよ…」って気まずそうに言われたりしてる
なかなか笑えるよね、それは結構気に入ってる





話しを戻すと、
私は幼き頃からあんまりにも目のことを言われたもんで自分の顔は異常なんだなという結論を導き出した


小3〜4くらいにもなると多感だったのでなんとかこの目を矯正?しなくてはと思うようになった



24時間アイプチをした
アイプチがどうしても出来ない時はなるべく目を押して二重にするクセをつけた



今思えば脅迫概念に近いね
結果として、まずは左目が奥二重になりその数年後アイプチのしすぎで炎症を起こして怪我みたいになってしまった右目が怪我の影響でさ非対称な奥二重になった


荒療治にも程があるけど当時は喜んでた気がする
これでもう何も言われないのかなって



現代は整形もポピュラーになった
整形以外にも色んな考え方やアイテムも増えた
色んな物事に対しても多様性に富んだ、色んな選択ができる時代になってきたと私は思う



かけられてしまった呪いって結構しぶとくて、私は今でも顔が出るのが怖くて、でもバンドマンだし表に出ることもそりゃあるので自撮りをのせたり、他撮りしてもらったり、そんな機会があるけどやっぱり顔を一部隠したり顔が隠れる髪型が落ち着いてしまう


自撮りをする時はそりゃもうゴッテゴテに加工するし、フルCGかよって写真をあげる
目つきで叱られるのが怖くて、やけに目を見開いてしまう(結果白目になってたりする)

ちなみにアイプチやアイテープをやりすぎた私は、ちょっとしたノリでかぶれてしまうようになった
それらの製品はもちろんマツエクなんかも人生でやれることはもうない



長く身の上話しを書いたけど、
世の中には色んな呪いをぶつけてくる人がいると思うんだよね



たぶん私があのまま目のことを言われ続けてたら、本当に心をやられ切ってたと思うし、いまだってそんな快活な人間ではないけれどもっと自己否定を繰り返して暮らしてたと思う



いつしかコンプレックスになってしまった目を、かなりデンジャラスかつ体育会系な方法で克服してしまったし、相変わらず三白眼でも私は今の目が気に入ってる(アイプチ24時間はただれて危ないのでこの方法は真似しないでね笑)
何故か昔の目もそんなには嫌いじゃなくなった


残念ながら目つきはまだアサシンのままで、叱られることはしばしば


容姿の否定
職業の否定
性の否定
服装の否定
エトセトラエトセトラ

あげたらキリがないくらい、世の中は関係ないくせに他者に呪いをぶつけてくるクリーチャーが悲しいけどいるね
実はそういうクリーチャーって、自分自身にかけた呪いを、他者にも撒き散らしてるんだよね

そんなところだから、日の下歩いてくのも楽じゃないなってことも多いと思う
それでも自分が楽で最高〜!と思えるものだけを選んで皆に生きて欲しいな
無益な呪いとは、戦う必要なんてないよ


色んな人から容姿のこととか、恋愛のことだとか、精神的なことだとか、最近メッセージもらうことが多くて、ふとそれで色んなことを思い出したりなんかしてこんなブログを書きました


被害者に「もっと気をつけることが出来たんじゃないか」っていう人間にはなりたくないやー


たとえば
辛いコンプレックスを乗り越えて整形したり自分を変えた人に、親からもらったうんぬん言ってくるやつ、それは間違いなくお前が言うことではない

SNSの投稿、インスタとか画像加工を楽しんでる人にやたら揚げ足をとるやつは、たぶんだけどあんまSNS向いてない
己の肉眼そのもので世界を見るのがオススメ
バードウォッチングとか楽しいし、癒されると思うよ


 


今回はわりと見た目のことに特化して書いたブログだけど、ライブも毎回色んな気持ちでステージに立ってる



舞台に上がるのが怖いことの方が多いけど、それでも自分で選んだ道はどれもいつも危険で、笑えて、たのしかったな


コンプレックスを殺すことを、
とやかく言う人もいるかもしれない
そしたらうるせぇ家で寝てろって言ってあげよ!
おめー私の人生から出てけって




誰かの憂鬱をまた音楽で殺せますように






次回ライブ
6/2名古屋サカエスプリング




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※詳しくはサカエスプリングでググってな!よろ!ウッス!!!






今日のブログは丸ごとアベンジャーズIWの感想です
観てない人も、アベンジャーズもマーベル自体も私の人生に関わりないのって人たちにも、なるべく楽しい記事になるように今から頑張ってみます





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ネタバレはないように気を&つけてるけど、万が一ってこともあるしネタバレ絶対無理マンの人は急いで映画館に駆け込み寺してきてから、こっから先は読んでな〜





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(楽しい季節のライブ写真を添えて…)








映画が公開になってもうすぐ一ヶ月
初日に観に行ったのにも関わらず、こんなに長い時間沈黙を守っていたのはどうしてだろう
自分でもよくわからない


公式からネタバレ、メッ!というアナウンスがあったからっていうのももちろんあるけど、感想自体何から言っていいのかわからなかったのは想いが強すぎたんだろう
感情と言語を一致させるのに随分と時間がかかった
好きが深いとどうしても、語彙力や思考がシンプルになりすぎる傾向がある


つまり私は夏目漱石のようにアイラブユーを和訳出来るタイプではないのだ
「おう!!!好きだぜ!!」って訳してたと思うね






アベンジャーズIWの映画公開日は絶対丸一日空けておきたかったから「すいませんこの日アベンジャーズで…」ってセリフを私は何度も知り合いや関係者達に使った
「最優先事項だね」って返してくれる私の周りの人達の徳の高さにはその度震えたよね





まあそんな周囲の協力の甲斐あって、4/13のワンマンを終えて少し経った頃の私はそのご褒美とでもいいますか、推しの安否だとかに緊張しつつも1人で行ったのね映画館





結果映画見終わってから現在で3キロ痩せた
食事、喉通らないof通らない



太宰治禁止令の話しをいつかのブログ記事にもこんなこと書いたかもしれないけど、創作物の持つべき力はやはりすごい
人間のその時々の性格やら思考やら、こうして体重さえ変動させる力があるのだから



(※太宰治禁止令:私が創作物をみると現実との区別が曖昧になって、人格や生活に影響がすげーあるもんだから太宰治読んだらこの娘は死ぬなぁと思った親が昔の私に出した条例)







アベンジャーズIWはなんとなく観終わった後、どことなくエヴァの劇場版を観終った感覚に似てるなと思った
えっ、えっ、これからどうなんの
いやあれはこうなんじゃない?
でもさー
みたいな話しを、いつまでもいつまでもしたくなるあの感じ



登場人物の人数も多いし、色んな話しが1つの映画に絡んでるわけだから小さい話しの集合体みたいな感じになってたり、わけわからん!ってうちに終わったらどうしようかなーなんて観る前実は少し思ってた部分もあったけど、あの長さでしっかり面白くまとまっていて、私なんかが言うのも本当におかしな話しなんだけど感心してしまった



うん、そうそう、まさに感心ってかんじ
だって無理私が監督だったら15時間46分くらいの作品になってたと思うもん
話しを面白く短くまとめるって、とても難しい


あと私の好きなキャラクター
ロキが今作でかなり人物像がハッキリした感じがあってそれもすごく良かった
悪役とはひとえに言えないようなあの複雑なキャラクターが私は好きで、今回はロキの悪じゃない部分が前作同様描かれててそれが嬉しかった



アベンジャーズシリーズ、
出てくる悪役もヒーローも妙に人間くさいのよね
浮世離れした設定の奴もそりゃ沢山いるんだけど
今回の敵のサノスだって狂人でとんでもない力の持ち主で、色々と飛んだ設定の持ち主だけど、変にメルヘンおじさんですぐシャボン玉飛ばすし、考えようによってはサノスはサノスのぶっ壊れた正義を実は持っていたりで、見所ある人物ではあるんだよね






続編が来年
その日まで痩せ続け消滅しないように今日は肉だ、肉
肉を食べよう





PS



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個人的にこの絵がすごい懐かしいんですけど、なんの絵だったかわかる人います?






次回おライブ
6/2名古屋サカエスプリング

イベント公式HP
(チケットもここから)
http://sakaespring.com/

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