春が近づくと「四月物語」を観たくなる。
クリスマスにクリスマスキャロルを観る感覚と...
(似てなかった) 


松たか子さんがとても美しいです。
4月になったらまた観ようと思う。







最近「1Q84」を読み始めた。 

人にはタイミングというものがある。
どんなに急かされたって、バカじゃないの?と言われたって消えてなくなったりするものでなければ、然るべきタイミングできちんと手にする。絶版になってしまったら国立国会図書館に行くという方法がある。

誰も関与しない自分が自分のために選ぶものなら、私が思う今がいい。




大学の講義中、膝の上で1Q84の単行本を広げて読んでいた子を思い出す。
彼女は髪が長くて、痩せすぎてなくて、とても可愛らしかった。
窓の近くか、後ろの方の席によく座っていた気がする。(講義内容によっては前にもいたか)
その姿を見ているだけでなんだか十分だったというか、その本がどんな内容だとかあんまり知りたくないなと思った。
本について訊ねられて、振り向きながら「おもしろいよ」と言っているあの感じが、私の中にある1Q84だった。
そんなこんなで時間をあけていたら、忘れた頃に文庫本が出ていたというわけで。



今思えば、あの重たそうな単行本をもって大学に通う労力と講義そっちのけの読書をずいぶんと美化していたもんだ。


と、思って「あ。」となった。

ジブリ“耳をすませば”に出てくる天沢聖司をツッコんでしまう見方と似ている。


思い出や感覚みたいなものは美化されがちだけど、そこにこだわっているわけではないはずだ。
冷めた目で観ているわけでも、感情に浸っているでもない。
 
とっても曖昧にあるものだ。



読み出して、目がギラギラした。
あの頃のイメージなんかはすっ飛んでしまった。



また春が来る。



少し背伸びしてみようか