2013年10月28日11時台のjwave あの衝撃 そこから すべてがはじまってしまった。

もともと音楽は好きだった。姉の影響で幼少の頃から歌謡曲、ニューミュージックが耳に入った。小学生になるとたのきん、聖子ちゃんの時代だ。いわゆるポップスが好きだった。初めて買ったCDは小泉今日子のベスト。日曜昼のラジオで初オンエアされる新曲を聞いたりしていた。
中学くらいになるとアイドルとかって、なんかダサいみたいな雰囲気になる。ユーミンや浜省は胎教のように聞いていたので、そんなのを聞いていた。
高校を卒業すると、クルマで出掛けるようになる。お気に入りのカセット、そしてCDをかける。あるとき知ったユニコーン、解散したばかりだったけどすごくハマった。小沢健二からのスチャダラパー、そしてコーネリアスから遡りフリッパーズ・ギター。さらにサニーデイ・サービスと、聞く音楽が広がって楽しくなってゆく。
川崎市でひとり暮らしをはじめると、tvkが音楽の発信源となる。木村カエラのデビューはtvkの歴史を大きく変えたと言っても過言ではない。
ある日仕事が忙しく徹夜明けの昼下がり、ふとテレビを付けると、あるMVが流れてきた。木漏れ日の中を自転車で走ってゆく、アコースティックギターのメロディ……あれ?歌がはじまらない?……ギターの旋律だけが心地よく流れてゆく。徹夜明けでおかしくなってたのかもしれない、目からは涙が溢れていた。
そのとき初めてインストゥルメンタルという言葉を知る。曲はメジャーデビューを果たしたばかりのDEPAPEPEの「START」だった。

いろいろと病んでたのかもしれない。インストを聞いてから、歌詞なんて意味ないじゃん!曲そのものだけで、人間はここまで感動できる!なんて思うようになってDEPAPEPEにハマっていた。そして追い討ちをかけるように、またしてもtvkから発信されたのは→Pia-no-jaC←だった。
もちろん普通に流行りの曲も聞いていたし、ラジオから流れる曲が気に入れば調べてダウンロードしたりもしていた。そう、ダウンロードできる時代になったのも手に入れることに関しては拍車をかけたのかもしれない。それでもインストを聞いてる自分はなんか尖っててカッコいいじゃん!という錯覚に陥っていた。

やっと冒頭に戻ることができた。話を戻そう。
すべてがはじまってしまった衝撃はこの曲だった。

ここから音楽は聞くものではなく見るものになってしまった。