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12/17(木)晴れ
STRAIGHTENER20201217
渋谷CLUB QUATTRO

1 叫ぶ星
2 泳ぐ鳥
3 FREEZING
4 彩雲
5 Graffiti
6 DAY TO DAY
7 Toneless Twilight
8 灯り
9 さよならだけがおしえてくれた
10 Melodic Storm
11 シーグラス
12 No Cut
13 TENDER
14 スパイラル
15 Death Game
16 From Noon Till Dawn
17 YES,SIR
EN ROCKSTEADY

配信アーカイブ期間
12/18(木)12:00 ~ 12/25(金)12:00(予定)
 
期間限定販売グッズの受付締切は12/20(日)23:59-までとなります。
配信チケット購入と共に詳細はこちら 

■オフィシャルライブレポート■

2020年12月2日にアルバム『Applause』をリリースしたばかりのストレイテナーが、12月17日にライブ「STRAIGHTENER20201217」を開催した。彼らにとって2020年唯一のワンマンライブであり、会場は彼らが過去に名演を繰り広げてきた渋谷CLUB QUATTRO。また、このライブは会場にオーディエンスを迎えると同時に、生配信でも届けられた。……と、いうように事前の情報だけでも盛りだくさん! 期待値も高まらずにはいられない。
開演前、見慣れたクアトロには見慣れない椅子がズラリ。でも、座って静かに待つ人たちのTシャツには「STRAIGHTENER」のロゴがあり、腕にはラバーバンドが見える。そして暗転すると、すかさず立ってマスク越しに笑顔をのぞかせながら、ハンドクラップで大歓迎! この時点で、どんな状況でも楽しもうとするオーディエンスが揃っていることがわかった。
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1曲目は、『Applause』に先駆けて10月にリリースされたシングル『叫ぶ星』。のちのMCで、ナカヤマシンペイ(Dr)「久しぶりに出てきて新曲はよくないね」、ホリエアツシ(Vo/G)「肝が縮んだね」という会話もあったが、彼ららしい攻めの姿勢が出たオープニングだったと思う。続いては『泳ぐ鳥』。『叫ぶ星』は『泳ぐ鳥』のオマージュでもある。過去と今をつなぐ、とても物語性のある曲順だ。次の『FREEZING』も、長らく彼らのライブを沸かせてきたナンバー。ストレイテナーがライブハウスに帰ってきた――そんな感慨が胸に押し寄せてくる。
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「俺たちストレイテナーっていいます。久しぶりで力入っちゃってます。そして、ちょっとカッコつけちゃっています」という、なんとも正直なホリエの挨拶から、ほぐれるように伸びやかな『彩雲』へ。そして、彼らが新たなダンスチューンとして提示した『Graffiti』。2020年4月リリースなので、まだそこまでライブでは披露されていないけれど、客席は心地よさそうにゆらゆらと揺れていた。続く『DAY TO DAY』では、ナカヤマ、日向秀和(B)、大山純(G)の見せ場も映える。このアンサンブルが体感できるのは、ライブならではだ。
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ここからは、冬のにおいがする楽曲が続く。澄んだメロディのピアノがきらめく『Toneless Twilight』、笑みを称えながら歌うホリエが印象的だった『灯り』、そして11月にリリースされたシングル『さよならだけがおしえてくれた』。これは、じっくりと聴き入るイメージの楽曲だったのだが、ライブになるとエモーショナルに響いてきて、さらにグッときた。
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中盤を迎え、4人全員が口を開くMCタイム。楽屋やオープニングの裏話では、ライブのモードがカッコつけているみたいで気になったことや、「緊張した!」「いいなあ、この感じ!」といった言葉が飛び出していて、人間味に溢れていた。ナカヤマが「『さよならだけがおしえてくれた』のアウトロで、みんなの解放された顔が忘れられない」と言っていたけれど、百戦錬磨の彼らのそんな表情が見られるのは、このタイミングのライブだけだと思う。
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そこから、待ってましたと言わんばかりにコブシがあがった『Melodic Storm』、そしてハンドクラップが眩しかった『シーグラス』。観客としっかりつながったところで披露されたのは、「今、一番歌いたい曲をやります」とホリエが言った『No Cut』。《ありもしないようなこと/でもそれは現実で/紛れもなく 訪れた奇跡で/山も海も空も飛び越えて/会いに行きたい 心からそう思うよ》――いろいろあり過ぎる2020年の年の瀬に、優しく染み渡る歌だ。さらに、9月に行われた配信ライブ『TITLE COMEBACK SHOW』で改めて名曲であることを知らしめた『TENDER』、バンドの揺るがぬ歩みが伝わってくる『スパイラル』と続く。
貴重なワンマンライブらしい、意味を感じるセットリストだったな……としみじみしていると、ホリエが「席があるから、暴れたくならないような曲をって思っていたんだけど、最後ロックして終わります」と言い、『Applause』の中でもアグレッシブな『Death Game』がスタート! ラップが飛び出す演奏や、コミカルな面もある歌詞など、様々な要素を盛り込んだ楽曲に飲み込まれていく。さらに、ホリエがインタビューでこの楽曲との関連性を指摘していた『From Noon Till Dawn』へ突っ走り、最後は大山がブルースハープを吹くイントロで気付いた観客から拍手が起こった『YES,SIR』! 
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これは……配信で観ている人たちは、パソコンの前で(アンコールの時のホリエのMCを引用すると)「容赦なく暴れ狂っている」状態だったんじゃないんだろうか。この終盤の選曲は、どんな状況でも不自然に特別にしないように“いつも通り”のエッセンスを入れたとも受け取れたし、“いつでもどこでも、どんな楽曲でも、俺たちと俺たちの観客は楽しめる”という信頼関係にも感じられた。
アンコールを求める拍手に応えて再び登場すると、「まだ不安や葛藤があるけれど、前に進みたい」というホリエの言葉から、その意思表明に聴こえる『ROCKSTEADY』へ。日向のメロディアスなベースに、大山がギターを重ね、ホリエが歌い出す……何度も聴いたイントロなのに、ロックバンドのライブだけにある眩しいケミストリーを改めて感じて、胸が震えた。
ライブでは『Applause』に対する自信に満ちた言葉もたくさん聞くことができたけれど、1月から2月にかけては全国をまわるリリースツアーが予定されている。きっと、この時代だからこそ感じられる、ロックバンドの可能性に満ちたライブが観られるはずだ。

オフィシャルライター:高橋美穂


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Photo by Viola Kam(V'z Twinkle)


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