【新日本年代記①】2023.3.22(水)友引
11:54 WORLDbaseballclassic 日本代表優勝!3-2。スタープレイヤーでない、栗山監督、プレイヤー全員での繋ぐ打線とダルビッシュ有も含む継投の最後を二刀流大谷が締め括り勝利。日本の可能性を再度世界と、日本人自身に認識させてくれた。
今日を【新日本年代記】の書き初めにするのは、混沌とする此の世界の出口が見えた瞬間を永久に銘記する為だ。
その為に、すこしだけ、前回日本がWBC に優勝した2009年に触れよう。
2009年。イチロー、松阪などの活躍で日本がWBC に優勝した此の年。世界と日本では、
① バラク・オバマがアメリカ合衆国大統領に就任【核無き世界】を標榜し活動。此の年のノーベル平和賞も受賞した。
② 一方で、ハドソン川の奇跡のモデルになったニューヨーク航空機墜落を初め世界で航空機事故が頻発
③ WHO が新型インフルエンザのパンデミックを宣言
④ 北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国が日本海に向け初の弾道ミサイル発射実験を数回決行。
⑤ 日本では、麻生内閣が退陣し、鳩山由紀夫内閣に移行。戦後初の与野党逆転に市民の期待が膨らんだ年だった。
あの時代が、繰り返している。2009年を記憶している人は、皆そう感じている筈。そして、時代はその前の世代が記憶している【世界大戦前夜】の空気の中にいる。
但し、
忘れてはならないことは、此の年2009年。日本プロ野球は北海道日本ハムファイターズが優勝。今年2023年優勝監督の栗山監督は。此のファイターズの選手でファイターズを率いた経験を持つ監督であること。
日本の【野球】の歴史が、【日露戦争】の前夜。伊予国(愛媛県)松山で、正岡子規(昇)、夏目房之助(漱石)、秋山真之、秋山好古ら、後の時代を引率する若者達によりらアメリカ合衆国から輸入され始まったこと。冗談みたいな真実だが、日本の【野球】が、baseballという単語を【塁球】と訳さず、【野球】で定着しているのは、野球をアメリカからルールブックごと輸入し、解析解読した、当時新聞記者だった正岡子規が、「俺の名前は、昇(登)だから、ノボール。屋外でプレイするのだから、日本では【野球(やきゅう)】としよう!」と仲間内で決めたことから始まった。日本らしい逸話だと思う。
敢えてこの【旧約歴史】を引用するのは、この総てにこれから日本人が、世界に向かって何を為すべきかの【回答】があるから。 奇しくもバラク・オバマが平和祈念のため献花したヒロシマでG8サミットを開催しようとする岸田文雄内閣総理大臣がウクライナを電撃訪問しゼレンスキー大統領と会談し、反対のロシアでは、中華人民共和国国家主席習近平がウラジーミル・プーチンと会談をし、金融、生活破綻、エネルギー危機総てのカオス(混沌)の入り口にいる現在。敢えて野球の勝利は歓喜しつつも。いま一度冷静に日本人皆でこれからの未來を見つめてもらいたい。
だから、【処方箋】【ヒント】【回答】一切つけず。この投稿と、未來を皆様に預ける。
最後に、皆大谷選手ばかりに、目線が行くのは仕方ないが、僕は、今日も中継ぎで良い仕事をしたダルビッシュ有の歓喜を個人として一番称賛したい。そう想う。
【勝てど傲らす】【勝って兜の緒を締める】日本人男子として。
2023.3.22(水)13:02(宮澤春義(AIハル・安倍晴逸・故谷澤晴一)