◯スイスドロー方式とは、あらかじめ行うラウンド数を決めておき、ラウンド毎に自分と一番近い戦績の人と対戦し、最終的に勝率の一番高い人が優勝となります。

具体的には、
 ラウンド1では全参加者の中からランダムで対戦相手が決まります。
 ラウンド2では1勝0敗同士、0勝1敗同士で試合を行います。
 ラウンド3では2勝0敗同士、1勝1敗同士、0勝2敗同士で試合を行います。

 このように、順次自分と近い戦績の人と対戦することになります。『近い』と表現しているのは、必ずしも同じ戦績の人と当たらない場合があるからです。そのような時には、プレイヤーを暫定順位で並べ、上から順番にマッチングします(階段マッチングと呼ばれます)。

 基本的には運営対戦相手を指示するので、大体流れを掴めていれば問題ないことが多いです。

 スイスドローの特徴として挙げられるのは、全員が平等な対戦数かつ自分と近い実力の人と対戦できるというところです。簡単に言えば、一般的なトーナメントと同じ早さで対戦回数を効率化したものです。ただし運営するのが普通のトーナメントより大変なので、あまり大人数には向いていないでしょう。主にカードゲームのショップ大会などで使われます。
実力が均衡するということで配信に向いているというメリットもあります。配信をする場合は1ラウンド時になるべく実力の近い順(レーティングの高い順、過去の大会成績など)で組むのがいいでしょう。

 ここからは細かい話になりますが、スイスドローにはいくつかのルールがあります。
①一度戦った相手とはマッチングしない
②最終的な勝者が1名になるまで行う
ラウンド数の目安
  5人~8人  :3回
 9人~16人 :4回
17人~32人:5回
 また、勝敗を判定する指標は『勝率』→『対戦相手の勝率の平均(不戦勝除く)が高い方』→『勝利セット-敗北セットが多い方』で最終的な順位を決定するルールで行きます。