月別アーカイブ / 2021年07月

「花火」の歌の作者と、投票とコメントを発表します。
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漆黒の中で拡がる朱の波紋 見上げる裾に金魚泳ぎて
#218 福良 椋(ふくら・むく) 8点
「「花火」という単語を入れずに、打ち上げ花火の模様を美しく描写されています。まさしく「朱の波紋」ですね。見上げた空だけではなく、足下に泳いでいる金魚にまで視点が向いていて、空間の大きさを感じます。スケールの大きく、かつ繊細な御歌です。」小澤ほのか 3点
「「波紋」「金魚」の強調性と、「見上げる」「裾」の視点を動かし想像がうかび素晴らしいと感じました。」佐藤 実果 2点
「目の前に情景が広がって花火が咲くイメージが大変クリアに浮かびました。」あめちゃん 1点
小川秀則 1点
清住一写 1点
「「短歌」についてあまり知識が無くていろいろやりとりしている時に詠んだ歌です。夜の暗さと花火の赤のコントラストを鮮やかに演出することを考えました。」福良 椋(ふくら・むく)

花火見る花火終わる花火待つ真夏の夜の余韻のループ
#219 イグイグ 3点

「一瞬の芸術なのに、時間が永遠に続くような感覚こそ花火の醍醐味だと思います。」斎川都 2点
「面白い!!凄く面白くって清き一票(笑)」あふろひめ 1点


チカチカと飛び跳ねる君闇を裂く音なく落ちる線香花火
#220 杉本貴美子

ああ残り1本となる散ればこそ線香花火の閃光いくつ
#221 南さよ


冷え冷えのタレにネギとわさびぶち込んで素麺すすり見上ぐる花火
#222 留美子 4点
「豪快な詠いっぷり。読んでいて気持ちがよかったです。二句が字余りなのか、結句が字余りなのか。」田中大貴 1点
「「素麺啜り 」見ているのは、ひとりなのかもしれない、ネギ、山葵で賑やかさを 表しているような。」」ハチロウ 1点
清住一写 1点
小川秀則 1点

幼子の咳のひとつに揺れし手を離れて消ゆる線香花火
#223 風精 10点
「日常のあらゆる出来事は一寸したことで崩れてしまう儚さを線香花火の火種が堕ちる様子に準えて詠みました。」風精
「情景の丁寧な描写に空気感や主体の目線が読み取れて、表情までも見えるようでした。」砂上のばら 2点
「子の咳を見て揺れる母の手元、母親だからこその視点に惹かれました。」水都 歩 2点
杉本貴美子 2点
小川秀則 1点
「静かに光景が浮かび無理な所が全く感じられませんでした。」高山あのね 1点
「線香花火の繊細さが子どもの咳を通して感じられました。」イグイグ 1点
「情景が目に浮かびます」シモムラ アキラ 1点

ワクチンの副作用は熱くしゃみソーダに沈めて閃く花火
#224 田中大貴


撫子の浴衣と下駄の君と居た結婚前の花火の香り 
#225 佐藤 実果 2点
「「結婚前」の一言で全てを理解できる歌。」斎川都 1
小夏 1点

花火の夜 帰り道では言えなくて「キレイだった」とLINEで送る
#226 シモムラ アキラ 6点
「「ラインで送る」の措辞で、更に花火の美しさの余韻が増した。」安藤保 1点「まだ付き合い始めたばかりの2人の距離感が上手く表現されています」南さよ 1点
「詠んだのは男性?、それとも女性?男性か女性かで「キレイだった」の対象が違うのでしょうね( ꈍᴗꈍ)」ポロンパパ 1点
「その場で言えなかったキレイだったのって・・うふふふふ。勿論花火と何だろな☆
そんな恋心読み取っちゃいました!」あふろひめ 1点

「ストレートに想いを伝えられない純な気持ちと、今時なLINEの組み合わせが素敵だと思いました。」坂内里桜 1点
KEN 1点
「花火もあなたもキレイでした」シモムラ アキラ

どこで見る花火もきれい もう会えぬ人達の表情(かお)浮かんできては
#227 砂上のばら 2点

「私は、打ち上げ花火を見ると「もう会えぬ人」を思い出すことがあります。」ポロンパパ 1点
KEN 1点

子供らの花火持つ手の揺れた夜
はしゃぐ笑顔の遠い思い出
#228 清住一写 3点
特に気になった歌は…

# 220 #221 #223 #241 #…


花火の音や、火薬の匂い、

火玉が落ちないように
少しも動かさず持っていた筈なのに

突然落ちてしまった時の
悔しいやら、寂しいやら、

残念に思うやら、複雑な心情。

そして、花火が残り一本になった時の
少し寂しい気持ち等などを

思い出させてくれた歌です👏


しかし手持ちの得点は…
振り分けずに#228 に3点❢


「子供の笑顔に勝るものは無いです(笑)」 」HONDA2021 3点
「もう二人とも結婚して独立しましたが、毎年夏休みは長野にある会社の保養所で過ごすのが我が家の定番でした。懐かしい思い出です。」清住一写

アタイ魔女 この世の中の核爆 全部花火に変えてあげるね
#229 KEN 5点
「大輪かと思ったらゴジラだった変わり花火その1。設定が面白い。」福良 椋(ふくら・むく) 1点
「核が花火に変わってたら愉快」シモムラ アキラ 1点
「核の平和を 花火に、無理な願いかもですが、作者の心根を 感じる詠み。」ハチロウ 1点
「自分をアタイと称する魔女が、大きな力を使い、この世の核爆を全部花火に変えてしまうという光景の美しさと、そこに込められた痛切な祈りがユーモアを伴って伝わってくる、とても好きな歌で、胸をじんと打ちます。」純 2点
「まだ冷戦下だった頃に読んだ漫画がモチーフで森を追われた妖精達が超能力で世界中の核ミサイルを夏の夜に発射させ花火に変えてしまうと言う内容でした。」KEN

叔父叔母の家の二階が絶景の打ち上げ花火遠き昔の
#230 安藤保
「当地の祭りの日、河原で打上げられる花火には多くの見物客がありました。叔父叔母は理髪店を経営してましたが、花火の日、子供だった私は父に連れられてお呼ばれに行きました。ご馳走を頂きながらの家の二階は花火見物の特等席でした。その叔父叔母も今は亡き人となりました。」安藤保

老眼の向こうに霞む未央柳花火のような美しき哉
#231 ハチロウ 1点

KEN 1点
「未央柳 蘂を 見て詠み。遠の目、老眼ですので、花の蘂 菊一輪大玉の様見えた。」ハチロウ

三尺の大玉の音聞きながらビル路地裏のせんこうはなび
#232 高山あのね 7点
「大きな花火とせんこうはなびの組み合わせが絶妙に思いました。情景が浮かびました。」坂内里桜 2点
「大きな花火と線香花火の対比と遠近感をかんじました。」イグイグ 1点
「都会の打ち上げ花火を見には行けずか行かぬなのか、裏路地で一人花火に夜の女性の悲しさを感じます。下の句の「ビル裏路地の」ではなく「ビルの裏路地」と切った方が良かったのではと感じました。」風精 1点
「「大玉」〜事で花火大会、聴きながら下町の路地裏で線香花火を 。
この詠みにも家族の温みさえも伺えます。」ハチロウ 1点
「空の三尺玉のスケールから路地裏の線香花火のクローズ感が焦点を絞られてくる気持ちよさと、スケールの違いが同時に在るのが遠近法のようでよかったです。」ゆかり 1点
杉本貴美子 1点
「今年もあるのでしょうかサプライズ花火
ビルに囲まれた街の中では壁に破裂音が響くばかりです。」高山あのね

捨て去った恋だからこそ君と見た花火を忘れたくはなくって
#233 小澤ほのか


爆ぜのこる火玉抱きたる肉塊の青が散るごと19の海馬
#234 しゅうこ 3点
「宮本輝の「青が散る」のドンピシャ世代にはたまらないお歌です。」佐藤 実果 1点
「爆ぜのこる、に始まる強烈なマグマのような言葉に10代の頃がよみがえるようでした。」高山あのね 1点
小夏 1点

さよならを許して君は默しゆく窓に寄りそふ夏遠花火
#235 小夏 5点
しゅうこ 3点
「終わり、の時の情景がきれいに映像化して見えました。」高山あのね 1点
「夏遠花火がとても素敵です。君との別れと夏が終わる寂しさを重ねたように遠花火がせつない。」砂上のばら 1点

チッチチと線香花火はじけては恋、おちる時見つめていたい
#236 ゆかり


お花はね

お庭と空に

咲くんだよ

昼はお庭に

夜はお空に
#237 ポロン @マルチーズ4歳 2点
「二句の空と結句のお空。韻律から浮かび上がる「お」がおもしろいなと感じました」田中大貴 1点
「そうだよね!確かにお花はお庭とお空に咲くもんね☆
可愛い事実教えて貰えて嬉しくなりました!」あふろひめ 1点

ドドドドドーン 耳に残るは 川原での
人生初の 大きなたまや

#238 あふろひめ 1点
「ドドドドドーンの始まり方が好きです♪
「人生初の」から推測するのは、歌人さん御本人の体験を詠んだ作品なのでしょうか(◍•ᴗ•◍)✧*。」ポロンパパ 1点


見上げても水面を見ても千の色りんごあめにも火薬の匂い
#239 レキシ 6点
「花火の夜の賑やかさが良く出ています。」南さよ 2点
小夏 1点
「花火の光りとりんごあめの煌めきが重なっていて、火薬の匂いもそれを強調していて光景が目に見えるようでした。」ゆかり 1点
「祭の雰囲気がとてもリアルに感じました。」あめちゃん 1点
「「千の色」という表現が好き、鮮やか、りんご飴に火薬の匂いが残るというのも、甘く焦げた匂いを想像させて、良いなと思う。」純 1点

犀川の河原寝そべり見る花火地面と共に花に包まる
#240 水都 歩 1点
「花火や草花のいろいろな匂いとむせるような湿度を感じました。」イグイグ 1点


思い出が花火のように打ち上がり消えてかすかな匂いが残る
#241 純 2点
 「大輪の線香花火という変わり花火その2。視覚→嗅覚への切り替わりが楽しい。」福良 椋(ふくら・むく) 1点
「思い出はかすかな匂いとともにありますね」シモムラ アキラ 1点

濃紺の幕が下りたら気をつけてお帰りください都会の花火
#242 斎川都 5点

「暗闇を「濃紺の幕が下りたら」と表現した措辞が素敵。」安藤保 1点
「舞台のような余韻は花火にあったのだろうか思い出せない」田中大貴 1点
「花火が終わって夜空が戻ると空中分解みたいな解散を自然と促されるなぁと思ってクスッと笑ってしまいました。景が浮かんでよかったです。」ゆかり 1点
「都会の花火は終わってからが本番。混雑の中帰った思い出が蘇りました。」あめちゃん 1点
留美子 1点
「何万もの人たちが一斉に家に帰るんだから、花火の後はだるかった。夜空の舞台を観に来ただけで、人死にが出たことだってあった。」斎川都

吾子描く近道の無き夢の地図
届くやうにと揚花火かな

#243 坂内里桜 3点
「近道なんて考えない純粋な子供を見守っている親の姿が大変よく解る一首ですね。」風精 2点
「成長途中の子を見守る母親の視点、こうありたいです。」水都 歩 1点

息とめて線香花火そっと持ちて 長さを競った遠い縁側
#244 小川秀則 2点

留美子 1点
清住一写 1点

Cu-Zn-Sr-Rb
宵闇に咲いた
化学の花
#245 あめちゃん 3点

「花火の成分を化学記号で表現した措辞がユニーク。」安藤保 1点
留美子 1点
「ナイアガラ的な変わり花火その3。理科系だと色が見えます(嘘)」福良 椋(ふくら・むく) 1点
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ありがとうございました。
次回は「蝉」がテーマとなっております。
ご参加お待ちしております✨


みなさんからいただいた短歌を作者の名前を伏せて発表します。
短歌の中で気に入ったものに投票をお願いします。

投票は
ブログのコメント欄、
TwitterのDM、
Facebookのメッセンジャー、
にて行います。

3点を自分の歌以外に自由に振り分け投票します。
(たとえば1首に2点・1首に1点など)
歌に対するコメントもいただけると嬉しいです。

期日は7月21日(水)とします。
7月24日(土)に集計結果と合わせて短歌の作成者とコメントを発表します。
以下、詠草となります。
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漆黒の中で拡がる朱の波紋 見上げる裾に金魚泳ぎて
#218 

花火見る花火終わる花火待つ真夏の夜の余韻のループ
#219 

チカチカと飛び跳ねる君闇を裂く音なく落ちる線香花火
#220 

ああ残り1本となる散ればこそ線香花火の閃光いくつ
#221 

冷え冷えのタレにネギとわさびぶち込んで素麺すすり見上ぐる花火
#222

幼子の咳のひとつに揺れし手を離れて消ゆる線香花火
#223

ワクチンの副作用は熱くしゃみソーダに沈めて閃く花火
#224

撫子の浴衣と下駄の君と居た結婚前の花火の香り 
#225

花火の夜 帰り道では言えなくて「キレイだった」とLINEで送る
#226

どこで見る花火もきれい もう会えぬ人達の表情(かお)浮かんできては
#227

子供らの花火持つ手の揺れた夜
はしゃぐ笑顔の遠い思い出
#228

アタイ魔女 この世の中の核爆 全部花火に変えてあげるね
#229

叔父叔母の家の二階が絶景の打ち上げ花火遠き昔の
#230

老眼の向こうに霞む未央柳花火のような美しき哉
#231

三尺の大玉の音聞きながらビル路地裏のせんこうはなび
#232

捨て去った恋だからこそ君と見た花火を忘れたくはなくって
#233

爆ぜのこる火玉抱きたる肉塊の青が散るごと19の海馬
#234

さよならを許して君は默しゆく窓に寄りそふ夏遠花火
#235

チッチチと線香花火はじけては恋、おちる時見つめていたい
#236

お花はね

お庭と空に

咲くんだよ

昼はお庭に

夜はお空に
#237

ドドドドドーン 耳に残るは 川原での
人生初の 大きなたまや

#238

見上げても水面を見ても千の色りんごあめにも火薬の匂い
#239

犀川の河原寝そべり見る花火地面と共に花に包まる
#240

思い出が花火のように打ち上がり消えてかすかな匂いが残る
#241

濃紺の幕が下りたら気をつけてお帰りください都会の花火
#242

吾子描く近道の無き夢の地図
届くやうにと揚花火かな
#243

息とめて線香花火そっと持ちて 長さを競った遠い縁側
#244

Cu-Zn-Sr-Rb
宵闇に咲いた
化学の花
#245

Tanka Circle Swanは毎月ブログで歌会を
ひらいています。

今回のテーマは「蝉」です。
高山あのねさんがテーマを提出しました。
みんみん蝉、熊蝉、ひぐらし、つくつくぼうし等の色々な蝉」高山あのね
短歌は8月5日(木)まで募集しております。
今回はひとり1首の掲載とします。

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にて短歌とハンドルネームと作品のコメントをお送りください。

8月8日(日)に短歌を発表いたします。
よろしくお願いします🍀


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