月別アーカイブ / 2021年05月

短歌の作者と投票の結果を発表します。
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人生の全て詰め込む鞄ひとつ公園ベンチに住まいする男(ひと)
#170 南さよ 7点
「この男性は初老の方なのでしょうか。あるいは壮年層かもしれません。いずれにせよ、抱えこんでいる人生のすべてを「鞄ひとつ」に詰め込んで、疲れきって公園のベンチを寝床にする、と。現在の日本を象徴するような詠み振りに、キリキリと心が苦しくなりました。苦しい分、非常に惹かれてなりません。」小澤ほのか 3点
「人生の全て詰め込む鞄ひとつ…という表現が、鞄が単なる実体としてのモノが入っているだけでなく、嬉しいこと悲しいことが全て詰まっているように思い、そして今の公園生活に繋がっているのだろうか…と考えさせられるモノがあり、響きました。」坂内里桜 2点
「つかれたことがあったのでしょうか」レキシ 1点
「あー、こーゆー人いる、となんだか懐かしく。」福良 椋(ふくら・むく) 1点

公園で 1人佇む想い人 在りし日思い 涙溢れる
#171 ☆なの☆ 1点
「公園で想い人と約束をしていたけれど会いに行くことはできなかった。その記憶をふと思い出し涙が溢れる。そんな情景をわたしは思い浮かべました。575では描けない私の像がみえてきます。」田中大貴 1点

朧月電車の見える公園で電車を見ずに空を眺める
#172 福良 椋(ふくら・むく)
「不特定の人達が集まる空間の中での「孤独」をテーマにしてみました。」福良 椋(ふくら・むく)

少年とワンコの足に黒い靴公園の沼の冒険者達
#173 イグイグ 1点
「ほほえましい情景が目に浮かびます」シモムラ アキラ 1点
「公園の沼でワンコが足を真っ黒にして遊んでいるのを見た少年達が
僕たちと一緒だって言ってました。
今時珍しく麦わら帽子に網とバケツを持っていました。
横浜の公園です。^_^」イグイグ


壊れてる壊れかけてる椅子がいい
公園の花
蝶々かさなり
#174 小瀧洋 1点
 「こんな公園の飾らない雰囲気が好きです」安藤保 1点

子を抱きてなにかといえばここに来る
私の為の児童公園
#175 ヒカル 9点
「姉が嫁ぎ先で苦労したのを詠みました」ヒカル 
水都 歩 2点
「まさに兼題が主で歌の流れが良い」南さよ 2点
「四句〜結句の児童公園、この詠みは幼い時から公園を 知って居て、親になり公園は癒される場所 かなと。」ハチロウ 1点
「「私の為の」でハッとさせられる。「私」の生活や感慨が凝縮されていると思います。」純 1点
「「私の為の」に実感があると思いました。子どもを遊ばせているひと時、母である「私の」憩いの時間でもあるのでしょう。」砂上のばら 1点


あづま たけひと 1点
佐藤 実果 1点

父は砂母は水
であればいい
子等一念に
陽だまりの中
#176 るみこ 3点
あづま たけひと 1点
佐藤 実果 1点

「父と母は海辺と海なんだ~
そこにどーんと存在してて子供たちはそんな優しさの中で自由なんだ~
と私はそこにそんな親子関係を感じました!
憧れ~」あふろひめ 1点

朝散歩コース変えればふと出会ふ捻あげられて痛いブランコ   
#177 佐藤 実果 2点
「捻じあげられたブランコ、今の癘を表して居る、疫病と言わず捻じ上げららた!って所にそう思いました。」ハチロウ 1点
「たまに見ますね、ブランコを吊るポールにぐるぐる巻きにされたものを。あれは確かに「痛い」ですね。ところで「痛い」のはブランコなのか、それを見る「私」なのか、どちらでもあると思う。色々と気付きをもたらす歌です。」純 1点
「去年一度目の緊急事態宣言の時に見た公園のブランコです。やりきれないストレスをブランコにぶつけたのか?しかし普通にそういう遊び方もしたなぁとも思い。印象にのこりました。」佐藤 実果 

愛犬に引かれさ迷う公園の早き桜に気象を憂う      
#178 ヒロシ 1点
「偶然に見た桜に気性変動を憂えるところが良かったです。」イグイグ 1点

怒られて泣く子の居場所鞦韆は優しく揺らす余韻をのこし
#179 ハチロウ 1点
 「誤字があるので(後で直されたようですが)迷いましたが、内容が良いので選びました。」安藤保 1点

公園のブランコに乗り買ってきたアイスを食べるそんな夕暮れ
#180 小澤ほのか 3点
あづま たけひと 1点
「ブランコに乗りながらアイスを食べると溶けちゃうよ。はやく食べないと。」レキシ 1点
「やさしい言葉が並んでいるのに、どこか意味深にとらえてしまう。」田中大貴 1点
「初夏になり全てが開放的になる季節。アイスクリームを外で食べるのもこの季節ならでは。でも仕事や学校終わりに食べるアイスクリームはちょっと切ない味のするもので、それは夕暮れ時に食べるからなのでしょう。」小澤ほのか

公園で追いかけ回した星たちがちいさくなった私をわらう
#181 田中大貴 6点

「時間の経過が美しく描かれていると思いました。」ゆかり 1点
「時代を重ね、子どもの頃を思い出している哀愁を感じました」高山かな 1点
「物悲しい感じがして好きな歌です。」あめちゃん 1点
「体はおおきくなったけど気持ちはちいさくなった私を子供のころ遊んだ星たちがわらうのでしょうか。いいファンタジーです。」シモムラ アキラ 1点
ヒカル 1点

「子供時代は自然と一体、大人になって自然は手に届かなくなったのを「ちいさくなった」と上手く表現されている。広々した場所の提示で兼題が生かされている。」南さよ 1点

蜜蜂の
ふりして吸った
苦い味
追憶のアザレアと放課後
#182 あめちゃん 5点
佐藤 実果 1点
 「公園という言葉は使ってありませんが、青春時代の甘苦い思い出が良く出ていると思いました」安藤保 1点
「初句がいいと思います。学生の頃の初恋の思い出が浮かびます。」高山かな 1点
「誰もが経験した懐かしさと色彩と味と匂いを感じました。」イグイグ 2点

‎風さやか緑駆けてく子等の声響く日を待つ公園ベンチ
#183 ゆかり

公園に子は滑り台母読書微笑ましき親子の時間

#184 安藤保 1点
「ほんわかした親子の様子が描かれていて良い御句だと感じました。」詩音 1点

コンパスで描いた月と公園を どうやら君も見ているらしく
#185 かな 8点
水都 歩 1点
ヒカル 1点
「最初の文房具のイメージが鮮やか。」福良 椋(ふくら・むく) 1点
「上の句の表現が素敵です。コンパスの中心は主体が握っているわけですが、どうやら「君」も見ているらしい。近いのか遠いのか想像しながら読む楽しさがあります。」砂上のばら 1点


「曲じゃないけどこれとが歌詞ならこの歌を好きになっていると思う。」あめちゃん 1点
小瀧洋 3点

蕨採り 自然公園 家の側 ドイツの蕨 太くて美味い
#186 おつうハンブルク 4点
「日本の原風景かと思いきや、突然のドイツ。「太くて美味い」のストレートさもドイツらしい。」斎川都 3
「ドイツの蕨」が「太くて美味い」っていうのが全然奇をてらってなくてそのまんまんまで、ちょっと笑ってしまったんですけど、でもこの正直さ、歌全体にあるあっけらかんとした感じが、とても良いなと思いました!」純 1点

人の居ぬ朝の公園木々達の
  井戸端会議賑やかなりて
#187 坂内里桜 5点
「朝のやわらかい光の中緑の木々たちが井戸端会議してる美しい光景が目に浮かびました!
凄く和む~」あふろひめ 2点
「コロナ禍の中、公園に居る子供や人は減りましたが、鳥達はいつもと変わらず囀っています。対比が凄いと感じました。」詩音 1点
「朝の光りや動き始めた鳥たちに葉擦れの音などが聞こえてくるようでした。」ゆかり 1点
「公園の本来の主役はひょっとしてこちらの方かも。」福良 椋(ふくら・むく)1点

賑やかな童の声に満ち満ちて
けふも公園幸ぞ溢るる
#188 詩音

ブランコの隅にタンポポ綿の玉遊ぶ子いない団地公園
#189 水都 歩 1点
「コロナの情景でしょうか」シモムラ アキラ 1点

公園をいつものように通り過ぎ傷があることにも慣れた靴
#190 斎川都 4点
ヒカル 1点
「暗くなった何時もの道を会社帰りにとぼとぼと帰る情景が浮かびます」高山かな 1点
「靴の傷が単なる傷ではなく、その持ち主さんの頑張りや誇りに思えて、とても印象に残りました。」坂内里桜 1点

「いつもの通り道、慣れるほど前からある傷……見過ごしてしまいそうなそれらに主体は意識を向けている。日常のありふれた場面を切り取って、その奥にある「生活」さらに「生きること」を感じさせる。好きな歌です。」砂上のばら 1点
「子供たちの声、憩う大人たち。働いて家に帰る生活には関係のない場所。ただ心を擦り減らしていることには気付かされる。」斎川都

今日こそはガチで告ると決めている手汗がヤバい夜の公園
#191 シモムラ アキラ 3点
「デートはうまくいったでしょうか」レキシ 1点
「こう来たか!と思わずワクワクさせてくれた1首。理屈抜きに撃たれました。」るみこ 1点
 「この詠みは 面白いです、「ガチで打ち明ける 」はてなんだろうと読み手に思わせて想像です。」 ハチロウ 1点

風 遊ぶ
鞦韆の もと
母子草
行き交ふ 影に
揺られ 揺らされ
#192 あづま たけひと 1点
「選んでいる言葉、行の開け方、リフレインが素晴らしいと思いました」詩音 1点

公園に消えたグローブジャングルの輪舞曲(ロンド)はまわる宇宙の遥か
#193 砂上のばら 1点
「世界観の広がりが好きです。」あめちゃん 1点

いつの間に鍵をなくした 公園の仕切りの無いベンチで横になる 
#194 純 
1点
「鍵をなくしてしまったことで自由となる。ベンチに仕切りがないことからも、その印象をうけました。一貫し淡々としているのに、内面のドラマを感じるのがおもしろい。」田中大貴 1点

ママ達は井戸端会議する鳩でオッサンは独り飲みする烏
#195 レキシ 3点
「公園の昼の顔と夜の顔をユニークかつセンシティブに捉えてる点が秀作と感じました。あと、公園、の単語を使わずに公園を表現することが歌を作る点において熟考に値し、またそれが醍醐味と考えます。」るみこ 2点
ゆかり 1点
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ご参加いただき、どうもありがとうございます。
次のテーマは「鏡」です。

みなさんからいただいた短歌を、作者の名前を伏せて発表します。

短歌の中で気に入ったものに投票をお願いします。
3点を自分の歌以外に自由に振り分け投票します。
(たとえば1首に2点・1首に1点など)
歌に対するコメントもいただけると嬉しいです。

期日は2021年5月23日(日)とします。
後日、集計結果と合わせて短歌の作成者とコメントを発表いたします。
以下、詠草となります。
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人生の全て詰め込む鞄ひとつ公園ベンチに住まいする男(ひと)
#170 

公園で 1人佇む想い人 在りし日思い 涙溢れる
#171 

朧月電車の見える公園で電車を見ずに空を眺める
#172 

少年とワンコの足に黒い靴公園の沼の冒険者達
#173 

壊れてる壊れかけてる椅子がいい
公園の花
蝶々かさなり
#174 

子を抱きてなにかといえばここに来る
私の為の児童公園
#175 

父は砂母は水
であればいい
子等一念に
陽だまりの中
#176 

朝散歩コース変えればふと出会ふ捻あげられて痛いブランコ   
#177 

愛犬に引かれさ迷う公園の早き桜に気象を憂う      
#178 

怒られて泣く子の居場所鞦韆は優しく揺らす余韻をのこし
#179 

公園のブランコに乗り買ってきたアイスを食べるそんな夕暮れ
#180 

公園で追いかけ回した星たちがちいさくなった私をわらう
#181 

蜜蜂の
ふりして吸った
苦い味
追憶のアザレアと放課後
#182 

‎風さやか緑駆けてく子等の声響く日を待つ公園ベンチ
#183

公園に子は滑り台母読書微笑ましき親子の時間
#184

コンパスで描いた月と公園を どうやら君も見ているらしく
#185

蕨採り 自然公園 家の側 ドイツの蕨 太くて美味い
#186

人の居ぬ朝の公園木々達の
  井戸端会議賑やかなりて
#187

賑やかな童の声に満ち満ちて
けふも公園幸ぞ溢るる
#188

ブランコの隅にタンポポ綿の玉遊ぶ子いない団地公園
#189

公園をいつものように通り過ぎ傷があることにも慣れた靴
#190

今日こそはガチで告ると決めている手汗がヤバい夜の公園
#191

風 遊ぶ
鞦韆の もと
母子草
行き交ふ 影に
揺られ 揺らされ
#192

公園に消えたグローブジャングルの輪舞曲(ロンド)はまわる宇宙の遥か
#193

いつの間に鍵をなくした 公園の仕切りの無いベンチで横になる 
#194

ママ達は井戸端会議する鳩でオッサンは独り飲みする烏
#195


Tanka Circle Swanは毎月LINE BLOG歌会を
ひらいています。
今回のテーマは「鏡」です。
南さよさんにテーマを提出してもらいました。

短歌の提出は6月8日(火)まで募集しています。
今回はひとり1首の掲載とします。

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6月10日(木)短歌を発表いたします。

よろしくお願いします🍀


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