月別アーカイブ / 2020年08月

ブランコの一番遠くから飛ばし
西陽のなかに消えた上靴

貸していた歯磨きセットのキャップには
死んだネズミが納められ
綺麗な花を添えている 初恋のミクちゃん

「あの子に魔法をかけられた」笑って幸せそうに
まるで呪いさ

ア、イ、シ、テ、イ、ル、キミからのミサイルが
飛んでいる空[ソラ/むな]しい朝に 

独房の底に溜まった
銀色の水を掬って身体を洗う

「受け取りのサインください。」
虹でいいですか?
「はい、受け取りました、虹。」

757/57575/757/5757/57577

きみのこと思い出さないのはきみを忘れないから
永遠に夏

青空となりしあなたを追ひかけて
花野を撫ぜる風はさみしい

現実のありようと異なることを心に描く。
ひとは夢をみる

寝る前に少しずつ読み進めてる漫画みたいな
事故にあいたい

さいきん、せつない気持ちになったこと 夢の中でも自分はせこい

あきらめてしまった
ゆめはきらきらと
「マーマレードとイチゴジャムだね」

虹を出す少女は魔法を棄てたくてアクアリウムに
詩箋を残す

マネキンに恋をしバックヤードではキスを今夜も
交わすキリスト

冬だからあなたのひかり眩しくて枕に詰めて
眠ってしまう

楡陰りまたたく瞬間、きらきらと
書庫からきみを
解き放ちたい
  
眠るとは夢を結んであげること。
あなたはゆめをやさしくほどく

恋人を起こさぬようにピアノ調律師は弦に
やさしく触れる

いつからか夢が見えなくなった。
現実の境界線が溶けだして

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