月別アーカイブ / 2020年08月

みなさんが詠んでくれた短歌の中から気になったものをいくつかピックアップ🍀


★★★
地上など望まぬ人魚は朝毎に蒲団の浜に打ち上げられる
#35 斎川都
☆評歌
"私"は日々の暮らしに不自由を感じて嫌気がさしている。夢の中では人魚となり自由に泳ぎまわっている。眠りから覚めて日常へと打ち上げられる布団の浜にぬくもりと柔らかさを感じている。眠っては起きて眠っては起きるその暮らしが穏やかな波のように思えてくる。
☆返歌
歌声を奪われた人魚は(ハロー)ワークに通う(ハロー)(ハロー)(ハロー)

★★
お肉玉ねぎ玉ねぎパン粉

材料はあるのに

なんでハンバーグはできないんだろうと

空にフォークを刺して首をかしげる
#33 Ano
☆評歌
"私"がはじめてハンバーグを作ったときの歌。つなぎの材料を入れ忘れてハンバーグはばらばらの肉のミンチとなる。不思議な思いは残り空にフォークを突き刺し首をかしげる。ばらばらだからフォークでは食べられなかったのかな。破調は初めてハンバーグを作る手探り感が出ていると思います。
☆返歌
牛乳とたまごを足してみてこねるしあわせは
かくせないマチエール



分からない事がわかるまでときあかすそれらの日々を情熱とよぶ
#5 あめちゃん
☆評歌
パンチラインの効いた短歌です。はじめてはわからないことだらけ。それらを解き明かしていく日々を"私"は情熱と歌う。いつまでも情熱の日々を過ごしたいぼくの心に刺さる歌です。
☆返歌
情熱が空回りしてキラキラと初恋のダイヤモンドは灼ける


義母がのる精霊船に送り火を灯し浮かべた涙と安堵
#17 花曇り

初盆の情景を歌っている。送り火を灯し浮かべたことで義母への想いと責務から解き放され安堵の想いが沸き起こっている。綺麗な情景描写ですね。


洗剤の香りかすかに漂いて打つ柏手のリズムが狂う
#12 南さよ
初詣でのワンシーン。きみの洗剤の香りに"私"のリズムは狂う。


一本丸ごとが一番いい
 死んだばあちゃん
 とおきみと言った

#25 遊山「初」

とおきみ(とうきみ/きみ)はトウモロコシのこと。おばあさまは亡くなるまえに好物だったきみを一本丸ごと食べたいと願ったのかもしれません。


🎼見つけたよ スワンホールの 仲間たち
たんかさーくる はじめの一歩🎼5.7.5.7.7
#10 あふろひめ

はじめの一歩にふさわしい歌ですね。これからもいっしょに短歌をうたいましょう。

#たんかさーくるすわん#Tanka #Circle #Swan
2020.07.24-2020.08.18
『#初』または#自由 (テーマ提出:#たなかのたんか)


たんかさーくるすわんTanka Circle Swan
2020.07.24-2020.08.18
『初』または自由 (テーマ提出:たなかのたんか)


脱出を試みるファーストペンギンにイワシを配り続ける仕事
#1 たなかのたんか

精通を包み隠してきみのいるジャングルジムに揺れるスカート
#2 たなかのたんか

死にたいときみに初めて言えたときわたしの頬となる風が吹く
#3 たなかのたんか 

初めて歌を見せました。
125で帰ります。
夕日がきれい。
#4 レキシ

分からない事がわかるまでときあかすそれらの日々を情熱とよぶ
#5 あめちゃん

初コロナで 初自粛で 気が滅入り そんな事では 元の木阿弥
#6 HIBIKI

携帯電話で 愛の重さが 観れるか読めるか
#7 京極 圭 携帯電話

木苺 君の唇に 蜜添えて
#8 京極 圭

だんだんと 細くなりゆく 絆の糸 力を込めて 引きちぎった朝
#9 ひかる 自由詩

🎼見つけたよ スワンホールの 仲間たち
たんかさーくる はじめの一歩🎼5.7.5.7.7
#10 あふろひめ


🎼ふと見ると スワンの涙 気づくとき
言葉あふれる 癒しの時間🎼5.7.5.7.7
#11 あふろひめ

洗剤の香りかすかに漂いて打つ柏手のリズムが狂う
#12 南さよ

京町屋そぞろ歩きて初詣君の体温感じていたい
#13 南さよ

はじめての かとりせんこう
ヴィヴィは においとけむり
おどろきにげる
#14 ヴィヴィアン日記


菅長官 ワーケーションを 推進と 
アホな話ね タワケーション
#15 Kiss48


不退転《ふたいてん》 五輪へ決意 
安倍首相 それ不見転《みずてん》の 
読み違いかな

#16 Kiss48

義母がのる精霊船に送り火を灯し浮かべた涙と安堵
#17 花曇り


ぷるぷるの角煮を鍋から取り出してごはん出来たよと君を呼びたい
#18 ひかる

気付いてた 初めて会った 喫茶店
あの日が君の 恋の始まり

#19 yucco「初」


初遠出 さぁ、と伸ばされ 手を繋ぐ
揺れるススキと 迷う心と

#20 yucco「初」


窓枠に頭ぶつけてはっとする膝に短歌くださいをひらいて
#21 斎川都

一本丸ごとが一番いい
 
    死んだばあちゃん とおきみと言った

#22 遊山 「初」



初鰹 とっくに過ぎて 脂のる
  
    遊びと味と ふたつ楽しむ

#23 遊山「初」

今だけと思って続けた長電話
  
    最初の思い越えて続く

#24 遊山「初」



一期一会とは
  初めて会う日の心得でなく

 今日が最後の別れの覚悟

#25 遊山「初」

ダイヤモンド 叡智を宿し 永遠の眠りへ
#26 らいおんさん

初めてで みんな路頭に迷ってる
しょうがないよね 初めてだもの

#27 りりい


お祭りも がやがやとした雑踏も
懐かしくなる今はもう夏

#28 りりい


初めてよ こんなの初めてと言うたびに
胸がチクリと痛むのは何故
#29 りりい


暑い夜 窓からはいる 風鈴の
心に響き 君がいた夏
#30 空

月明かりに照らされ
スノーダストが舞い散る

瞳をずらせば
時に誘(いざな)う誰かが舞う


『お願い』
月に願いを託すよに
静かに月に手を伸ばす

ただひとつの願いをあなたに託す

命(心)を優しく包んで下さい

願いを聞き入れてくれるなら

私は喜んであなたの元へ参ります

スノーダストに誘(いざな)われ

今夜(こよい)の月に誓います
過去も未来も全てを捨て

今私はあなたの元へ
月に召されて参ります

いまひとふりの
舞いを祈りに託しながら

スノーダストに包まれて
静かにソノ時をマツ

細氷がきらきら夏に舞い月に
託したきみの願いが叶う
#31 神楽「舞」




蜘蛛 悪しき色を宿す 天の使い
#32 らいおんさん

お肉玉ねぎ玉ねぎパン粉

材料はあるのに

なんでハンバーグはできないんだろうと

空にフォークを刺して首をかしげる

#33 Ano


土砂降りの交差点飛び出した君 初めてタクシー止めたと笑う
#34  斎川都 「初」 

地上など望まぬ人魚は朝毎に蒲団の浜に打ち上げられる
#35 斎川都 

「言ってみただけ」が落ち葉として積もり
私を埋めて燃やしてくれる
#36 斎川都

「命を守る」なんて知るかよ
これまでになくした傘の花たちの声


今回のテーマは"夏"および自由です。花曇り@megさんがテーマを提出してくれました🌟

9月16日水曜日までひろく募集しております。
ぼくのブログのコメント欄に短歌作品と筆名をつけてお送りください(*´꒳`*)


9月歌会のテーマは"食"と"音楽"です。
当日欠席の方も短歌を提出することができます🌟

🌟サークルの活動内容について🌟
#新月の日までに
#テーマ詠 ・#自由詠
をわたしに提出していただき、
みなさんからいただいたものをまとめて発表いたします。年に3回ほど歌会をひらく予定です✨

作品は短歌をおもに募集しますが
#短歌、#俳句、#川柳、#自由詩、#キャッチコピー
など自由に提出していただいて結構です🌟

#いっしょにことばで遊びませんか?

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