京都大学講師 佐々木 周作の論考を参考に効果的なクラウドファンディングに実施方法についてまとめてみました。

佐々木氏はクラウドファンディング支援者について4つの動機を上げている。

純粋な利他性・・アーティストの喜びを自らの喜びに感じる(コアなファン)
暖かな光・・・・支援できる存在になったという自己の成長の確認
互恵性・・・・・見返りを求める(お返しの価値>寄付額)
同調性・・・・・他人と同じことをすることで満足感を得る

したがって、支援者の動機に合わせた個別の戦略が必要

1. 純粋な利他性を動機とするひと
 支援相手が喜ぶことが自らの喜びなので、喜びを表すような動画や、写真、文章を掲載する。
 いわゆるコアなファンが多いので、黙っていても支援してくれるが、目標額を達成すると支援をやめてしまう傾向があるので、集まった寄付金により多段階の目標を設定する。
例)第1段階=配信リリース、第2段階=CD発売、第三段階=PV制作
2. 暖かな光を動機とするひと
 寄付することに満足を感じるひとなので、目標額が達成されても寄付を続けてくれる。
自分の位置(ステータス)を確認できるような情報を発信する。特に目標達成目前が効果的
3. 互恵性を動機とするひと
 非物品的なのも含めて、利益を求めるひとなので、お返しにメッセージを添えるなど付加価値を高める工夫が必要
 また、ひと利益より損失に心理的負担を感じる損失回避ので、寄付者限定のお返しを設定するなど寄付しないことに対する損失感も持たせる工夫をする。
4. 同調性を動機とするひと
 他人に合わせようとするなので、「他人の支援情報」に影響されやすい。過去の支援者の数や目標達成率など他者がどの様に支援しているかを可視化する。
 コアなファンに、寄付を誘導してもらえるようなコメントを出してもらう。

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