先日、映画「不思議なクニの憲法」
の完成披露試写会に行きました。
日本国民が、「憲法」を今、もう一度考えるべき瞬間だと訴えるドキュメンタリー映画。
松井久子監督。
5月21日、渋谷シネパレスにて上映開始。
私も、出演させて頂いております。
この作品は、一方的な強すぎる主義主張が全面的ではなく、どちらかといえば静かに淡々と進む印象。それが、むしろ憲法という敷居の高い存在のものでも、私のような知識不足な者の中でも、綺麗にストンと、内容が心に落ちるような構成になっています。
すべてが特徴ならば、それは特徴がないのと同じように、全体的な印象が落ち着いている分、この映画が本来伝えたい、「日本と憲法の繋がり」が、鑑賞者への目の前に、大きく横たわる。
多角的に「知識」を得ることができ、そしてその枠を超えた、「何か行動しなければならない」という気持ちを奮い立たされるような、「心」に直接響いてくる傑作でもある。
そんな作品に出演させて頂くことができて
とても光栄です。
安倍政権のもとで、憲法がただの紙切れと化した今、それが善か悪かは一旦置いておいたとしても、私たち日本国民が歴史的瞬間に立たされているのは決定的な事実でしょう。
民主主義、立憲主義を無視し
独裁政治を繰り返す安倍政権。
日本の70年間、戦争をしなかったという事実を、憲法無しに語ることは不可能であるのに、安倍政権はその憲法の上に立った。
法律を守らない国民は処罰されても
憲法を守らない政治家は処罰されない...
こんな日本、おかしくはないだろうか。
「政治家を選び、悪政を許したのは私たち、国民だ」
いや、ほぼ違うと言っても過言ではない。
一票の格差など歪んだ選挙制度で選ばれたことや、単に名が知れてる党や政治家に入れた方が多かった、その結果だと思っています。
それは、有権者の半分は選挙に行かないという事実によって、証明されてもいる。
(身近な10人に置き換えれば、5人は選挙権を無効にし、3人は野党に投票、自民党に投票したのはたった2人となる)
憲法解釈を変え、集団的自衛権を認め、アメリカに守ってもらうのが本当に最善の選択だろうか?
武器装備を固めていくことが抑止力であるならば
なぜ、世界から戦争はなくならないのか。
「出る杭は打たれる」...世界一戦争をしてきた国と肩を組めば、私たちの住む日本が狙われるリスクはさらに上がるだろう。
そのリスクを負ってまでも対策が必要なほどの、中国の軍備拡張や北朝鮮の軍事力の脅威...
それは、真実だろうか。
もし、実際に攻めてきたとなっても、米兵は議会の承認なしでは動けず、日本は結局、個別的自衛権で対応しなければならない。
それでも、解釈改憲、ましてや憲法改正に突き進もうとしている安倍政権。
そこまでしてアメリカのご機嫌を取りたいか。
アメリカの属国になりたいか。
私が守れ守れと言っている憲法、「それは、その`危険なアメリカ'が押し付けたものではないか」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、その`押し付け憲法′を、70年間守ったのは日本国民であり、そのことの方が、ずっと重みがあると思います。
安倍政権の暴走に待ったをかけ、今の日本の危機的状況を変える橋渡し役にきっとなる映画であり、本当の平和とは何かを考えることのできる傑作。
ぜひ、劇場まで足をお運びください。
では、最後までお読み頂きまして
有難うございます。
齋藤優里彩

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映画「不思議なクニの憲法」 に出演し、
また一回り成長できたのではなかいと思います。
安倍首相は民主主義者ではありません。
戦前日本の体制を理想としている国家主義者です。
平和憲法を否定。
改悪して戦前の大日本帝国憲法の復活を悲願としています。
自民党の改憲草案を読めば一目瞭然、
まるで大日本帝国憲法の生き写しではありませんか。
こういった人間が首相を務めているところに、
こういった政党が政権を握っているところに、
最大の悲劇があります。
この映画がゆりあんぬの言うように安倍政権の暴走に待ったをかけ、
今の日本の危機的状況を変える橋渡し役にきっとなる映画になって
くれることを願いたいものです。
三国人の好きにはさせてはいけない。
名古屋で現在、”丸木位里・俊『原爆の図』展“が名東区の”戦争と平和の資料館ピースあいち“で行われています。『原爆の図』を見るのは二度目ですが、まさに地獄絵で、丸木夫妻の戦争と原爆の愚かさを伝え、戦争のない平和な世界を願う思いを再認識することができました。
”ピースあいち”は、満州事変から太平洋戦争までの15年戦争の歴史、愛知県での空襲の被害など、戦争に関する展示が多数あり、戦争の悲惨さを歴史の教訓として後世に伝えいくことを目的としています。
戦争が何であるのか、考させられました。
先の戦争は日本の大陸への侵略なのか、それとも欧米諸国からのアジアの開放なのか、日本人なら後者と考えるのが当たり前だと思われる人もいるかもしれませんが、世界的な視点からみれば、日本の侵略という事実を受け止めなければいけません。
ただ、日本はペリーが浦賀に来るまでは鎖国をしており、大陸や半島への侵略など徳川260年あまりの時代は考えもなく、争いのない時代だったわけで、大陸への侵略は欧米諸国への対抗意識から生まれたのであり、欧米諸国が東アジアを侵略しなければ、中国や朝鮮半島との争いもなかったのではと思うところもあります。
侵略と植民地化は欧米人、とくにゲルマン人の特性であり、東アジアの諸国は、漢字、儒教、仏教など共通性があり、欧米人ほど交戦的ではないのではと私はおもいます。
5月8日は、岡崎に来られるとのことで、私も初参加する予定をしています。
本買いますねー。楽しみにしています★
安倍政権は、夏の参院選後の憲法改悪を本気で狙っています!こっちも本気になりましょう!一緒に頑張っていこうね。
未来の子供たちに責任や負担ばかり押しつけて、逃げるような人間や、それを押しつけようと画策する人間が多すぎるね。
やあ、こんばんは、ゆりあんぬ!
出演映画の完成、おめでとう。
一方的な強すぎる主義主張が全面的ではなく、
どちらかといえば静かに淡々と進む
っていうところに、
ゆりあんぬが以前ブログで書いていた
政治活動や政治意識を持つことが
怖いというイメージを与えないよう
集会やデモの在り方を、できる限り変えていく
っていう姿勢と通じるものを感じました。
ぜひ、ゆりあんぬの活躍を見に行かねば。
そして、戦後70年、曲がりなりにも、
戦争がなかった、戦争に巻き込まれなかったのは、
平和憲法があってそれを遵守してきた…
ってことが大きな要因なのは、
間違いないと思います。
戦争は、誰しも嫌なはず。
だからこそ、正面から
「国権の発動たる戦争と、
武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、
永久にこれを放棄する」
って言い切れることは、
理想論なのかもしれないけど大事なのです。
ではでは、また~。