※注意※
いつもにまして長い記事なので、飽きたら即ブラウザバックして下さい。
アダムグラント著「GIVE & TAKE」
メンタリストDaiGoさんオススメ本の中でもやたら気になったので、買って読みました。
読書&学術書?素人には手強かったです。でも読んで良かった!
どんな本か?
監訳者の楠木健さん、メンタリストDaiGoさん曰く、「一言で言うと、情けは人の為ならずを解説した本」
…せやねん。一言で言うとせやねん。
でも、そう纏められるのがこの人らのスゴいところ。
サクッと要点を掴みたい方はDaiGoさんのこちらの記事を是非読んで頂きたい!
(正直こちらの記事を読めば以下は読まなくてもいい位w
読んでやろうという物好きな方は続きをどうぞ↓)
さて、私には情報量が多すぎるのでとても纏められないこちらの本。
正直、理解しきれたかも微妙。
とりあえず、読んで気になるところに付箋を貼っていったのでそれを紹介していこうと思う。
もう感想というより備忘録、いや、只のメモかもしれない。
尚、私は鴨頭さん(YouTube公演家。めっちゃギバーだと思う)の考え方が好きなので、鴨頭さんと共通してることに主に注目した。
その前に前提~。
この本では、人類の分類として、
①「ギバー(Giver=与える人)」
②「テイカー(Taker=奪う人)」
③「マッチャー(Macher=与えた分貰う人、バランスを取ろうとする人)」
の3つに分けられるとしている。
因みに、私は自分を、ギバーになりたいマッチャーだな~と思っている。
あなたやあなたの周りの人はどうだろうか?
ギバーやテイカーと聞いて当てはまる人がいるだろうか?
いたら、その人を思い浮かべながら読んで欲しい。
では、進めます。
■この3つの分類の中で、成功&成功しないのは??
最も成功するのは →①ギバー(トップギバー)
最も成功しないのも →①ギバー(ボトムギバー)
❔では、このギバーの違いは?
❕ 成功するギバー(トップギバー)はギブする時に「自己犠牲」でなく「他者志向性」を持っている。
とのこと。
私には分かりにくいので噛み砕く。
まず志向性って何じゃい。
↓
志向性=心がある目的に向かうこと。
例:ブランド志向。
そんで、他者志向性とは、
↓
他者志向性=自分の取り分の心配をするのではなく、みんなの幸せのために高い成果を出すことを目的とする。
これが出来るのがトップギバー。成功者。だそう。
ええ、トップギバーって超いい人そう~。
❔ちょっとまてよ、でもそれって与えまくりで自分に利益ある?
❕ある。
あるんかい!
❕理由
・自己利益と他者利益は共存できるから。
・他者に利益をもたらすのに「自己犠牲」は必要ないから。
え?どゆこと?どうすりゃいいんだってばよ?
❔どうギブすれば自分の利益も得られるか
❕「意義」がポイント。
「自分にとって意義のあることをする」
「自分が楽しめることをする」
=自分にも「与える」ことが出来る。
=自分が認識する「意義」のもと、他者と自己は一体化する。
とのこと。
はい、段々分からなくなってきましたね!
私に分かる例で言うと、
鴨頭さん主催の「私は私の仕事が大好き大賞」の理念と共通していると思った。
①働くことに自分で価値をつける(意義)
②そして楽しんで取り組む(自己利益)
③結果お客様と自分を幸せにすることができる。(自己利益と他者利益の共存)
要するに、ベースで自分に与えていると他人に与えても損してない。
むしろもっと与えて自分も相手(お客様)もハッピーになれる。
・まずは自分!
・やりたいからやる!
このやりたい、という欲求が大事ってことだ。
「自分がやりたいこと+誰かの役に立つ=自己利益と他者利益の共存」になる
これで楠木健さんやDaiGoさんの言う、『情けは人のためならず』に繋がるってことかな。
主題回収!自分乙~!
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この時点でもう長いので後はメモそんままにする…。
フリック入力もう疲れた…。
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【プラットフォール効果】
=達人がヘマをすると好感度がいっそう上がること(※但し達人に限る)
これは林先生の言う「錯覚資産」があるから出来るんだろうな…。
まずは達人にならねば。
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【ゆるいコミュニケーション】
やっぱマインド。
多くの質問をして「相手の視点」を分かろうとするのが大事。ギバーはよく質問する。
質問して答える→自分で言ったことは実行したくなる。
自分の声を一番聞いてるのは、自分(by鴨さん)に通じる。
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【話し方】
ゆるい話し方がいい。
控え目→相手の権威を脅かさない→話聞いてもらえる。
※但し、リーダーシップを握ってる時は、控え目な話し方は✖
舐められて奪われるから。
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【賢いバカ正直になる】
❔与えるって損じゃない?
❕与えれば与えるほど気分が良くなる→ますます与えるのが容易になる→損だと思わなくなる。
因みに、どのぐらい与え、どのぐらい受け取るかは動機や価値観によって決まる。性格とは無関係とのこと。
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【テイカーへの対処法】⚠重要⚠
・利己心を刺激してやればいい反応を示す。
・テイカーの気持ちにに共感するのは✖
・テイカーの思考に焦点を当てるのがコツ
感情じゃなくて視点で考えると奪われない
例 面接官として転職したい人の話を聞く時
✖共感(感情)で聞くと、
→この人は A(上司)やB(待遇)が嫌、大変だった。
と考えることになる。
○視点・思考(事実)で聞くと、
→この人は AやBはなるべくなく、C(程よい待遇)を求めている、目指していると考える。
すると、
こちらのニーズとのマッチングが出てくる。
○の聞き方だと、
こちらはC’(程よいけどやはり少し負担はある待遇)なら提供できるし、こちらにも利益がある。どうだろうか?と交渉になる。
✖の聞き方(共感に焦点を当てる)だとC’は出てこず、
大変でしたね、じゃあ貴方の満足いくように考えましょう(まんまC)的なことになる。
→テイカーに奪われる!!これはアカーン。
だが、上記のように
感情じゃなくて視点・思考に焦点を当てると、奪われない。
・つまりテイカーとつきあうときには、マッチャーになればいいのだ。
・ただし、最初はギバーでいた方が良いだろう。
・信頼は築くことこそ難しいが、壊すのは簡単だからだ。
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【テイカーへの有効な戦略】
・「寛大なしっぺ返し」テイカーが競争的な態度をとったら、3回に2回は競い合い、3回に1回は与える・協力する。
・自己犠牲ギバー→いつでも人を信用する→テイカー相手の戦略としては間違い。搾取されるだけ。やらないよう注意。
・他者志向ギバー→他者利益と共に自身の利益を気に掛ける。基本人を信用する。相手がテイカーならマッチャーになる。やるならこっち。
・テイカーを相手にする時はマッチャーになるのがいい。
ただし、3回に1回はギバーに戻って、テイカーに名誉挽回のチャンスを与える。
すると、テイカーからの信用も損ない過ぎない。
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【女性ギバー】
女性ギバーが交渉する時は、自分ではなく、「誰か(家族・友人)の代理人」として交渉している体でやるとはるかにうまくいく。
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【π(パイ)を大きくする】
自分だけが与えるのではなく、他の人も巻き込んでグループで与える。
恩送り、ペイフォワード。
結果みんな幸せになるよ。
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【VSテイカー、そしてトップギバーへ まとめ】⚠重要⚠
・人は皆善人という信念から出発
・と、同時に周囲の状況を観察
・潜在的なテイカーを割り出す。
・必要とあらば、テイカーの感情を思いやるのではなく、
・テイカーの思考を分析する
・テイカーには、無条件に与える代わりに、
・寛大なしっぺ返しで対応する。
・(3回に2回は競い合い、3回に1回は与えるor協力する)
・万一、自分のことを後回しにしそうになったら、
・自分は大切な人の利益を代表していると思うと、
・しっかり自己主張できる。
ギバーでも場合によってマッチャーになれるかが、ボトムギバーとトップギバーの分かれ目。
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【人がお互いを助ける理由】
人は「誰か」に投影した「自分」を助けている。
人は「ありがとう!」を求めている!
感謝されると、やみつきになる
もっと与えたくなる
助けた相手に愛着がわく
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【「共通点」は与えるという行動に多大な影響を及ぼす】
お互いに共通点があると親近感がわく(共通アイデンティティ/グループ意識)
共通点がある相手に親切にする
=他者志向性+仲間意識が強まる
仲間を助ける
=そのグループ全体がよくなる
=結果的に自分も助けている
特異な共通点を持つ相手により引きつけられる。
(珍しい名前同士とか)
自分を連想させるものが好き
(自分の名前が入ってるチョコ・場所とか)
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【異化して同化する】
みんなと同じがいい
でも自分だけの個性が欲しい
❔相反するよねー
❕解消するには?
「異化して同化する」
どうやんの?
特異なグループに参加すること
例 経営者ばかりが集まってるフットサルチーム、社会人のジャズバンドサークル等。
そこに所属して、共通の何かを得る
(関心、アイデンティティ、目標、経験…)
すると、個性あるけど、グループでつながってる感あるから満たされる。
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【テイカーをギバーとして振る舞わせるには】
「与えることを人目にさらすこと」
テイカーは人目のある環境で気前よく振る舞えば自分の評判が上がることを知っている。
人目がないところでは協力、与えたりしない。
それを利用する。
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【テイカーをギバーに変えれるか】
行動を変えれば信念もあとからついてくる!
テイカーでも、ギバーの行動をすることでギバーになる。
但し、行動理由が外的要因だと、その内テイカーに戻る。
(昇進のためにボランティアとか)
自分の選択でギバーの行動を繰り返していると、テイカーはギバーになる。
この具体例として、一つ紹介したい。
鴨さんのマクドナルド時代のあるヤバイ男性Dがマネージャーという役割を任されて段々変わり、ゆくゆくはトップマネージャーになった話。
その話はこうだ。
鴨さんが働いてたマクドナルドに、商品を勝手に食べる、売り上げを盗む、女の子に手を出しまくるというとんでもない男の子のDがいた。
正にテイカーだ。
鴨さん達はあまりに手をつけられないので上司に相談した。
鴨さん「Dは手がつけられない。辞めさせた方がいい」
その上司「…そうか!ならDをマネージャーにしよう!」
鴨さん「ええー!!??いやいや、誰が育てるんですか?!誰も無理ですよ?!」
上司「なら俺がやる!」
上司「D、君は今日からマネージャーだ!マネージャーはみんなのお手本だよね?じゃあマネージャーの時間の考え方は?」
D「………5分前(行動)」
上司「皆のお手本になる身嗜みは?」
D「………アビィリアンス基準(多分しっかりした身嗜みの基準)」
上司が、Dに君は皆のお手本になるんだよと人目のある立場と信頼を示した。
Dは悪いことをしているが、ちゃんとした基準も知っていた。
そうするとマネージャーとして、Dは人目のある中でギバーの振る舞いをしていくことになる。
それを繰り返していった結果、Dは店一番のマネージャーになったというのだ。
テイカーがギバーになったいい例だ。
これは上司がトップギバーの視点を持ち、それに沿った指示を出した結果だと思う。
後に鴨さんは上司に尋ねた。
鴨さん「上司さん、確かにD君は変わりました。以前とは見違えるようです。でも何故あの時、彼を辞めさせずにマネージャーにしたんですか?」
上司「……いいか鴨頭、Dをここで辞めさせたらアイツはどこに行くんだ?きっとどこに行ったってうまくいかないだろう。だから、育てるんだよ。マクドナルドはハンバーガーを作ってるんじゃない、人を作ってるんだ。」
か、かっけー!!
鴨さんの他のエピソードにもこの上司さんは出てきて、「マクドナルドはハンバーガーを作ってるんじゃない、人を作ってるんだ!!」って言って、起こす行動もブレないから熱い信念が伝わってくる。
上司さんは多分ギブとかテイクとか考える前にギブしてそう。
マインドからこうあると最強だよなぁ。
トップギバーのマインドがあるからトップギバーの行動が取れるんだと思う。
やっぱマインドなのよ。
若干話が逸れた感があるが、以上~!!
「情けは人のためならず」から、「やっぱマインドなのよ」で締める謎展開になりましたが、
本著の大事なところはきっとこのメモしたとこらへんかと。
よく分からん&深堀りしたいという人は、アダムグラント著「GIVE & TAKE」を是非読んで下さい!
では。
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