夢半ばで旅立った偉大な先輩のお父様が書いた文章だそうです。
これを読んだ時にハッとさせられました。
なんというか心を打たれました。
オレはいろんなバンド経験を経て現在Goodbye Mozartというバンドをやっています。
掲げた夢はまだ叶っていないものが多く、現状に満足していません。
最近はこの考え方もあまりよくないなって思っていたんですが、グバモのようなバンドは売れてない、世間的に言えば無名なアーティストです。きっと活動休止や解散をしたところでたくさんの人に惜しんでもらえるバンドではないし、何もなし得てないバンド。
そんな考え方だからこそ、今の現状を誇ることができませんでした。
「全然大したことやれてねぇやん」って。
でも少なからず応援してくれるファンやお客さん、心の底から仲間だといえるメンバーや他のバンド、所属事務所やスタッフ、ライブハウスやイベンターの関係者、職場の人たちや学校の同級生や友達、家族、、、あげればキリがないけどたくさんの人が人生に関わってくれています。
もちろん上記の人達はGoodbye Mozartというバンドを認知してくれている人たちばかりです。
結果を残せなかったら何の意味もない、動員が増えなければ、CDが売れなければ意味がないと考えることで少しでも結果を出せるように自分自身を奮い立たせてきました。
でもふとした瞬間に気付かされます。ツアーで県外を回った時の離れた土地の仲間たち。グバモの良いところも悪いところも知った上でいつもものすごく近くでサポートしてくれてる名古屋の人たち。その時はまだ実力不足でもメンバーと一生懸命作った曲達。その日しかない一回きりのライブ。
目の前にあるもの、目の前にいてくれる人たちを誇りながら先に進めれば、きっと幸せに生きていけるんだなって。
世界が終わるその時にどんな言葉を叫ぶだろう?と考えた時に出てきた言葉は愛でした。
それは恋人だけに投げかけた愛ではなく、家族、仲間、メンバー、友人、仲間のバンド、お客さん、人生に関わってくれる全ての人たち。
愛に溢れているんだということにやっと気付き始めた時に、偉大な先輩とその親御様が改めて気付かせてくれました。
大切なことをありがとうございます。
だからこそこれからの活動、人生を胸を張って誇りを持ちながら全力で生きていこうと思います。