月別アーカイブ / 2020年02月

富山県黒部市の習いごとをまとめています。

 

普段は中学校で数学を教えています。

 

今回取材したのは

「黒部ミニバス レインボーズ」。

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体育館に入るときから、

保護者や児童からの元気な挨拶に迎えられます。

 

後で知ったことなのですが、

代表者の方は

「挨拶」はものすごい大切にしていることだそうで、

納得です。

 

練習を通しての印象は

本当にバスケットボールが好きなんだろうなぁ。

と初心者の僕が見てもわかるレベルでバスケに熱中しています。

 

取材日には、習いごとに登録している児童全員が参加しているということでした

僕にとっては、これはすごいことで、

勤務校での中学校で顧問している部活動では、

「好きで参加」しているはず、にも関わらず全員参加は大会の日くらい?です。

 

これも代表者の方に伺ったことなのですが、ほぼ毎回「レインボーズ」では登録している児童全員が参加するそうです。

意識の高さが目に見えてわかります。

素敵。

 

発達段階として小学校高学年では、

男子より女子の方が発達は早いので、身長も女子のほうが大きくなりがちです。

この女子のミニバス「レインボーズ」でも例にもれず、

(例にもれずというより、思っていた以上に)

身長は大きく感じました。やっぱり、聞いてみると隣で練習している男子より身長は大きい、との事。

低学年の子との身長差は歴然で、まるで(まさに?)子どもと大人。

いろいろな身長の子どもがいることが小さい子からすれば「こうなりたい」という憧れのお姉さん像になるのだと予想できます。

身近に憧れがいるって、当たり前のようで幸せなことですね。

ちなみに、僕の小さい頃のあこがれは筋肉番付で活躍する「ケイン・コスギ」でした。

(今の子どもはわからないだろうなぁ)

 

代表者の方も、コーチの方も、すごく丁寧に子どもと向き合っていることも

伝わってきました。

あまり知られないことからもしれませんが、

バスケットボールの指導者は、体力もめちゃくちゃ使うんです。

かくいう僕も2年間だけバスケットボールの顧問をしていたので、立派な「にわかバスケ野郎」なわけですが、2年間でも、審判の講習会で休日が潰れたり、試合の日でもただ引率すればよいだけでなく、審判で走り回ったり(初心者が想像する7倍くらい走ります)と、その過酷さには触れているつもり。

そんな中、「レインボーズ」の指導者は

練習中のゲームでも、本当に「丁寧に」吹いている(ジャッジしている)なぁ、

と体感します。

ファールのとり方、アウトオブバウンズ、トラベリング、ゲームの整理、

簡単そうに難しい判断を(それも瞬間のことを迷いなく)されています。

これは、何より子どもが幸せで、

試合でいきなり想定外のルールに触れる、みたいなことが起きないわけです。

「練習のルール(環境)」=「本番のルール(環境)」

をいかに作れるか、はそのチームの強さを測れる指標にもなると僕は思っているのですが、「レインボーズ」はそのルール管理が丁寧です。

 



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ここからは、本当に僕の主観なのですが、

取材していて一番驚いたところ。

取材をしていて、カメラを回している時間が長いわけですが、

僕が壁際でカメラを回していると、

どうしても子どもがカメラの前を通らなければならない時があります。

そのときに、子どもがカメラの前をかがんで渡るんです。

撮影に支障のないように、まるで大人のような気遣いですよね。

これって、当たり前のようで、

完成された(ましていきなり取材に訪れた見知らぬ大人に対して)、なかなかできないものだと思いました。

高学年の子どもだけかと思っていたら、低学年の子どもも同じようにカメラの邪魔にならないようにと続きます。

結局、練習が終わるまで意図しない映り込み(横切り)はなく、

外は寒かったにも関わらず、

気持ちはポカポカで帰りましたとさ。

山県黒部市の習いごとをまとめています。

 

普段は中学校で数学を教えています。

 

先日上げたブログ

の話、

「これこれ!」と思った話が

読んでいた本で同じような話があったので、思わず投稿。

 

読んでいたのは、この本。

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妹尾昌俊「学校をおもしろくする思考法 卓越した企業の失敗と成功に学ぶ」学事出版

 

その中での一節を引用します。(p.174)

――――引用ここから――――

■氾濫する〇〇教育の中で

いまの学校には様々なことが求められています。ある校長が「〇〇教育」と呼ばれるものを数えたところ200近くもあったという話を聞いたこともあります。教育ジャーナリストの渡辺敦司さんは「100を超えているのは確実」と述べています。

また、牧野篤東京大学大学院教授は、学校は教育機関というよりは「福祉機関」になりつつあると述べています。家庭の貧困などを受けて、学校では、教育や授業以前の問題が大きくなっているというのです。

――――引用ここまで――――

 

 

そう!

これが言いたかった!

みたいな「言い得て妙」な表現。

学校が

「教育機関」→「福祉機関」

になってしまっていると言いたかった。

 

だから、教育はだめになった、とは言いません。

「どんな要望でも受け入れざるを得ない」という実情は、

明らかに世間の

「義務教育だから子どもは学校にいかなければいけない」という誤った認識からくるものにほかなりません。

「教育の義務」は子どもの義務ではないのに。

保護者の義務です。

 

私も日々勉強ですが、

参考までに、以下の流れを再認識してください。

 

(認識不足から始まり)

①義務教育だから学校行かなきゃ

②(義務教育)学校は人種のるつぼに

③十人十色の生徒に100以上の〇〇教育を強いられる教育現場

時間に限界があることからベルトコンベアー式のひと括りの教育へ

⑤世間の教育批判・さらなる学力(人間力)低下へ

→①へ

 

「じゃあ、学校行かなくてもいいのか!」

という意見が出そうなので、

それについてのわたしの意見も

いつかブログに書こうかと思います。


ちなみに、今日引用した妹尾さんの本、

参考になるものが多くて、

教育関係者以外にも読んで欲しいものもあります。

何冊かを昨年の末からダダダっと読んでいますが、

1番受け入れやすく、身近な話と結びつけやすい話が紹介されているのが、今回の

「学校を面白くする思考法」

だな、と思います。

Googleやセブンイレブンにその経営を学び、学校(関係者)に生かそうとするものです。

保護者も読んで無駄にならない存在です。

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〔写真取りましたよー〕

今回は画像編集してないですが、

勤務校から見えるいい感じの立山連峰をどうぞ。

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富山県黒部市の習いごとをまとめています。

 

普段は中学校で数学を教えています。

 

「教育」って一言でいっても、人によって表している意味が違ったりしますよね。

って思ったりしました。

 

例えば、

「勉強を教える」

ときも

「教育をする」

といいますし、

 

「しつけをする」

ときも

「教育をする」

といったりします。

 

はたまた、「心を豊かにする」

こともまた、

「教育をする」

といいますね。

 

便利なんですよね。

いろんな意味を含む言葉を使うのって便利なんですよ。

若い子の「やばい」

みたいなものですよ。

なんでもかんでも「やばい」。

というように、

あらゆる成長を「教育をする」と世間では使っています。

最近では「卍(まんじ)」という言葉もありましたか?

(もう流行はおわりましたか?)

腹が立つときも、嬉しいときも、やるせないときも、悲しいときも、面白いときも、

なんでもかんでも「やばい」とか「卍(まんじ)」とか言うのと同じように、

学習をすることも「教育」

道徳性を育むことも「教育」

しつけも「教育」

生活態度を整えることも「教育」

規則を守ることも「教育」

健康を保つことも「教育」

褒めるのも叱るのも「教育」

食事も「(給食)教育」

そうじも「(清掃)教育」

ついでに、定期的に運動することも「(部活動)教育」

本当に便利な言葉です。


そして、「教育」という言葉とついてまわるのは「学校」です。

「学校」は「教育」をするところですからね。

ではでは、

さきほどの「教育」をする役目は

「学校」にあるということですよね…

学習も、道徳も、しつけも生活態度も、規則も健康も、褒めるのも叱るのも食事も掃除も運動も、学校の役割ですか?


学校はなんでも屋さんですか。

子育てのことなら、なんでもおまかせ、子育てコンビニですか。

なんでもまかせられると、勘違いしてしまいませんか?

コンビニが24時間営業をやめて批判があるように、

学校が時間外対応をやめて批判をしてしまいませんか。

コンビニが今までのサービスをやめて批判がくるように、

学校が今までやっていたサービスをやめて批判がくるのではないかと心配です。

そのサービスは、本来は家庭で教えることであったとしても、世間は批判するのではないかと心配です。

コンビニでいつでもなんでも食べて飲めることで、豊かさを通り越して生活習慣病を助長しているように、

学校も、いつでもなんでも子育てを代行することで

そのうち(今や、もうすでに)役割が過多で世の中の人になにかの病気(?)を助長させているのではないかと心配です。

 

本当に、今だからこそ、考えてほしい。

学校はなんでも屋さんじゃないんです。

子育てコンビニじゃないんです。

 

「こんな責任放棄の先生にうちの子は見てほしくない」

と言われてもいいので、

世間につたえさせてほしかったので、書いちゃいました。

 

あなたの近くの学校も、

あなたの近くの先生も、

なんでも屋さんじゃないんです。先生である前に人なんです。

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〔写真取りましたよー〕

今回は画像編集してないですが、

カフェで起業を考えている

友達の作ったシフォンケーキ取りました。


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美味しそうですよね。

ご馳走様でした。

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