無事参拝を終え、次は恒例のおみくじ。
私、夫、大五郎(仮)は吉でした。
今年も初心忘れるべからず、感謝の気持ちを常に持って何事も取り組んで参りたいと思います。
さてここで事件が。
おみくじを見つめたまま固まっている娘。
チラッと中を覗くと、凶の文字が…。
確か去年もそうだった気がする…。その時にあれが欲しい、これを叶えてなど思って引いたと言う娘に「神様だってこの忙しい時にそんな邪心に塗れた気持ちで引かれたら嫌なっちゃうよ。まずは感謝の気持ち、それから無心で引かないと。」と伝え、正月早々余りの落ち込み様にもう一度おみくじを今度は自分のお小遣いで引いてみたら?と提案し実行しましたが、結果やはり「凶」。
神様はそんなに甘くありませんでした。
それから一年。一瞬タイムスリップしたのかな?と思う程、全く同じ光景が目の前に広がっている…。
「娘、もしかして今年も色々邪心に塗れて引いた?」
「………うん、テストで100点取れます様に。とか塾で一つ上のクラスに上がれます様にとか。キッズスマホが欲しいとか。」
…………………………。
成長してないどころか邪心のレベルがアップしている…。
娘……いつも言ってるけど、努力なしに結果は得られません。朝起きたら突然天才になってるなんてことはないし、暗記パンも存在しません。
あなたは勉強してもすぐに自分を甘やかして10分毎に30分程の休憩入れますよね?神様だって種も植えず耕す事もしない畑に豊作を授けたりは出来ません。
あと、去年も凶だったけど、去年はそこそこ良い年だったでしょ?凶って言うのは一年凶って訳じゃないんだよ。色んなことに気をつけて、目的に向かって努力しながら大吉で終わる年にしなさい。って事だから、ここから自分次第ではどんどん良くなっていく年なんだよ。
「うん…分かった…。」
おみくじを結ぶ娘の哀愁に満ち満た背中に、正月早々居た堪れなくなる私…。
…………………………。
娘、そしたら今度こそ、邪心を捨てて感謝の気持ちでもう一回引いてみな。それが今年の神様からの言葉だと思って。
初めは渋っていた娘だったが、最終的にもう一度引くことに。私は遠くからその様子を見ることに。
おみくじの前で深呼吸をし、頭を振り、邪心を振り払う娘。静かにおみくじの入った箱に手を入れ、いざ…!!
結果
「中吉」
「ママ!!中吉だった!!」
と喜ぶ娘。
おみくじに書いてある言葉を読んでみると
願事 うんうん。
旅行 へぇー、悪くないみたい。
失物 見つかるって。
病気 うん、これも悪くないね。
おっ?で、学問は?
学問
己れを甘やかすな。
…………………………。
ほんと、それ。
「神様にも言われちゃった…。」
と娘ポツリ。
…神様ってちゃんと見てるんだなぁ…。
流石に神様に言われたとなったらやるしかないと、その日からとりま塾の課題と学校の宿題に励げみ出す娘。
神様、これが三日坊主になりません様に🙏
コメント一覧