12月28日、それは娘にとって正月よりも夏休みよりもクリスマスよりも何よりも一年で最も重要な日、そして私にとって一年で最もプレッシャーのかかる日、そう、この日は娘の誕生日
一週間前から
「ママ!12月28日は何の日でしょうか!!」
と言うプレッシャーのカウントダウンが始まる。
「えっと、娘の誕生日だよ!」
「正解!!さらに⤴︎?」
「え?さらに…?」
「もう!!その日は禰󠄀豆子の誕生日でもあるでしょうがっ!!
私は禰󠄀豆子と同じ誕生日でしょうが!!」

………………………。

昨年その事実を知ってから娘に漲る謎の自信…。娘さん、分かるよ、その気持ち。ママだって子供の頃、ポールマッカトニーと誕生日が同じだと分かった時、何故か謎の自信が漲ってきたもの。でも大人になって気付いたことがあるんだ。誕生日が同じってだけではポールさんのような曲は作れないんだって…。

それはそうと当日、緊急事態宣言が外れている今ならと、コロナ禍に入ってから一度も呼べずにいた父幸男を召喚しました。

「おー!!孫ぉ(娘)〜!大五郎(仮)〜!!久しぶりだなぁ!!」
とダンボールいっぱいに入った幸男ファームの収穫物を抱え、民謡で鍛えたご自慢の声量で参上する父。

「じぃちゃん!!久しぶりー!!」
と、実家に行った時も予定が合わずだった娘にとって約2年振りのじいちゃんとの再会を喜ぶ娘。
「おおー!!孫ぉー!!久しぶりだなぁ!!何年振りだ?」
「えっとね、」
「何歳になるんだっけか?」
「え?えっとね、」
「10歳になんだよな!!早ぇなぁ!もう10年経つのかぁー!久しぶりだなぁ!!」
「……うん!!!」
あの娘にすら付け入る隙を与えない相変わらず小林家最強の父、幸男。
ところで最後の方、生まれてからの年数と会ってない年数が若干混在してます。

お土産はまだダンボールもうひとつ分ありました。
実家でやたらと勧められたリステインが4本。
殺菌力の嵐。

そう言えば実家の洗面台の至る所にこの「殺菌力」のシールがアマビエ様的なご利益があるのかなと思うくらいに貼ってあったなぁ…。
参照↓
「由美子!!これ!!これはノンアルコールだからよぉ!孫(娘)に使わせてやってくれ。大丈夫だ!ノンアルコールだから!!あ、でもまだ大五郎(仮)はダメだぞ?孫(娘)なら、大丈夫だ!!ノンアルコールだからな!!ノンアルコール!!」
…ノンアルコールへ信頼がエグい…。
そして圧倒的デジャブ感…。
しつこいようですが、参照↓

更に謎の神訓。
父曰く、
「こないだツーリングで行った先でその神社に寄ったんだよ。バイクの神社なんだと。いい言葉だからもらってきたんだよ。孫(娘)にやろうと思って。」

ほうほう、この神訓、まるでお父さんの人生のようですね。
ところでバイクの神社ってなに?

「わぁ!!じいちゃん、ありがとう!!」
と早速自分の部屋に張り出す娘。
我が娘ながら「いい奴だな。」と思いました。

さて、久しぶりの父の登場に思わず話が逸れてしまいましたが、今日のメインはです。

という訳で娘の誕生日スタートです。

娘に
「誕生日は何でも好きなもの作るから言って。」
とリクエストしたら
「じゃあ、鰤しゃぶが食べたい。
というのでこの日の夕飯は早速幸男ファームで採れた新鮮な白菜とネギを使って鰤しゃぶと刺身(主にマグロとサーモン。あと主に私にご褒美ウニ。)を並べました。
おおよそ10歳の女の子の誕生日パーティとは思えない、映え?何それ美味しいの?な渋さ。

「いただきます!!」

この日、父はひたすら幸男ファームの現状を語り、娘は
「明日は私の誕生日ぃ〜!今日が9歳最後の日ぃ〜!!明日は私の、誕生日っ!!」
と私に底知れぬプレッシャーをかけ続け、
大五郎(仮)は
「おれはぁ〜⤴︎誰だぁ!!誰なんだぁ⤴︎?お前はぁ⤴︎誰だぁ!!
誰なんだぁ!!」
というどこか哀しい謎の歌と謎のダンスで謎のアピールをしていました。

それぞれがそれぞれに楽しむこの光景を見てふと、あの方の名セリフが浮かんできました。
「俺か、俺以外か。」
そう、ここにいるのは
「誕生日の者か、誕生日ではない者か。」
こうして楽しい前夜祭は幕を閉じ、それぞれ眠りにつきました。

明日28日はいよいよ本番です。

続く。