月別アーカイブ / 2020年10月

息子大五郎(仮)にもやってきました。
なんでもひとりで出来るもんシーズンが。

トイレだって「ひとりで出来るもん!」
私がズボンを脱がせようものなら
「やめぇーー💢自分でやる💢」
と激しく抵抗。
「だって漏れそうなんでしょ?」
「でも自分でやるのーー!!」
息子の中で今最も大事なのは漏れることより自分でやることなのだ。その順位は例え発射3秒前であろうと、揺るがない。
……頼む…!急いでくれ…!!

「脱げた!!はい!ママ!トイレへ!!」
便座がまだ少し高い上に補助する台もないのでここからは私が素早く抱っこしてゴートゥー便座。
しかし……、

「あ!出ちゃった…。」 

大体5回に1回は便座まで間に合わず、息子のおしっこは綺麗な放物線を描き私のズボンへ…。

…………………………。

「ほら〜、ママが早くしないからぁ〜。」
………………私が悪いのか…? 

お風呂だって「ひとりで出来るもん!」
私が服を脱がせようものならシャーーー!!と威嚇が凄い。そして脇を固めてロック。
まぁ、大人なら秒で脱げる服を何分もかけて脱ぐのも微笑ましい。特に毎回服の首が抜けなくて顔がストッキングかぶって上に引っ張ったみたいになるのが、面白…微笑ましい。あと「脱げたぁ!」って超絶ドヤ顔で浴室に入って行ってますけど、毎回靴下脱ぎ忘れてますよ?

髪だって、体だって自分で洗うんだ!!

うっかり息子のアカスリを泡立てようものなら
「ぎゃあーー!自分でやるって言ってる💢」
と滑りやすい浴室で地団駄を踏むという危険行為に走るのでとにかく私は見守るしかない。
分かってる…あなたのその自立心、大変立派だと思う。その心ちゃんと育てたい…育てたいのだが…
目の前にはポンプから直接ボディーソープを塗りたくっている息子大五郎(仮)の姿が…。
それ、少量でも十分に泡立つ家計に優しいボディーソープなんです。だから、そんな量を体に塗りたくったらしたら……
私の声も虚しく、シャワーで一気に流す息子大五郎(仮)…。

泡…泡…凄い泡………。

まぁ、そうなりますよね…。
てか、全然洗い流せてないんですけど…
と息子からシャワーをもぎ取り洗い流そうとした途端…

「じ💢💢💢で…💢」

息子は静かに怒るタイプ…。
めっちゃ怒ってるやん……。

ボディーソープのせいで摩擦力ゼロの浴室…暴れられたら私もただでは済まない…。

まだボディーソープが体に残ったまま、お次はシャンプー。
やはりシャンプーも直接ポンプから頭へ猛プッシュ…。2、3回クシュクシュしてからシャワーへ。
……全然洗えてないうえに、全然流せてもいない…。これでは流石にまずいので、ここから始まるお前はマリオネットだ、作戦。
「おおー!自分で洗えるなんて凄いじゃないー!あ!でもまだここに泡が残ってるよー?」
「え?どこ?」
「ここ、ここ!!(ゴシゴシゴシ!!)」
「やめて!自分でやるの!」
「何にもしてないよ?ほら、自分で流せる?」
「流せる!」
「あれ?ここにもまだ泡が残ってるよ?」
「どこ?どこ?」
「ほら、ここ!ここ!!(ゴシゴシゴシゴシー!)」
「…なにしてるの?大五郎(仮)、自分でやるって言ってるよ?」
「なーんにもしてないって。さぁ、自分で流してくれる?」
「いいよー!」
これを何度か繰り返してようやく洗髪完了。

「ママも頭ぱっと洗っちゃうから先に入って待ってて?」

そして、洗髪し終わった私の目に飛び込んでくるのはいつも身に覚えのない泡風呂浴槽…。
息子の身体にまだまだ残っていたボディーソープがお風呂の中で泡立って凄い……。

…………………………。

息子さん…あなたのその自立心は立派ですが、その陰で毎回ボディーソープとシャンプーの減りが異常に早く、更に毎回お風呂を入れ直さなきゃいけないので家計を圧迫しております。

どうでしょうか、もう少し、私にあなたのお世話をさせてはもらえないでしょうか…??

「じ・ぶ・ん・でっ💢」



週末、子供達と公園に行った時のこと。
鉄棒を見つけると、「久々に(逆上がり)やっちゃうかー!」と自信満々の娘。

ー見よ、弟よ!これが逆上がりだぁ!ー

勢いよく蹴り上げる足…!
伸びる肘…
反る体…

ズドン…!!

鉄棒を一瞬も巻き込むことなく元の位置にリターンする両足…。
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「…………………。」

…あんなに練習した逆上がりが全く出来なくなってる…。完全にもう逆上がり出来ないフォームにもどってますやん…。

そんなバカな…。と落ち込む娘。
その後、何度か逆上がりを試みるも、逆上がれず…。

「…娘…肘は曲げたまま、胸を鉄棒から離さないように、足は自分の頭の方に蹴り上げて、それから…」
「そうだ!ママ!これは勢いが足りないから出来ないんだよ!」

………私の声はもう雑音ですか…?

娘はそう閃くや否や、鉄棒から3.4メートル離れると、そこから鉄棒目掛けて猛ダッシュ。

その名も 
加速力で逆上がり!大作戦…!!

「うぉりゃやあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

そしてその勢いのまま、鉄棒を握りしめ、
いざ!ゴートゥー逆上がり!!

しかし…踏み込みのタイミングが取れずタンタタンと踏鞴を踏み、ゼロ加速になる娘。

「あ、あれ〜〜〜?!」

あの猛ダッシュは最早ただの走り込み。

…娘さん、前に逆上がり練習した時も一発逆転狙ってそれやってましたけど、その時も鉄棒前で踏鞴を踏んでゼロ加速になってましたよね?それでその時ママは「どんなに加速をつけても踏み込みが上手くいかなかったら意味ないよ?」って言いませんでしたっけ?ママのアドバイスをすぐに雑音化するのやめてくれません?

「おっかしぃなぁ…?」

と納得いかない様子の娘。仕方ないです、地道にまた特訓しましょうよ。
しかし、諦めきれない娘の次なる作戦はこうでした。

「もっと遠くから走ればいいんだ!!」

違う。
 
…漢字練習3倍速の時もそうでしたが、貴方の努力の方向、いまいちズレている気がします。
(参照 https://lineblog.me/shubiko06181228/archives/2415627.html)

そして娘はいそいそと鉄棒の後方、コンクリートで出来た小さな山、通称プリン山へと向かい、登頂。
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マジ…?
言うてもあれでしょ?もうちょっと遠くから走るとかでしょ?とか思っていた私の予想の遥か斜め上をいく娘。

「ママーー!さっきは勢いが足りなかったんだよ!これでやってみる!!」

題して
「プリン山頂上からの逆上がり、加速アップ大作戦。」

勢いよく鉄棒へ向かって下降、走っていく娘。
手を伸ばし、いざぁあ………!!

「どりゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

タン、タタタ、タタンタ…

……………………踏鞴、再び……。

そしてゼロ加速へ………。

「あれーーー?なんでぇ??」

……娘よ、母の声は聞こえているだろうか…。
もう一度言おわせて欲しい。
逆上がりは加速じゃない。
今ここで、逆上がりのやり方YouTubeを観ながらもう一度練習やり直さないか?

「よし!!もう一回!!」
とプリン山の頂へと戻る娘。

………………。

もう雑音どころかモスキート音化している私の声など届きはしないだろうが、私は貴方に伝えたい…、
努力の方向、そっちじゃないだろう…と。

2度目のプリン山登頂に成功した娘、
いざ、逆上がり加速度アップ大作戦、開始…!!

「ハァハァ…っつ、次こそ…!!」

めっちゃ疲労困憊してますけど、大丈夫…??

「うぉりゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

勢いよく駆け下りる娘…!!
娘よ!もしこれで逆上がりが成功したら、私と一緒に人生の必勝法本を出さないか……?
しかし……下山直後、なんと早くも踏鞴を踏みだす足…

おっとっとっとと……

…ズザァァア!
ドンッ!
ドド、ボンン、!
ズザァァァァァァァア!!

……うわぁ…人がゴム毬のようだぁ…。

肩からもろに転げ落ちた娘は

いったぁあ……💢
…いっったぁぁぁあ⤴︎💢」

とぶつけようのない怒りを叫びながら、ジッと鉄棒を睨んでいました。

……我が娘ながら、今日も突き抜けてるなぁ…。
てか鉄棒は何も悪くない。

肩を負傷した為、この日の逆上がりの練習は終わりにしようと言う私に「まだ出来る…!!」と無駄に立ち上がろうとする娘を説得して、大人しく帰る事に。
帰り道、5.7.5で綴ってある交通安全標語をふと見た娘が痛む肩を押さえながらボソリ。

「気が付けば、出来なくなってた、逆上がり。」

…………何という哀愁…。

傷が癒えたらまた練習しよう、地道に。

最近息子大五郎(仮)が謎の言葉をよく発している。

あんこんかんちん。

一体なんだろう…

娘がこれくらいの時、ぺぺという三角形でブランコと滑り台が大好きな友達がいたらしいが、そういった類のものだろうか…

これは聞かずにはいられない。

大五郎(仮)、あんこんかんちんって何?

「は?あんこんかんちん知らないの?」

そんなことも知らないなんて41歳が聞いて呆れる、と言ったため息までつかれたが、私は負けない。何故ならおそらくあんこんかんちんを知っているのは君だけだから。

「あんこんかんちんはぁー、石だよ。」

石!?まさかの石…。
私は大きさや色、形などあんこんかんちんの真相に迫るべく根掘り葉掘りと聞いてみた。

「大きさはぁーこれくらい。」

両手で丸を作る大五郎(仮)。
なるほど、だいたい10センチ前後か。結構でかいな。

「形は(両手で三角形を作り)こんな感じ。」

…両手で三角形を作る大五郎(仮)。
…!!?
ぺぺ!?ぺぺなの!?

「色は青空!!」

…青空…なんて綺麗な色なんだ…。

これまでの情報から察するに「飛行石」感半端ないあんこんかんちん。

大五郎(仮)はそれ持ってるの?

「持ってるよ?こーんな大きいの!!」

両腕をめいっぱい伸ばして説明する大五郎(仮)。
…マジか…それラピュタ飛ばしてるレベルのやつやん…。「バルス」って言わないでね?このマンションごと吹っ飛ぶから…。

「???」

………………。


「それでぇー、トントンって叩いて、ぐるぐるかき混ぜるとぉー、中にキノコが入ってるの。」

!?

物語は急展開を迎え、キノコの錬金術編へ…。
飛行石じゃなかった…。

それ、ママも欲しいなぁー。
どこにあるの?

「えっとー、
向こうに行ってー(玄関)
あっち行ってぇー(右)
こっち行ってぇー(左)
こっち行ってぇー(右)
あっち行ってぇー(空へ)
ぐるぐる〜って回ってぇー(宇宙の彼方で)
止まったらぁー、こっち行く。(地下)」

………………………………….なるほど。

皆さんも是非、あんこんかんちん、見つけてみてください☆



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