月別アーカイブ / 2020年08月

いつもお世話になっているオイシックスさんのアプリを夜寝る前にチェックするのが私の夜のルーティーン。そんな中、こんな心躍る見出しを見つけてしまった。

「泳ぐホタテ。うまくいけばホタテ釣りができるかも・・・!!」
生きたホタテをそのままお送りします。生きがいいので、糸の先に小さく折った割りばしを括り付けた割りばし釣り竿をホタテの近くに吊るすと食いついてくるかも知れません。お子様と是非・・!!
※オイシックスさんではこの泳ぐホタテキャンペーンはやっていないみたいなのですが、こちらのホームページで注文出来るみたいです!
https://anshindo-d.com/fs/anshindo/c/965?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&yclid=YSS.1000413539.EAIaIQobChMIwPuyt8jA6wIVTsEWBR3b5A3DEAAYASAAEgJ5jPD_BwE

・・・なんですって・・?
家で釣りが・・?
磯焼が・・・?
・・・そんなん、絶対楽しいやん・・。


というわけで、お金は溜まらないがオイシックスポイントは溜まっている私は、今こそこの「お家でホタテ釣り!!」の夢に全ポイント投資することにしました。我がポイント生涯に一片の悔いなし!!

そして数週間後、正直ちょっと忘れていた頃、やってきました!ドリームホタテ・・!!
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2940.PNG
でかっ・・・・・!!!なにこれ!!でかっ・・!!
私の手よりもでかい・・!!さすが岩手県産のホタテは伊達じゃない・・!!

「うわあ~!!なにこれーーー!!」

といきなりテンションバーンの娘と息子大五郎(仮)。

「さあ!!二人とも!!これからホタテ釣りするよぉう~~!!」

「「釣りぃーー!!やったぁあーーーー!!」」

「ホタテ!つりっ!ホタテ!!つり!!」
と謎のホタテ釣りダンスを始める、最近私が見失いがちになっている息子大五郎(仮)。

先ずは軽くジョブのジャンプから。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2939.JPG
「ホッタテ♪ホッタテ♪「」

溢れ出る喜びはブレイクダンスで。
91wCPJq1a4.jpg「つりぃーーー♪」

そして、大地を踏み鳴らしホタテへの敬意を表現。敬意は分かるが下の階の人にご迷惑がかかるのでこの儀式のみ強制終了。
oK3LEPOX6Q.jpg「ホッタテつりっ♪ホッタテつりっ♪」

途中にちょいちょい入るホタテへの敬礼。
PQWsFe0XtF.jpg「…………。」

からの、謎のポーズ。
j2t6BgxSVY.jpg「ホーターテー♪」

最後は決めのホタテポーズ。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2941.JPG「ㇹホッッタッ、ッテッ!!♪」

・・・・・・・・・・うん・・・・・・分かった。分かったから取り急ぎ落ち着け。

ところで娘さん、「私もこんな時があったなぁ。」と何故かアンニュイに大五郎(仮)のホタテダンスを見ていましたが、
……あなた、今もそのパッションは現役ですよ?寧ろレベル高めです。

てか、

・・・釣り、始めてもいいですか・・?」

割りばし釣り竿を用意していざ・・!!
HhMBtAEZ93.jpg
しかし、思うように食いついてくれません。というか、食いつくまで2人が3秒と待てません。
1秒毎に釣竿を引き上げては「全然釣れないねぇ・・。生きてんの?ほんとに・・?」とクレームの嵐、割りばしの竿の部分で突いたりしてホタテさん達をひたすら挑発する2人。
sDuQz__mx4.jpg

・・・・・きさまら・・・こちとらこれから食べられるってのに、その上こんな釣りのサービスまでしてやってんだぞ・・・思い知れ・・・!BYホタテ。
A8ehLW91OF.jpg

そして、奇跡の瞬間。
ホタテが突然動き出したかと思うと

ザッパァァァァァン!!

2人は特大の水しぶきをお見舞いされいてました。

「ホタテさん、あんまり突くから怒ったんだよ。」
という私に、割りばし釣り竿を握りしめたまま茫然とする2人。

「「ごめんなさぁい・・・」」

むやみやたらに挑発すると痛い目に合うということをホタテさんから教わりましたね。
大人しく釣り竿を垂らす2人。

分かりゃあいいんだよ・・・。BYホタテ。

Zt2cEa8jBa.jpg
すると、なんと大五郎(仮)の釣り竿にホタテが食いつきました。
Kpxi0pXKXQ.jpg
息子大五郎(仮)、初釣り、成功です……!!
結局この1枚のみが釣れ高でした。

一人、茫然としたままの娘。
「なんで大五郎(仮)だけ・・?」
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2930.JPG
もしかしたらあのホタテダンスがきいたのかもしれません…。
後写メ撮ったら、何故か青みがかってしまい、アイホンさん、謎の演出を効かせてきました。

さぁ!!ここからはお待ちかね!!磯焼パーティーだぁぁあ!!
ハイボール片手に俄然やる気を出す私と夫。

本当は網焼きといきたかったところだが、これだけのホタテを焼ける網がなかったので、ホットプレートでやることに。そしてやはりせっまいベランダは磯焼きでもギチギチでした。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2949.JPG

さぁ!ここからひたすら食テロの時間です。ウザい事この上ありませんが、お付き合いください!!

まずはプリップリの身がぎっしり入ったホタテをバター醤油で!!
9zmbh1jXfW.jpg
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2906.HEIC
必要ないのに2枚載せるウザさ。
あ、刺身にもしましたが、写メ忘れた…。

その他にもエビ。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2928.HEIC
イカ。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2917.HEIC
野菜。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2918.HEIC
なんだかんだと子供らに1番人気のソーセージ。
写メろうと思ったら既に食べられていました。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2923.HEIC
結局、ベランダは狭いので外で焼いてうちの中で食べましたが、磯焼き体験は、(途中からバーベキューになってましたが…)とても美味しく楽しかったです。

ホタテを頬張る2人へ「さっきまで生きていたホタテさんだよ?美味しくきれいに頂こうね。」という私に子供ながらに思うところがあったのか、「いただきます!」をもう一度言う2人。
私も改めて食への有難みを感じました。そして、そんなホタテさんの思い出を語るべく「釣り、楽しかった?」と聞く私に、息子大五郎(仮)、きょとんと、まさかの一言。


「・・・・・・え?・・・・・つ、、り…??」
(…はて…?)


THlLdYpIpa.jpg

・・・・・・そんなバカな…。


ずっと使っていた最愛の彼、パソコンとのお別れの時がとうとうやってきました。

我が家の電化製品、最古参の彼は、スピードが命のこの令和の時代に起動するまでなんと5分以上かかります…。ゆっくりゆっくり時間をかけて立ち上がるが、1時間に5分の休憩を忘れようものなら、直ぐに固まり、勝手にシャットダウン、そのままお帰りになられてしまいます…。ブラック企業には毅然とした態度で労働の基本的権利は守っていく今の時代に必要なタイプ。そして5分以上かけて戻ってきた彼に、少しイライラしてタッチパッドをつい連打しようものなら、何を打っても「ああああああああああああ」としか打ち込めなくなり、パニックには呪いで対応の臨機応変の彼。更にタッチパッドのカーソルの動きがいっこく堂さんの腹話術並みに遅れて動き出したりして、脅しに余念がありません。

…あれ…?動きが…遅れて…くる…よ…?

彼の口癖は「応答していません。」特技は待機中のリングをいつまでもいつまでもいつまでも、回し続けること。

そんな彼は大きさも重さもほぼデスクパソコン。なのに当時の私は折りたためるというだけでこれがノートパソコンだと信じてやまず、暫くの間、仕事に持ち歩いていました。電車の中で広げると3人に1人は私を二度見します。そりゃそうでしょう。電車の中でデスクパソコンなんて、電車の中でペヤングレベルです。
因みにスマホを持ちだしてから私は彼に対して「これ….ノートパソコンか…?」と言う目の覚めるような疑問を抱くようになり、それから彼は在宅勤務になりました。
aAGXFsxX5c.jpg

そんな面倒くさい彼が大好きだったのに、ここのところ、今際感が半端なかったです。まず印刷を上手くしてくれなくなりました…。これは彼が唯一スマホに勝てる仕事だったのに…。
時々猛烈に熱くなり、
「ウィ….ィ、ィ、ィィン…ウィッ。」
と言う変なうめき声まで発するようにもなりました…。このままでは私の大切なデータ諸共昇天しかねない…。以前それで痛い目にあっている私に襲いかかるデジャブ。あの喪失感は二度と繰り返さない…。私はとうとう彼とお別れする事を決心しました。今まで本当にありがとう。

仕事が早く終わったので帰り、電気屋さんへ。
とにかくサクッと行ってサクッと買う!

…………うーん………。

パソコン、さっぱり分からない…。ディスプレイのパソコンの前でただただ固まる私。すると

「何かお探しですか?」

ソーシャルディスタンスの彼方からスッと現れる店員さん。気配消すとか、副業、忍者ですか…?

「あ、えっと…ノートパソコンを探してて…。」
「どういったものをお探しですか?」
「あ、えっと…データとかに直接書きこめたり、動画を、あ、(アニメや洋画のリハーサル用の)30分位の動画を観られたら…。あと、(オーディションテープ用に)録音をしっかり出来るタイプとカメラつき…」
「な〜っるほどぉ。」
店員さんの「この人YouTuber、始めるのかな?」と言う眼差し。
「わっかりましたぁ。そうしましたらこちらとかが人気です。軽くて持ち運びには女性の方でも苦にはならないと思いますし、音もいいですよ?カメラももちろん付いてます。お色は4色ございまして、どのお色がお好きですか?あ、タブレットタイプもありますがどちらがいいですか?あとWi-Fiが今だとセットでお得ですよ?容量は外に保存する形がよろしいかと思いますので、ちょっと余裕を見てこれくらいがよろしいかと。Wi-Fiは本当に大丈夫ですか?書き込みとおっしゃってましたので、タッチペンも要りますよね?あ、Wi-Fiのお話だけでもいかがですか?それから…」

出来る店員さんは質疑を止めない。

「あ、はい…じゃあ、それで…はい、はい、色は(ぶっちゃけどれでもいいので)じゃあ、これで…はい、はい…あ、タブレットじゃないタイプで…え?あ、Wi-Fiは大丈夫です。あ、お得…でも大丈夫です。あ、はい、容量は…じゃあ、それで…え?Wi-Fiは大丈夫です…。あ、はい、そしたらタッチペンもお願いします…。Wi-…いや、話も聞かないです。Wi-Fiはつけなくて大丈夫なので、いや…」
「Wi-…」
いらないです。
…Wi-Fiは いらないです。」

もし今日Wi-Fiを私に売らなければクビとかだったら本当にごめんなさい。でもいらないです。

「わっかりましたぁ。あると便利ですけどね?あ、あと、保護シートとかは大丈夫ですか?」

出来る店員は鋼のメンタル。

「えっと、そしたらそれもください。目(と疲れた私)に優しいやつでお願いします。」

こうして、店員さんの用意してくれたWi-Fi以外の一式を無事購入。
前のパソコンの今際感凄いなぁって思ってから約半年、ようやくゲットです!
WkGorh1wjN.jpg
見てください…!浮かれてパソコン、画面に入り切れてないです。画面なんで黒光っちやってもう鏡です。
そしてこの薄さと軽さ…!これがノートパソコンかぁ…!!
早くコレをかっこよく使いこなしてみたい…!逸る気持ちを抑えながら、早速店員さんオススメの保護シートを貼ろうとしたのだが…

_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2638.HEIC

……サイズ、ちゃうやん……。

のび太君を今、誰よりもリスペクトしている娘が以前、「ママ!こうやったら漢字の宿題、一気に終わるんじゃない!?」ととんでもないヒラメキをプレゼンしてきました。それはなんと、鉛筆を二本持って一気に漢字を二つ同時に書くと言う漢字練習2倍速の大発明…!

※当時のイメージ画像に協力してもらいました。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2601.HEIC
……………………。

しかし、娘は宿題の一字目から致命的な欠点に気付いてしまいました。

「ママ…書きづらい…。」

…まぁ、そうでしょうね。鉛筆とは本来一本で使うものですから。
しかもうまくマスにはめて書けないという二重苦を強いられ結果、娘は悟りました。

「普通に書いた方が早い…。」

娘さん、こういうのを「急がば回れ」と言います。
この間、勉強しましたね。物事の真理に早めに気付けて良かったです。

しかし…それから大分たった今、娘は諦めてなどいなかった…。そう、尊敬するのび太君ならこんな時、どうするのか…。のび太君なら…!
教えて!のび太君…!

二本がダメなら三本じゃない?

前回の二本が成功していなくても、その先にあるより良い楽を求めて難易度を上げていくスタイル。

そして娘、発明しました。
テッテレー!
漢字練習3倍速鉛筆ぅ〜!!
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2593.HEIC
未だかつてないほどに自身に満ち、大きく見える娘。

「ちゃんとマスの幅に合わせて作ったんだよ!これで一気に3つも書ける!!」

………………………。

「よーし!宿題やっちゃうゾォー!」
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2594.HEIC
「あれ……?あれ?」

何やら苦戦している様子の娘。
そして一文字も書かないうちに娘は悟りました。

「ママ……これ、めちゃくちゃ書きづらい…。」

………でしょうね。大事な事なのでもう一度言いますが、鉛筆とは本来一本で使うものですから。
両端の二本が真ん中の一本の前へ前へと何故か前進してしまい、結果、薄っい陽炎のような儚い線が練習帳の上を彷徨うだけ…。
_var_mobile_Media_DCIM_122APPLE_IMG_2599.HEIC
「普通に書いた方が早い…。」

人生二度目の真理に気付いた一瞬でした。

そして私は心から言いたい。早く宿題をせよ。

↑このページのトップへ