月別アーカイブ / 2020年04月

‪そういう年頃なのか、そういう性格なのか分からないが早くも娘が厨二病を拗らせている。「クレヨン出しっぱなし!片付けなさい!」とちょっと言おうものなら「傷つく事言わないで!」とすぐにふてくされて部屋に篭る。‬
‪これで傷つくとかどんなメンタルなんだ…
そして数分後、娘の部屋の扉の下からスッと出された難解過ぎるメッセージ…
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スペアポケット…?
どうしろと…?
ってかあなたのスペアポケットからは何か恐ろしい不思議道具が出てきそうだよ…
何にせよ、私にこれを渡されても何も出ません、出せません。ママえもんは昭和生まれのアナログ人間ですから。

‪更に数分後、弟を介して渡された第二のメッセージ…‬
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………あなたの人生をかけて学んだ漢字…

……少なっ………!!

…え、マジでこれだけ!?あなたの頭の漢字の占める容量、私のスマホのその他並みだよ?その他だよ?最早何にも属してないレベルの占拠率だよ?
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ちゃんと勉強してるよ!という娘なりの償いなのか、それともこの乱雑さ、何かの暗号なのか…あと、パラレルワールドに行った時に見た、みたいな字、多くない!?「弓弓」(真ん中左)とか、「開」とも「閉」とも取れるような字(真ん中辺り)とか…てか、よく見るとどれもパラレルフォントに見えて、この渡された用紙自体がもう都市伝説感半端ない…

数十分後、未だ部屋に篭って出てこない娘の様子を見に行くと、ベッドでスヤスヤと寝てました…。

どんなメンタルなんだ…

…あれ…私…もしかしてパラレルワールド行ってたのかな…?

うちの家系はとにかく毛量が多い。娘を三つ編みにしようものなら、しめ縄の様なありがたい重厚感が出てしまう。
息子に至っては髪は上に伸びるもの。髪自身が何かしらの意思を持っているかの様に重力に逆らい上へ上へと伸び、常にスーパーサイヤ人。
なので、娘も息子も生まれる瞬間の助産師さんの言葉は「髪が凄い!」だったし、初断髪式は1歳未満と早かった。にも関わらず、立派な筆が各2本ずつ出来ました。
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↑娘。生後3ヶ月くらい。
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↑息子。4ヶ月くらい。なんでこうなる…?
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↑因みに私も爆毛でした。生後2ヶ月くらい。

 そんな爆毛姉弟、前回結構短くしてからそんなに月数経ってないのに、もう髪が重みを増してきて、息子なんか黒いヘルメットでも被っているかの様です。若しくはウォーズマン。という訳で、この日は意を決してお家のお風呂場でレッツ、散髪!

いつも私が切っているので今回が初めてと言うわけではないが、毎回初めての様な緊張感…何故なら息子大五郎(仮)が毎回違った動きを見せ、ギャン泣きするまでの時間が読めないからだ…今回も散髪三種の神器、スマホ、お菓子、ハサミを用意し、いざ!

 スマホでドラえもんを見せながら、手にはみんな大好きポテトチップス。普段はあまり食べさせないのだが、これで動きが抑えられ、頭が守られるならやむを得ません。
とにかくスピードが勝負。本当はバリカンを使って一気に行きたいところだが、毎回、アタッチメントを使いこなせないにも関わらず、何故かてっぺんからスタートさせてしまうので、いつもてっぺんを禿げさせてしまう…
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↑前々回の失敗例。
更にバリカンの刃に髪を巻き込んでしまうのか、それが痛い様で、息子大五郎(仮)は決してバリカンを許さない。
なのでここ最近はもっぱらハサミと毛量対策には欠かせないすきバサミでカッティングするという中々無謀なことをしています。

大五郎(仮)には事前に髪を切ることを伝え、了承も(ポテトチップスで釣って。)得ているのだが、散髪ケープを掛けられたあたりから不安が隠しきれない様子。何度も「やめよっか?」と提案してくるが、ここまできたらもう後戻りは出来ない。したくない。
「絶対痛くしないからね。」という私の言葉にも一切信用ゼロの一瞥をくれる息子大五郎(仮)。
とにかく第一のタイムリミットはドラえもんの前半12分。まずは長くなった髪をガツガツ切っていく。なにせ量が多い上に髪も太くて硬い。まるで松の枝を伐採しているかの様だ。ある程度長さを切ったら後は量を減らす作業へ。爆毛の味方、すきバサミを使って一心不乱に髪をすいていく。
…すいてもすいても一向に減った様に感じないなぁ…などと思っていると突然息子が「ポテチュップ!たべられ⚪︎×△□!!!」と後半語彙を乱しながら手にしていたポテトチップスを力一杯壁に投げつけ出した。驚いて見やると息子は拳を握りしめ

「髪がポテチュップにぃ…💢」

と声を絞り出しながら怒りに震えていた。

…本当だぁ…ポテトチップスが髪だらけだぁ…

よく見るとポテトチップスを食べる為、散髪ケープから出ていた右腕はすきまくった髪に包まれ、ワイルド感が半端ない…てか、怖っ…

いかん…今機嫌を損なわれては、中途半端に毛量をすかれたトラウマ必至のDQNヘアースタイルになってしまう…

取り敢えず、新しいポテトチップスを口に放り込み、後でいくらでも食べさせてあげるから、と息子を言いくるめ、私はありとあらゆする息子への褒め言葉を撒き散らしつつ、ちょっとでも機嫌が下降しそうになろうものなら「チャンカチャンカチャンカチャンカ」と謎の阿波踊りもどきを披露したり、変顔10連発をしてみたり、ドラえもんをしんちゃんで歌ってみたをしてみたり、ちょっとお金とってもいいんじゃないかと思う程のパフォーマンスの数々を繰り広げながら散髪を続行。

気になるちょいちょい飛び出てる髪はあるもののなんとか無事に散髪することが出来ました。
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ぐったり…

この後は娘の散髪だったが、さすがに8歳ともなれば予期せぬ動きでこちらをビビらせることなくカットできました。ただ、毛量凄っ…めっちゃすいたわぁ…
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2人の切った髪の毛でゴミ箱がいっぱいになりました。怖っ…
3FnQCchq36.HEICそして、また2ヶ月後かぁ…
パフォーマンス、磨いとかなきゃな…

お家でイチゴ狩りをしました!
爪楊枝に糸をくくりつけ、それを突っ張り棒にぶら下げて…という地味な作業に無心になる事30分強、後はそれを突っ張り棒にぶら下げて、仕上げの苺を刺していく。この最後の苺を刺す作業がフルマラソンでいうところの最後の100メートルといったところ。達成感と快感に満ちました。フルマラソンした事ないけど…。
てかもっと他に簡単な方法があったはずだが、こういう単調な作業、私は基本、心をすぐに無にしたくなるので嫌いではない。
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娘が受付役をしました。
娘の設定として、ここは千葉県の幻の苺農園。その名も「娘苺農園」。
…そのまんまやん…。
電話で予約を取ることから始まり、入り口では娘が予約チケット(娘作)を用意して待機。
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私用。↑
そして息子用。↓
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…あれ…?これ、息子も有料じゃあ…?ってか息子だけ有料じゃあ…?
2歳児にも厳しい娘苺農園。でも誤解があった様で無事息子も無料で入れました。因みに私達も夢があるなら無料ということで夢を語って無料にしてくれました。

前置きが長くなりましたが、さぁ!いざ!イチゴ狩り!
娘苺農園は練乳がサービスで付いてきます。
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一心不乱に苺を狩っていく娘と息子。
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狩って…
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食べて…
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狩って…
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食べて…
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狩って…食べる…
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そして1時間近くかけて作った苺農園はものの10分で狩尽くされました。
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後何回かはこの農園、使いまわせそうなので、またやりたいと思います。
娘としては今日はイチゴ狩りをした後は老舗の鰻屋さんに行って夕食をとる、と言う設定だったらしく、「ママ、今日は鰻丼で。」としれっと言ってきた。
…上等じゃねぇか…
しかし、大丈夫!!うちの冷凍庫にはなんでも冷凍してあるの!だからいつもパンパンなんだよ!
という訳で夕飯は冷凍庫に眠っていたうなぎを解凍しました。
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市販のうなぎも、皿の上に二本箸を置いて、その上に余計なタレを水洗いで落とした鰻を置き、日本酒をかけてから、600Wで1分程チンするとふっくら仕上がります。
と昔、なんかのテレビでやっていたので家ではいつもこの手法を使って子供達にはこれが老舗の味だよ、と言い聞かせています。でも、これも美味しいです。
「あら?お客さん、さっきのイチゴ狩りに来た人じゃない?」と食事中にさっきの設定を生かそうとしてくる娘。
「ああ、そうです。さっきはご馳走様でした。」と一応返す私に
「今度はブルベリー農園になるからまた来てね。後ここも私のお店なの。娘鰻老舗店っていうの。ゆっくりして行ってね!」
と返す娘。
…お店の人だったのね、一緒に食べてるから気がつかなかったよ。娘鰻老舗店…そのまんまやん…いや、老舗って店名に入れるあたりは流石です。
てか、え?今度はブルベリー農園ですって…?
…大丈夫!冷凍庫にある!
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