こんにちは、助産師の大貫です。

突然ですが、今年度から勤務先の病院で「性と人間関係の教育プログラム(SREプログラム)」を始動いたしました。

SREとは "Sex and Relationships Education"の略称で、国際的な性教育の指針である「国際セクシュアリティガイダンス」によって述べられている概念です。

🔻ガイダンスの概要や日本の性教育の課題についてはこちらを読んでね

内容としては従来の性教育(避妊教育や性感染症の教育)にとどまらず、人間関係やコミュニケーション、価値観や文化、恋愛とパートナーシップ、心身の健康についてなど、
幅広い方面から性と命について学び生きる力を育むプログラムです。
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(第一回ではライフプランをみんなに考えてもらいます✍️)

今月から開始していますが、まず驚いたのは子どもたちから「日本の性教育って足りないですよね」「もっとこういう話したほうがいいですよね」という意見が真っ先に聞かれたこと。

大人たちが「寝た子を起こすな」とためらっている間にも、子どもたちはその必要性をよく感じていて、それなのにきちんと習わぬまま大人になっていく。

そんなことの責任感を、重く感じています。

そして嬉しいのはプログラムの実施後に「こういう話をする機会があるってすごく嬉しい」とか、「思ってた性教育と全然違いました。楽しかった」などの肯定的な感想がすごく多いこと。

大人が思うほど、子どもって子どもじゃないし、よく考えてるよなぁと実感させられます。

日本の性教育を根本からガラッと変えるにはまだまだ時間がかかるのかもしれないけど、まずは目の前の子どもたちから、伝えられることを丁寧にお話していきたいなぁと思う日々です。

SREプログラム、もし皆さんの学校や学習塾、フリースクールなどで開催してほしい!という場合には出張講義をいたします。

ぜひ、お問い合わせください!

こんにちは、助産師の大貫です。

突然ですが、皆さんこちらのニュースをご存知でしょうか。
東京都足立区の中学校で行われた性教育の授業にたいして、都議会議員が「不適切な内容である」と異議を唱えたものです。

不適切だと指摘された理由は内容に「性交、避妊、中絶」に関することが含まれていたから。
中学生に対して教育するには「まだ早すぎる」という指摘でした。

皆さんも、同じように感じますか?

平成27年度の調査では、10代の中絶件数は年間約1万6千件。そのうち270件が15歳未満での中絶です。
それでもなお、中学生に正しい避妊法を伝えることは「不適切」なのでしょうか。

実は日本の性教育は、他国の性教育と比べてかなり遅れをとっています。

今回は先進国であるはずの日本が、性教育についてだけは他国から大幅に遅れを取っているその理由と、今後の課題をまとめてみました。


性教育には国際ルールがある

世界の性教育を考えるとき、一つの基準となるのがユネスコによって発行されている「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」です。
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このガイダンスでは、子どもの発達レベルを十分に考えた上でそれぞれの年齢に応じた「性教育の内容、伝え方」を具体的に記しています。

「どの国もこの内容を最低限カバーできるように、きちんと性教育してね」と述べているわけです。

その内容を見てみると性教育は5歳から開始することが推奨されており、また小学生には「コンドームなしの性交のリスク」について教える必要性について書かれています。
中学生レベルになると、コンドームの正しい使用方法を学ぶことが大切だと記載されてもいます。

さまざまな国ではこの基準を採用して幼少期から段階的に性教育を始め、中学生にあたる年齢ではヒトの生殖に関する科学的な知識として「性行為、妊娠出産、避妊」について具体的に伝えられています。


🔻世界の性教育事情を知るには、こちらで紹介されている書籍「教科書にみる世界の性教育」が分かりやすくてオススメ📚

一方日本では初めに述べたニュースのように、中学校の授業であっても性行為や避妊について扱うことが「発達レベルに合っていない、不適切」と評価されてしまうことが多い現状があります。

なぜ、そんなことが起こるのか。
その原因は教育指導要領にあります。

教育指導要領とは、日本のどこにいても同じレベルの教育を受けられるよう学校がカリキュラムを考える際の基準を定めたものです。
先生方はこの指導要領を踏まえて(その学校の実情も加味しながら)授業の計画を立てています。

こちらの指導要領(中学校)の性教育に関する項目では、思春期にはホルモン働きによって生殖にかかわる機能が成熟すること。また、それに伴って適切な行動が必要となることを指導する必要があるとしていますが、以下のような説明が補足されています。

「妊娠や出産が可能となるような成熟が始まるという観点から、受精・妊娠までを取り扱うものとし、妊娠の経過は取り扱わないものとする」

これってどういう事かというと、
「卵子と精子が出会うと受精して妊娠するんですよ。でもどうやって卵子と精子が出会うのかは内緒です」
としか伝えられないという事です。

もちろんどうやって受精するか伝えられないのだから、どうしたら避妊できるかも伝えられません。

これではユネスコの述べる国際的なスタンダードには、到底及んでいません。

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また少し話が逸れますが、日本では性行為に同意する能力のある年齢(性的同意年齢)が13歳と規定されています。

小中学校で正しく教わりもしない性行為に対して、13歳の子ども達が自分の意志で同意するかどうか判断できるとされている、ということです。

とても矛盾を感じませんか?


ちなみに、教育指導要領には法的な拘束力はありません

つまり教育指導要領とは最低限全国どの学校でも指導されるべき内容の基準を定めたものであって、具体的な授業内容は学校の実情をよく知る先生たちの裁量に任せられているということ。

ですが冒頭に載せたニュースのように、指導要領に明記されていない内容を扱って批判を受けることを恐れて、自粛せざるをえない雰囲気になっているのが実情です。
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日本の性教育、このままでいいのでしょうか

はそうは思いません。

子どもたちが正しい知識を持ち、自分の力で自分の健康を守って生きていく力を育てるために、今この機会に性教育の在り方を変えていきたい。

皆さんもぜひ、応援していただけると嬉しいです。



今change.orgというインターネット署名サービスで、子どもたちに必要な性教育を届けるための署名活動が行われています✏️

現在約1.5万人の人が賛同しています。

この署名をもとに最終的に文部科学省等必要な機関に働きかけ、教育指導要領の改訂などを求めていくそうです。

🔻このブログを読んで性教育大切だな、と思ってくれたらぜひ署名のご協力をお願いします!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


こんにちは、助産師の大貫です。

今回はとても個人的な話なのですが、書いておきたかったので書きます。
見た目のコンプレックスの話です。
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以前ブログでも書いたように私は摂食障害の傾向があって、これまで26年間の人生のなかで三度の大規模なダイエット(短期間で10キロ以上の減量)とリバウンドの経験があります。

🔻当時の体重も全部洗いざらい書いてます
今でもまだまだ克服に向かっている途中なのですが、その中でいつも必ず浮かんでくるのが、そもそも何故私はこんなに見た目にコンプレックスがあるのか、という問題です。

今日はそれをすこし考えてみたい。


私はなぜ自分の外見が嫌いなのか

第一に、日本社会では特に「美人=痩せている」という風潮が根付いています。

ファッション雑誌には「痩せよう」の文字が溢れていて、ダイエットが続かない女性は「女子力がない」と評価をされる。
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テレビや雑誌には、おそらく健康体重を大きく下回るであろうスタイルの良いモデルさん達ばかり。

そんな風潮、環境の影響を私もきっと無意識に受けているだろうと感じます。


そして二つ目に、これまでの人生で「痩せたら褒められる」という経験が多かったということ。

中学生のころちょっとしたイジメにあっていた時でも、私が大幅に痩せたときにはいわゆるカースト上位の女子たちが「どうやって痩せたの〜?」と話しかけてくれました。

また中3で初めて恋人が出来た時も「痩せて可愛くなったから」という理由で告白をされました。

高校時代のある先輩には会うたびに「あれ、太った?w」と聞かれ、痩せると褒められました。

大学生で付き合った彼氏は「俺これくらい細い子が好き」とモデルを指差して言っていたので、同じスタイルを目指して痩せたらすごく褒められました。
反対に少しリバウンドしたら「痩せてた時は可愛かったのにね」と言われました。

こうした経験の積み重ねから「痩せていない状態の自分=醜い、痩せている状態の自分=人に褒められる価値がある」という価値観が育ったように感じます。
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そして最も重要な理由が、自分に自信がなかったということ。

上に述べたようなセリフって、きっと言われても気にならない人は気にならないと思います。
それは自分をきちんと自分で評価できる人。

こんな言い方をすると批判を招きそうですが、例えば海外のビーチの映像とかを見ると、たまに居るじゃないですか。
よくその体型でビキニ着れるよな〜〜って人。

でもそういう人って恥ずかしそうにしてるかって言ったらそんなことはなくて、むしろすごく堂々と笑顔で過ごしていたりする。

きっと外見なんかで評価しきれない自分の魅力を、自分がちゃんと知ってるんですよね。

その感覚が羨ましいなーってずっと思ってきました。

私自身、周囲の人に関しては外見だけで評価することなんてまず無くて、どんな外見であったって素敵な人は素敵だと感じます。

でも自分に関してだけは、ずーっとずーっと自信がなかったから、目に見えて人から評価される「外見」というところに頼っていたのだと思います。

でも、もうそれを手放そうと思っています。

昔は自分の性格も含めてすべてに自信が無かったけど、今はたくさんの応援してくれる人たちのおかげで、自分の伝えることや行動することに少し自信を持つことができるようになってきました。

だからきっと、私が周りの人にたいしてそうであるように、私の見た目がどうであろうと認めてくれる人は居るんじゃないかなって思えるようになってきたんです。

そんなに無理して体重減らすことばかり考えなくても、もう大丈夫なんじゃないかって。

長年付き合ってきた価値観だから完全にお別れするにはまだ時間がかかりそうだけど、このコンプレックスを克服できたら自分の心がめちゃくちゃ身軽になるのがすごく想像できる。
中身コンプレックスが克服されてきた今だからこそ、見た目コンプレックスと向き合う時がきたのだと思います。

外見も中身も全部ひっくるめて、自分をまるっと好きになることができたら、私の人生はすーっと道がひらけるような気がする。

そうして自分が自分らしく、気楽に生きていける道をひらいていきたいです。
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という決意表明でした。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。




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