ラジオコメントというものを録音していた。

「人を励ましたいという気持ちが根本的にないので…」と話しながら、
「なんだこいつ」と自分に思う自分がいる。

この世には、言葉にされずとも「望ましい姿」を感じることがある。
そこから外れようとしたり、実際外れていく自分に対して、後ろめたさがないといえば嘘になる。

とはいえ最近は、向いていないと思ったことはやらないことにしているし、
そうしてからは、前より自分のままで居られるようになったなぁ、と思う。

「向いていないから」と言う理由で物事をやめることを悪く言う人は多いが、自分を捨ててまで物事を続けることってそんなに大事だろうか。

向いていないことを辞めることは、合理的だとも言える。

そうやって自分を捨てずとも、いつまでも立っていられる場所があったらいいのだけど。





THURSDAY'S YOUTH
篠山浩生

バンドを始めて7年が経つ。
前のバンドを合わせた期間だが。

初対面のバンドマンと会話する時には「仲のいいバンドいますか?」と、当たり障りのないことを聞いてみる。
5〜10年やっているバンドからは、「みんな辞めちゃいましたね」と返ってくることが増えた。

バンドは続いていくことが奇跡だ、と言われていたりする。

自分みたいな性格の人間は、「そもそも奇跡なんてこの世にするのだろうか」とぼんやりと考えてしまう。

僕はどんなことにもあまり「奇跡」を感じることができない。
いつの間にかに、他人と比べているのかもしれない。
幸せを当たり前のものとして生きている人たちを外から見て、「あれが奇跡なのかもなぁ」とは思うことがある


と言っても運命論者でもない。

起こったことすべてが、「起こったこと」のまま通り過ぎていくように感じる。
自分はいつも同じ位置にいて、日々がただ自分の横を通り過ぎていくように見えるというか。

そんな人間だからなのか、「あとは死ぬまでどうやって暇を潰そうか」みたいなことを、よく考えている。
バンドは、暇潰しの手段としては結構なウェイトを占めていると思う。

少なくとも7年、暇を潰すことはできたのだから。

あと何年、暇潰しに使えるのだろうか。





THURSDAY'S YOUTH
篠山浩生




1st full album「東京、這う廊」リリースワンマンツアーチケット発売中です。

THURSDAY'S YOUTH 2nd live tour
「rain, rain, rain,」

11月30日(木)新代田 FEVER(day0)
12月3日(日)新潟 CLUB RIVERST(day1)
12月16日(土)高松 TOONICE(day2)
12月17日(日)岡山 CRAZYMAMA 2nd Room(day3)
1月6日(土)仙台 LIVEHOUSE enn 2nd(day4)
1月8日(月祝)札幌 COLONY(day5)
1月13日(土)梅田 シャングリラ(day6)
1月14日(日)名古屋 SPADE BOX(day7)
1月27日(土)広島 Cave-Be(day8)
1月28日(日)福岡 Queblick(day9)
2月3日(土)下北沢GARDEN(day10)

イープラス
https://eplus.jp/ath/word/51579
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「自分ってどういう人間なんだろう」とよく考える。

特に言い当てた試しはない。中身なんてあってないようなものだ。

いわゆる「その他大勢」だとは思う。でも、その他大勢に入るなら、その中でも大分下の方にいる心地はする。

人間としての芯などなく、生き方に一本筋などもなく、
一番長く続けている「音楽を作ること」にだって、大した動機もない。(ライブに関してはストレス発散の手段だとは思っているが。)

「誰かを救いたくて作っているわけじゃない」と前に書いたが、だからと言って他の理由があるわけではない。

誰に伝えたいわけでもない、そもそも確固たる「伝えたいこと」がない。

音楽がこの世に必要なものとも思わない。

でも、鳴らしたいから鳴らす。
そんな風に言えれば、聞こえはいいのかもしれない。

音楽を作ることは、ただただ、日々を記録していく作業な気がした。なんとなく。

僕にとっては、手っ取り早く日記を書くようなものかもしれない。(日記は苦手なので音楽にする方が手っ取り早い。)

誰に読まれるでもない、それでも書く。(実際はそれが「作品」として世の中に出されているが。)

自分や身の回りに起きたことをどんどん、記録していく。
別に記録してどうしたい、ということもない。

ただただ、淡々と。

そう考えていくと、人々はやたらとわかりやすい動機を求めているように思えてくる。
そして、「何処かに動機があるんだろう?」と押し付けられるストレスが、自分にはあるのかもしれない。

やりたいからやった、が納得されないことなんていくらでもある。

「どうしてやったのか」
「何故それをしようと思ったのか」

自分の行動には、そういった動機がないことが多い。

寝たいから寝た。
食べたいから食べた。
好きだから好き、嫌いだから嫌い。

言うなら音楽も、作りたいから作っているだけだ。

殺人鬼が、人を殺した理由を「ただそこにいたから」と言うのと、なんとなく変わらない気がした。

その時々で、理由もなく、したいことが頭に浮かんできて、それをやっていく。

ああ、なんか自分にまとわりつく空っぽな感じって、そういうことなのかもしれない。

関わる人を幸せにしたいとか、喜びを分かち合いたいとか、そういう気持ちは僕にはない。
そういう気持ちって、空っぽにならないための方法論なのかもしれないとも思う。

「空っぽ」というものは人から嫌われているように見える。

でも多分、自分は「空っぽで良い」と思っているし、
だからこそ、他者に関わる気持ちも薄いのかもしれない。





THURSDAY'S YOUTH
篠山浩生




1st full album「東京、這う廊」リリースワンマンツアーチケット発売中です。

THURSDAY'S YOUTH 2nd live tour
「rain, rain, rain,」

11月30日(木)新代田 FEVER(day0)
12月3日(日)新潟 CLUB RIVERST(day1)
12月16日(土)高松 TOONICE(day2)
12月17日(日)岡山 CRAZYMAMA 2nd Room(day3)
1月6日(土)仙台 LIVEHOUSE enn 2nd(day4)
1月8日(月祝)札幌 COLONY(day5)
1月13日(土)梅田 シャングリラ(day6)
1月14日(日)名古屋 SPADE BOX(day7)
1月27日(土)広島 Cave-Be(day8)
1月28日(日)福岡 Queblick(day9)
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