君はどこから来たんだい?




ひと目見た時から、


ずっと目で追っていたんだ。


恥ずかしがり屋なのか、


君はとってもすばしっこくて、


すぐどこかに隠れてしまうね。



僕が眠っていたら、

耳もとで君の甲高い声が聞こえた気がしたんだ。


それでも、まだ僕はあれから君を見つけられていない。



君はどこに行ってしまったんだろう。




あの時、君が僕に触れてから、その触れられたところが、

何故か疼くんだ。



また会いたい。


そして、もう会えなくなるぐらい、



君を掴みたい。


潰れてしまうぐらいに、ぎゅっと。




でももし、



前前世だったら、

僕はもっと苦しかったかもしれない。




現世に、

生類憐みの令がなくって本当に良かった。




君にまた会えたなら、



僕の望みを叶えるんだ。



その時は必ず、


絶対に。




そう、




季節はずれに現れた、



君の名は、




蚊。




あ゛ー、、痒い、、。