月別アーカイブ / 2019年09月

SWAYとはDOBERMAN INFINITY(ドーベルマン・インフィニティ)のMV

『to YOU』
『OFF-ROAD』
のMVを監督させてもらってからの付き合い。
この映画では傷付いたヒロインを勇気づけて、背中を押す幼馴染の役です。
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(ヤンキー映画じゃないよ。ドロップ的な写真に見えちゃうけどね)

マジメでまっすぐなSWAYは、もちろん仕事をナメるような男ではない。
でも、今回この映画のオファーをもらった時は、
地域映画だし、クラウドファンディングで低予算の映画だし、という思いがあったと思う。

海外で仕事をしていたSWAYは、
最初の方、本読みに参加できず、
3回目から合流。

すでに本読みを3回もしていることに驚いていた。

普通、映画の本読みは一回だけ、
やらない映画も多い。
でも、僕の映画では必ず3回以上はやらせてもらうようにしている。

今回は特に現場で時間が無かったので、
本読みの時点である程度お芝居を固めて行きたかった。

海外から帰りたてのSWAYは本読みの時点では
かなりみんなに遅れをとっていたと思う。

ところがさすがSWAY。

現場に入ると見違えるように良かった。

そして本番はかなり入り込んでくれていた。

この映画はクラウドファンディングなので、

「エンディングに名前が載るって、
  俺も3万円支援していいですか?」

と言ってくれた。

俺が「嬉しいけど、だって役者として名前載るじゃん。いいの?」と言うと

「2回名前出してくれるんですよね。
いいじゃないですか」

とか言いやがって、

ハンサム過ぎるじゃねえかっ

それを聞いていた夏目ベールと朝倉ゆりも
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「真似していいですか?」

と言って支援してくれた。

どいつもこいつも泣かせるじゃねえか。

短い期間だけどSWAYは同級生役のみんなとどんどん仲良くなっていって、

そりゃあもう本当の同級生のように仲良くなって
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(青春しやがって)
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(虹と写真とか撮りやがって俺も誘え)

エミリとも本当に幼馴染みたいに見えて
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最後のシーンのとき

もともと俺が映画に誘ったSWAYと
俺が映画に誘ったエミリが仲良くなって、
なり過ぎて、最初はぎこちなかった2人が、俺なしでモニターで仲良くをしているのを見ていたら

なんだか妬けてきたきた。
いやいや、そういう役柄の2人なんだから
監督としては喜ぶべきなんだけど
もうこっちもトランス状態だから
2人にそして役者陣全員にヤキモチを妬いた。
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(嫉妬に狂った男)

監督がヤキモチを妬くほど、仲良くなってくれたのだ。

エミリが歌うシーンでは、
カットが終わってから男泣きするSWAYを見た。

ツライ撮影も明るく現場を盛り上げてくれた。
映画がはじめてのヒロインを本番中も、合間も引っ張っていってくれた。

ありがとうSWAY

クラウドファンディング
↓↓↓

この映画『リスタート』の主人公は28歳で夢を見て東京へやってきて、挫折して、傷ついて、北海道へ帰ってしまって、そこから『リスタート』を出来るかどうかという話です

俺、自身の28歳の時を思い出すと、
とにかく『売れたい』という気持ちが強かった。
もちろん、お笑いが好きで、映画が好きで、
この世界に入ってきた純粋な気持ちはあったけれど、とにかく、『売れたい』という想いが人一倍強かった。先輩も後輩もスタッフも周りはライバルで敵だらけだと思っていた。

30歳までに売れなかったらお笑いを辞めようと思っていたから必死だった。

眼光は鋭く
きっと体からは殺気が出ていたと思う。
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そのくせ芸風は割とポップ

「品川です」
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ダセ〜〜〜〜

粋がってんのに芸風はポップ

そんな奴が売れるわけねえじゃん。

裏で目つき悪くて殺気放ってのに、
舞台に出たら『品川です』とか言って
ダセエ〜〜〜〜〜〜〜

まあ、でも、とにかく必死だった。

売れるためならどんな努力も惜しまないと思っていたし、自分はお笑いで好きなことをやる。いづれ映画を撮ってやる。そのために人に嫌われようが何しようが関係ないと思っていた。

そんなグツグツとした28歳・・・・

まあ、この映画の主人公のような挫折はないものなかなか認められず、仕事は減ったり、周りは本当に敵だらけになってしまったり、
とにかくイライラして、グツグツしていた。

この映画リスタートの脚本を思いついた時に
ギターが弾けて歌が上手い女優さんを探していました。

そんな時にたまたま録画していた「家ついて行ってイイですか」という番組で
HONEBONEのEMILYを見ました。
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ハーフで綺麗なのでモデルさんかな?
なんて思いうながらぼ〜っと見ていたら、
まず、歌が上手い。
ちょっと口が悪い。

そして何よりもイライラしてグツグツして見えた。

俺とはまた違うけど・・・
体から殺気のようなものが出ていた。
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怖えええ

すぐにYouTubeでHONEBONEのMVを見て曲を聴いてメチャクチャ刺さった。
直感で彼女しかいないと思いました。

それでツイッターで『HONEBONEかっこいい』呟くと、すぐに反応があってEMILYからダイレクトメールが届いた。

なんか褒めてくれてありがとう的なメールだったと思う。

俺は『映画に出演するとか興味ない?』と返信を送った。

きっとちょい役だと思ったんだと思いますが

『なんでもやります』と

若手芸人のような泥臭い返事が帰ってきた。

俺はもうその時に勝手にEMILYで映画を撮ろうと決めました

別に正式な返事をもらうこともなく、プロデューサーに聞くわけでもなく勝手に脚本の執筆をはじめました。そこからはHONEBONEの楽曲をかたっぱしから聴いて、Emilyのツイッター、ブログを読み漁った。読めば読むほどEmilyの熱さと、現状に対しての悔しさと、売れたいという思いが伝わった。まさにイライラしてグツグツしていた。RxN0dewjm1.jpg
それらを脚本に盛り込んで当て書きをしました。

彼女にはじめて脚本を見せた時

『これ私じゃないですか?』

と言ってくれて嬉しかった。

そして、初めて演技をする彼女と本読みをした時は役のイメージそのまんまでビックリ。

何度も何度も本読みをして、
衣装合わせをして、
その度にスゲえ質問の量。
なんかメモってるし。

でもまあ、はじめての映画だし
『LINEでもなんでも質問してね』と言ったら、
マジで昼夜問わずしつこく質問をしてきた。
泥くせえ〜〜〜〜

さて
いよいよクラインクイン。

何度も書いているように
この映画は時間がない。
毎日、早朝から夜中まで、
特に主演のEmilyは1日の出番が1番多いし長い。

アイドルのシーンでは歌とダンスを憶えてやらせて、
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深夜には何度もアスファルトに転ばさせ、

冷たい川に何度も突き落とした。

それを文句1つ言わず

俺が『大丈夫?』と声をかけても
『楽しいです』と答えてくれた。

スタッフさんたちもクタクタな中、
Emilyの元気に何度も救われたと思う。
共演者たちは徐々にEmilyを中心に回っていた。

無名の彼女が徐々に仲間を作って大きな何かに立ち向かっているように見えた。

それが俺の中でどんどん映画とリンクしていく。

それは俺自身もそうで、

正直な気持ち『大きい映画を4本も撮ってるのに、なんでこんな過酷な環境で短い時間で映画を撮らなきゃいけないんだ』という想いも実はあった。

だからこそ『絶対にこのメンバーで、みんながあっと驚くような映画を撮りたい』という気持ちがあった。

その思いも映画とリンクしていって、

なんだか、俺も眠っていないのと、イライラと、グツグツと、でもやっぱり撮影はメチャクチャ楽しいし、スタッフさんは頑張ってくれてるし、みんなの優しさとか、想いとか、クラウドファンディングの支援者たちの気持ちとか、もうなんだかトランス状態で、俺も映画の中の登場人物のような気分になっていった。

つまりは28歳の品川祐と、
主人公の杉原未央と、
それを演じるEMILYと、
なんか全部が重なって
映画と現実がごちゃごちゃになっていた。

この映画ではHONEBONEの2人が音楽を作ってくれて、劇中でEMILYが歌います。

この詩が映画とハマり過ぎていて
EMILYの歌声が素晴らしくて、凄まじくて
最後のシーンはみんなが役を飛び越えて涙を流していた。カットがかかってもみんな泣いていた。

それはきっと俺と同じように自分の人生と、
役を重ね合わせて聴いていたからだと思う。

Emilyがクランクアップした時、
彼女はもう崩れ落ちるほどに号泣していた。

俺はその場では涙をこらえましたが、
彼女を送り出した後に、
嗚咽するほど号泣しました。

映画のクランクアップで泣いたのははじめてです。

俺はこの映画には無名の俳優がいっぱい出ているので、みんなの人生を変えてやるという思いで望みました。

ところが人生を変えてもらったのは俺の方でした。

映画の中に『28歳で人生終わったような顔すんな』というセリフが出てきます。

俺の場合は

『47歳で完成したような顔すんじゃねえ。バカ。ブス。もっとがんばれ品川祐。どうした品川。このおしゃべりクソ野郎』

だね。

ということで今日から
俺も#リスタート

そして本当に過酷な撮影をありがとうEmily。
俺はEmilyという化物が孵化する瞬間を映画にすることが出来たと思っています。

観れば絶対に刺さるはず

ぜひこの映画に参加してください
きっと熱くなれるから・・・

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