舞台挨拶でHONEBONEの演奏を聴いて
そのあと泣いてしまいました。

もちろん
演者と一緒についに華やかな舞台に立てた
ってことで感極まっていた。

初めての映画に泣き笑い落ち込み
必死に挑んだEMILYの歌と涙が胸に刺さった。

でも、それだけではなく
KAWAGUCHIくんのギターを見ていたら
堪えられなくなって涙腺がぶっ壊れた。

あたり前なんだけど、
1人では絶対に映画は撮れない。
ありがたい事に
監督なんて呼んでもらっているが
スッタフがいなければ何も出来ない。

例えば、
『こういうアングルで撮りたい』
と僕が言う。

実際に重たいカメラを持って撮るのは
撮影部のカメラマン

『このタイミングでピントを合わせて欲しい』

実際にピントを合わせるのは
撮影助手

『こういうライティングにして欲しい』

重たい機材を準備して
役者に光を当てるのは照明部

『現場の音を録りたい』

マイクを構えるのは録音部

『こういう衣装がいい』

衣装さんが用意する

『こういう髪型とメイクがいい』

メイク部が作る

『こういうセットがいい』

美術装飾部がデザインする

ロケ地もイメージを伝えて
助監督が候補地に行って写真を撮る
その中から僕がさらに絞って
現場を見てロケ地を決める

例えば
『めちゃくちゃ赤い口紅にして』

と僕が言ったとして
めちゃくちゃ赤い口紅にも山ほど種類がある。
メイクさんは自分のセンスで何本かの口紅を用意して、
僕のところに持ってくる。

つまりは僕は指示を出しているけど、
みんなのセンスが問われる。
プロの技術がいる
そしてめちゃくちゃ動いている。

僕はよく

『映画リスタートは予算がないから不眠不休で撮った』

と言っています

『ホテルに帰る時間は3時間だけ』

なんて言ってます。

だけど

僕が3時間しか休めてないということは
スタッフは2時間しか休めていないのだ。

しかも

予算が少なければギャラも少ない。

それでも文句を言わず

みんな、

楽しんで仕事をしてくれた。
こだわってくれた。

もちろん
編集や仕上げ作業も
1人では出来ない

それぞれのプロがいて
力を合わせて仕上げていく。

つまり映画は全てのスタッフのセンスと労力の賜物で、
決して監督だけが撮っているんじゃない。

さらに

プロデューサーはお金の事を考えて
宣伝部はどうやって売るかを考える

実際に動く

全ての関係者が
各々の仕事に必死に取り組んでいる。

だけど舞台挨拶の壇上に立つのは
いつも役者と監督だけ。

僕はいつものように自虐ネタで
『監督なのに扱い悪い』
なんて言っているが

それでも
スーツを用意してもらって
綺麗な格好して
話聞いてもらって

そしてなんと言っても
お客さんの拍手は
何よりものご褒美で全ての苦労が報われる。

本当なら
その拍手を全てのスタッフに聞かせたい

といつも思う

映画リスタートは
HONEBONEという2人組のバンドの
ボーカルEMILYが主役だ。

いつもはKAWAGUCHIくんがギターを弾いて
EMILYが歌を唄う

だけど映画で主演を務めるのはEMILYだけ
僕は主にEMILYに寄り添い
EMILYと語る時間が圧倒的に多かった。

曲のイメージや
作詞作曲について話し合ったけど、
EMILYと会話した回数に比べると
圧倒的に少ない

それでもKAWAGUCHIくんは
撮影現場に顔を出して
ライブシーンでは
EMILYが歌いやすいように音の調節をして
カメラに映らないところでギターを弾いた。

EMILYが手売り会を開くと言えば
暑い中、外で案内をして

舞台挨拶にも全て付いて回ってくれた。

そんなKAWAGUCHIくんが
舞台挨拶でギターを弾いて
身体いっぱいに拍手を受けているのを見ていたら、
涙が止まらなくなった。

KAWAGUCHIくんにとって
人前でギターを弾くのは日常だし
拍手もたくさん受けてきたと思う。

でもやっぱり自分の相方だけが
スポットを浴びて
スクリーンの中で唄うのは
複雑な心境もあったと思う

俺なら嫉妬すると思う。

だからこそ
KAWAGUCHIくんが壇上に立っているのが、
やっとスポットを浴びてくれたのが嬉しかった。

そしてKAWAGUCHIくんが
お客さんから浴びた止まらない拍手が
裏で知恵を絞り
汗をかいて
僕たちの背中を押してくれた全てのスタッフに向けられているような気がした。

映画リスタートの全スタッフ
本当にありがとう‼️‼️‼️
全てが最高でした‼️


EMILYをかなり引っ張り回しましたが、
KAWAGUCHIくんにお返しします。
ありがとうHONEBONE
いつか映画の中で使ったギターを
武道館に返しにいくから
約束守ってね。

リスタート主題歌
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リスタートメイキング
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