月別アーカイブ / 2015年07月

霊感がある女性の元に、突然一本の電話がかかってきました。


携帯の画面には『不在着信』という文字とともに、見知らぬ番号が表示されていました。


「知らない番号だし、相手がわからないのはイヤだからかけ直さないでおこうかな」


彼女、かけ直さなかったんです。


すると、この日を境に、この見覚えのない番号から何度も着信があるようになりました。


「まただ」 「あ、今日もかかってきてる……」


気持ち悪いことに、彼女が携帯を手に持ってすぐに出られる状態の時はかかってこないのに、ちょっと手を離した一瞬の隙に電話がかかってくるんです。


さらに気持ち悪いのが、その番号は携帯の番号ではなく、『058』 という固定電話の番号だということ。


どこの市外局番なんだろう、と不思議に思いつつも、電話に出られない日が続いていました。





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ある日、その番号から留守番電話が入っていました。


でも、聞いてみると無言なんです。


「留守番電話まで残すってことは、かけ間違いかも」


彼女はそう思って、勇気を出してかけ直すことにしたそうです。


すると、電話の向こうからはあり得ない音が聞こえてきました。





ポチッ。





『ピンポンパンポーン』 





『この番号は、現在使われておりません』





「え?え?そんなわけない、だって何度もかかってきてるんだし」


「でももしかして、電話の回線が混線していて、何かのトラブルでおかしな番号からかかっているのかも」


よく考えてもわかりません。


同時に、『058』という市外局番がどこなのか、ということが気になり始めました。


さっそくインターネットで調べてみると、岐阜県であることがわかりました。


でも、彼女とはまったく縁もゆかりもない場所。


「どういうことだろう?」





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しばらくして、またその番号から着信がありました。


怖くなった彼女は、その番号を関係機関に調べてもらうことにしたそうです。


すると、不思議なことがわかりました。





その番号、10年以上も前に、ダムに沈んでしまった岐阜県のある村で使われていた番号だったんです。





霊感が強い彼女、何か不思議な物を引き寄せて、受信してしまったのでしょうか。





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後日、気づいたこと。


彼女、もう一度、無言だった留守電を聞き返してみたそうです。


すると、その留守電、実は無言じゃなかったんですね。





よーく聞いてみると





ゴボゴボゴボ……



ゴボゴボゴボ……



ゴボゴボゴボ……





水の音が聞こえていたそうです。

 

みなさんには絶対にやってほしくないのですが、確実に霊を視る方法……というのがあるそうなんです。





どんな方法かというと、思わぬ事故や殺人など、この世に未練を残して亡くなった方、無念の死を遂げた型の事故現場に行って、その被害者の方に心から同情することなんです。


「なんてかわいそうなんでしょう、やりたいこともいっぱいあっただろうに……。
できることなら代わってあげたい」


心から同情すると、霊が「わかってもらえた」と、姿を現すことがあるそうなんです。 


でも、軽はずみにやってしまうと大変なことが起きてしまいます……。





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あるカップルが、「霊を見られるなら見てみたい!」と面白半分に、この方法を実際に試してみたそうなんですね。 


二人揃って
「あなたってかわいそう。代わってあげたいです」



……でも、同情したけどしばらく経っても何も起きませんでした。
 



「結局何も起きないじゃん、つまんないの」
「霊なんていないんだね」


二人は諦めて、一緒に暮らしている家に帰ったそうです。





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ところが事件はその夜、突然起こりました。



 「痛い痛い痛い痛い!!!」



「うー、うぁー、うーあー!!!」



寝ていたはずの彼女が、急に絶叫し、悶絶しだしたんです。


「おい!どうしたんだよ?!大丈夫か?!」


彼が必死に彼女をさするんですけど、痛みはエスカレートしているようで、絶叫はさらに大きくなるばかり。


とにかくなんとかしなくちゃ。


彼は急いで明かりをつけ、そしてあまりの事態に思わず目を疑いました。



そこにはいつも通りの彼女の姿はなく、



うめき、苦しみにもがいている中年男性の険しい顔がありました。



まるで別人に見えるほど、彼女の顔つきは変わってしまっていたのです。





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もしかして、昼間の、あのふざけてやったことが原因なのか?!


すぐに思いあたった彼は、


「すみません、本当にごめんなさい!すみませんでした……!」


そう謝り、成仏してもらえるように念仏を唱えました。



白々と夜が明け始めると、ようやく彼女の様子も落ち着き始め、顔も元通りになっていったそうです。


疲労困憊の彼が


「大丈夫か?」


と聞きましたが、彼女は何も覚えていないとのことでした。





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あとでわかったこと。


二人が昼間に行った事故現場で亡くなったというのは中年男性だったそうなんですね。


そして、亡くなった時間というのが、ちょうど彼女が急変した時間だった、とのことです。

ボクの地元、長野県で心霊スポットを巡るロケをした時のこと。


場所は軽井沢。街から山を登っていくと、断崖絶壁の上にかかった橋が見えてきました。
下には『湯川』という川が流れているんですが、実はその橋、今までに20人以上が投身自殺をはかっている、自殺の名所として有名な橋なんです。

 
そんな場所なので肝試しをする若者が後を絶たないんですが、この場所では、やってはいけないというルールが2つあるんですね。

 
1つは、橋の途中で車のエンジンを止めてはいけないということ。
もう1つは、橋を渡りきった向こう側にある、『湯神』と書かれた小さな祠にお参りをしてはいけないということ。

 
でも、心霊怪奇の番組のロケだったので、ボクたちはあえてルールを破ることにしたんです。
橋の途中で車のエンジンを止め、車の四隅に塩を置き、結界を張ってからロケをスタートしました。


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いくら心霊フリークとはいえ、怖いものは怖い。
このロケも、ルールを破ったことをすぐに後悔し始めて、
「早く終わりにして帰ろう」
その一心で橋を渡りきり、お参りしてはいけない、奥の祠に向かったんです。

 
周りに一切明かりのない、真っ暗闇。
懐中電灯のかぼそい光だけを頼りに進んでいくと、噂通りの小さな祠がありました。
お参りをしていたら、カメラマンさんが急に
「うわーっ!!」
と大声を上げたんです。


「どうしたんですか?!」
慌てて声をかけると、カメラマンさんが声を震わせながら祠を指さして
「島田君……見てみて……」


祠には『湯神』と漢字で書かれていたんですが、古くなっていたのか、ところどころ文字が消えちゃっていたんですね。


『湯』の左側のさんずいだけは残っていて、右側は見えない。
そして、『神』も左側のしめす偏だけが残っていて、右側が見えなくなっているんです。






『 シ ネ 』 
その文字だけが浮かび上がっていたんです。






「うわ、これちょっとヤバいですよ、すぐに帰りましょう!」
とにかくここにはいられない、早く去らなくちゃ、とみんな大急ぎでロケバスに戻りました。

 
ようやく帰れる、そうほっと安心して乗り込んだ瞬間、気づいてしまったんです。



四隅に置いておいた盛り塩が、明らかに誰かに蹴散らされたかのように散乱していることに。 
そして、床だけじゃなくシートや車中のあちこちに まき散らされていることに……。



「これ、誰か乗ってきてるよ……連れてきちゃってるよ!」



あまりの事態に危険を感じ、急きょお祓いをしてもらうことになりました。


ろうそくがともる中、お坊さんがお経をあげてくれ、必死に祈るボクら。
お経を読む声が止まったので、(ああ、これで帰れる)と安心して
「ありがとうございました!」
とお礼をしたんです。


するとお坊さんはボクの後ろのほうを見て一言。





「いや、そこにまだ20体以上ついてるから」





あの橋から身を投げたのは20人以上。
もしかして、そこにいた人たち全員を連れてきてしまったのかもしれません。

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後日、気づいたこと。
あの祠に書いてあった『湯神』の文字。


『ゆかみ』って読むんですけど、読み方を変えると





『とうしん』になるんですよね。 

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