すっかり暑くなりましたね!

こんな時はぜひ、僕の怪談話を聞いて涼んでください。


今回も、

『大失敗したその日、大先輩と同じ地平に立てた』

のお話をしていきます。





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『失敗が人を育てる』


失敗したときこそ、成功している人に教えを乞うと

仕事の運力がよく上がる。

前回そうお話をしましたよね。


実はこれは、僕の実体験から言えることでもあります。

ある人気お笑い番組に初登場させていただいたときのことです。

その番組はお笑い芸人が集まり、それぞれが

「すべらない話」=「絶対に笑える話」を披露するもの。

まさに話し手としての芸人の力量が問われる、

僕からしたら恐ろしい番組です。


そうそうたるメンバーの中で、

僕はほとんど話に入れず、場を沸かすことも出来ず…

惨憺たる結果でした。


がっくりと肩を落として帰路につこうとした時、

ある芸人Sさんから、

「近くまで車で送っていこうか?」と

お声がけいただきました。

お言葉に甘えて車に乗り込んだとたん、

堰を切ったように色々な質問が口から飛び出しました。


ついさっきの大失敗の記憶が鮮明すぎて、

「ああいうときはどうしたらいいのか」

「こういうのはどうなのか」と、

Sさんを質問攻めにしてしまったのです。


そんな僕に、Sさんは淡々と一つ一つ丁寧に教えてくださって、

ものすごく勉強になりました。

そして最後に一言、こうおっしゃったのです。


「ずっと思ってたこと、やっと伝えられたよ」


一瞬、どういう意味かと思いましたがすぐに理解できました。

それまで経験したことのない、

一つ上のレベルの現場に立たせていただいたおかげで、

これまで味わったことのない張り詰めた緊張感や、

超人的な瞬発力を要する言葉のやりとりを、

初めて生で体験できたのです。

生意気な言い方かもしれませんが、

これまで大先輩たちが見てきた景色を、

同じ現場に立つことでようやく見ることが出来たのかもしれません。


同じ土俵に立たないと、見えないもの、わからないことがある。

だから、先輩も「やっと伝えられたよ」とおっしゃったのだと思います。

「すごい人たちは、すごい場所で闘っているんだ」ということを心底痛感した一日でした。

一度大きな失敗をしないと、本当に大事なことは見えないのかもしれません。

その日僕は自分の失敗でかなりボコボコになりました。

しかし、そうなってみて初めて、

先輩と同じ地平から少しものを見ることが出来たのかな…と思います。


失敗が人を育てる、とよく言いますが、

この時ほどそれを実感したことはありません。

ただ、こうして振り返ってみても、

つくづく僕は諸先輩方からたくさんの運を分けてもらっているのだなと思います。

そして今度は、自分が後輩たちに運を分けていかねば…と身が引き締まる日々なのです。



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失敗こそ成功に繋がるチャンス!

物の捉え方でその後の運も変わります。




次回は、

『不運の正しい使い方』

をご紹介します。