梅雨の時期もあと少し。

夏の青空が待ち遠しいです。


今回も引き続き、

『「運力」も、知力や体力と同じように鍛えられる』

のお話をしていきます。




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『仕事の運力の根っこは、「いかに果たすか」ではなく「何を果たすか」である』



「よし、手相でやっていこう」

お笑いで食べていきたいと思っていた僕が、

こう思えるようになった大きなきっかけは、

某お笑い芸人のMさんでした。


手相のお仕事をいただけるようになったけど、

「本当にこれでいいのか、お笑いがやりたかったのに…」

とモヤモヤしていた頃のことです。


とあるバラエティー番組に呼んでいただいたとき、

他の芸人達は、おもしろいことを言っているのに、

僕は、手相の話ばかり。

「それって、どうなの?」

と収録語、柄にもなく落ち込んでしまいました。

「何やっているんだろう」なんて思っていると、

たまたまMさんがいらっしゃいました。

挨拶した流れで、思わず行き場のない心情を吐露。

すると、Mさんは一言

「お笑いも手相も、

どちらも人を楽しませることやし、島田は手相。

これでええんちゃう?」


シンプルな言葉が、心にズシンと響きました。

「やっていることは違っても、根っこは同じなんだ!」

と、一気に吹っ切れたのです。


僕には「人を楽しませたい」という根っこがあり、

それを「お笑いで果たしたい」と、

過度にこだわっていたのだと思います。


目的を果たす「手段」に固執していた、

と言ったらいいでしょうか。


でも、本当に大事なのは「手段」ではない。

根っこの部分で大事にしていることが守られ、

果たしたい目的が果たされればいい。

ストレートに届いたMさんの言葉に、

そう気づかされました。


お笑いでも手相でも、喜んでもらえている。

だったら僕は、

手相でやっていけばいいと心から思えたのです。


このように、仕事の形は違っても、

仕事をした向こう側で起こることは同じというのは、

どの世界にもあると思います。


たとえば、人々の快適な旅をお手伝いしたい、

という根っこは、パイロットでも整備士でも同じ。

「やりたい仕事ではない」

「行きたい部署ではない」

もし、こんなモヤモヤを抱えていたら、

「自分は根っこの部分で何を果たしたいのか?」

と考えてみるといいと思います。


今やっていることでも意外と果たせているんだ、

と気づいたり、

手段にこだわらなくなったら、別の道が見えたり、

きっと視界が開けてくるでしょう。


それにつれて、仕事の運力もぐんと強まるもの。

「いかに果たすか」ではなく「何を果たすか」

という信念は、やはり仕事の運力の栄養源なのです。




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根っこの部分で何を果たしたいのか?

心にわだかまりを感じたら考えてみてください。




次回は、

『大失敗したその日、大先輩と同じ地平に立てた』

をご紹介します。