<ここまでのあらすじ>
仕事や両親とのケンカで家に居場所が無いと思った私は家を飛び出した。そして、人生の最後にノーレートの麻雀旅打ちに出ようと決めた。

 ※ ※ ※

すぐにでも関東方面に長距離移動したかった。だけど、新幹線に乗るほどのゼータクはできず、夜行バスも当日夜は取りにくい。

脳内会議の結果、名古屋を経由して関東に移動することにした。大阪から夜行バスを乗ることに抵抗があった。業者に頼んで夜行バス乗り場に張り付くこともあり得るから。即日で見つかったら意味がない。

方針が決まったので、少し気持ちが楽になった。大阪でお世話になっているノーレート雀荘に行くことにした。

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淀屋橋から梅田方面へ歩くこと十数分、麻雀始めてからもう何度も通っているお店「菜の花」に着いた。


大阪梅田のど真ん中にある広くてキレイなお店。平日の17時から赤ありノーレートフリーがある。3ゲーム1000円のチケット制で、1位はゲーム券が1枚貰えて「実質無料」という。とにかく安い、それでお店は立地も良くて広くてキレイ、スバラシイ。

お店に着いたのが16時半ぐらい。17時が昼の健康麻雀や貸し卓の料金システムの切れ目のため、この時間帯は結構ワチャワチャしている。

「おー、おはよう、赤月さん」
「おはようございます」

声をかけてくれたのは坂本誠裕p、いつも坂本先生と呼んでいる。手際よく各麻雀卓の卓掃除や設定入れ替えをされていた。


「5時までもう少しあるから座って待っといてー」
「用事あって1試合で帰りますけどいいですか?」
「ぜーんぜん、いつでも気軽に大歓迎!」

いつ行っても笑顔で迎え入れ、そして送り出してくれる坂本先生にどれだけ助けられたか……。今回はサイフの中にゲームチケットが1枚残っていて、それを使い切るために来た。

菜の花は場所も便利でお店も大きくキレイ、それでいてゲーム代は安い。だから集まるお客さんも幅が広い。おじいちゃん・おばあちゃんと仕事や学校帰りの若い人とが対戦する。レベルもマナーもバラバラだ。

それでも、自分にとって菜の花は落ち着いて麻雀が楽しめる本当に最高の場所。ここで何人もの麻雀仲間ができた。今日も見慣れた常連さんとの対戦、楽しくないわけがない。

でも、だからこそ、菜の花で麻雀している時にはいつも「ある言葉」が気になってしまう。

「菜の花で麻雀しても強くならない」

ある競技会で言われた言葉。赤ありでノーレートの菜の花に強い人は来ない。みんなレートのあるお店か赤無しのお店に行く。

それに菜の花はお客さんの層が広すぎて、変なお客さんと対戦するととてもキツイ。麻雀に対する意識の高い人が一人、また一人と他のお店に移っていった。

でももういいんだ。強くなるために麻雀する必要はない。自分と同卓者が楽しかったらそれでいいじゃないか。これからのノーレート旅打ちで心がけようって。

結果は3位。1位だとゲーム券が貰えるけど、2位・3位はポイントカードにポイントが貰え、それぞれの順位を10回取るとゲーム券1枚貰える。元が十分安いのにポイントカードでさらに安くなる。

「もう帰っちゃうの?」
「ちょっと用事があって」
「デートや( ^ω^ )」
「ちがいますー(´∀`*)」

坂本先生のお見送り、いつも楽しいです。大阪梅田のど真ん中にお花畑がある……、ぜひみんな行って欲しいです。

 ※ ※ ※

梅田から移動、今度はなんばへ。駅を降りて道頓堀を真っ直ぐ抜けた先にもう一軒のノーレート雀荘がある。


2018年6月にできたばかりのお店、ぼたん。オープンの日にも行ったし、それ以降も定期的に通っている。日本橋にあるお店と聞くと、なんとなく電気街の中にあるイメージだけど、実際は日本橋駅の近くにある。

ぼたんの特徴はタバコも吸えてアルコールメニューもある、そしてスタッフがみんな女の子という。プロの方も何人かいる、今日は誰がいるのだろう……。

「おー、赤月さんいらっしゃい」
「あ、夏月さん、おひさしぶりです」


メイドさんからプロ雀士への華麗な転身、阪神藤浪大好き、店長の夏月美勇pでした。お会いするのかなりひさしぶりな感じ。

ぼたんは4人打ち(赤あり)と3人打ち(関西サンマ)があり、私はいつも3人打ちで遊んでいる。ノーレートの関西サンマができるのはかなり貴重かと。

自分にとって、ぼたんは菜の花と同じく気兼ねなく麻雀ができる場所だ。他のお店で吐きそうなぐらいのプレッシャーに押し潰された時、すぐに抜けてぼたんに来たこともあった。

「自分は麻雀向いていない、逃げてきちゃった」
「いいんだよ、気分転換にウチに来てくれて」

救われたなぁって。だからぼたんには定期的に行きたくなる。ただまぁ、「30分540円」とノーレート雀荘の中では一番高いので、ご利用・ご滞在は計画的に。

「また来てねー」
「ありがとうございましたー」

帰る時はスタッフの方がお店の入口まで見送ってくれる。日によってはそこそこ入口で立ち話することもあるけど、今日はシンプルにバイバイした。長くお話しすると自分がツラい。

これで大阪でよく行くお店は回れた、心置きなく関東方面に行ける。明日は朝も夜も長距離移動だから、今日はゆっくり休もう……。

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