新作に着手しました。

スペインオオヤマネコ以来、久々の野生ネコです。


実は前々回の投稿でキャンバスの張り替え作業を載せましたが、あのキャンバスは今回の新作には用いませんでした。

73㎝×53㎝のベルギー製P20号を新たに用意して開始としました。
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カラカルです。

木炭で当たりを付け、揮発性油を多めに溶いた絵の具で大体の色を乗せてみたものです。

野生ネコの持つ鋭さ、抗しがたさに加え、優美さ、セクシーさも巧く出せたらと考えています。



今は時間を掛けた室内制作ばかりやってますが、母の介護が始まる前はよく野外スケッチへ出掛けてました。

こちらもまた力を注ぎたいと考えていますが
とりあえず今はカラカルです。

まだまだ序盤です。

完成次第載せます。


ではまた。


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母の肖像画です。

他界したのが2018年2月28日、72歳でした。

それまで13年に渡って私は母を介護してきました。

多系統萎縮症という治療法もなく原因も分からない病に襲われ、徐々に身体の機能が失われていきました。

口からの食事が困難となった為、胃に直接栄養物を注入する胃ろうにしたり、肺炎にかかって間一髪で一命をとりとめたりしたこともありました。

それでも最後まで笑顔を絶やすことのなかった強靭な精神力を持った偉大な女性でした。



この拙い肖像画は2014年に描いたものです。

不自由な身体で懸命にポーズをとってくれました。

ありがとうございました。

私は何とか生きております。

これからもどうかよろしくお願いいたします。

新作準備中ですが、今回は新品キャンバスではなく、完成まで至らず放置していたものを剥がしてキャンバス張り替えを行うことにしました。

以下の道具を使用します。
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張器
これはキャンバスを引っ張るためのものです。

引っ張り方が不十分だと波うったような仕上がりになってしまいます。

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キャンバスを傷めないためにソフトハンマーを使用します。

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タスク
キャンバスを打ち付けるためのものです。

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P30号(91㎝×65㎝)の木枠と、ロール状の30号カットキャンバス。


木枠は対角を図り、直角がきちんと出ていることを確認しておきます。

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キャンバスを振り分けます。

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まずは四辺の真ん中にタスクを打ちます。

うすく菱形が浮かび上がるのがコツです。

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この時、張器で十分に引っ張りながらタスクを打つことが重要です。

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鉛筆でタスクを打つ位置に印を付けます。

間隔は6.5㎝としました。

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タスクを打つ順序です。

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十分に引っ張りながら打ち進めていきます。

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出来上がりです。

40分ほどかかりました。

若干短い辺に皺が出てしまいましたがまずまずうまく張れました。


ここで一つ申し添えておかなければならないことがあるのですが、実を言うと全ての作品が完成まで至るわけではありません。

序盤で止めたものはホワイトで覆い被せてやり直ししますが、かなり進めてから止めてしまったものは潔く張り替えることにしています。

記事にしてきた作品は完成まで至ったものだけで、途中で止めたものに関してはこれまで全く触れてきませんでした。

このキャンバスには前々作でモデルとしたトウカイテイオーの全身像が描かれてあったのですが、全くもって身体のバランスの取れてない、皆様にお見せするのも憚られるような酷いものでした。

木枠を無駄にしないためにも、これをボツにして新作に使用するキャンバスとして活用したいと思います。


新作のモデルとして中型ネコのカラカルを考えております。

ネコ科の中でも特に表情豊かといわれる彼らをうまく表現できるように頑張りたいと思います。

それでは。

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