【還淳】…素直さ、飾りがない(心)に還る

老子曰く、
「聖」を知ったふりをし、(真理のではない)知恵を説く者が居なくなると、普通の人々は暮らし易くなるもの。
(然るに)仁の精神はなくなり、義の心も捨てられ、互いに孝を以て慈しみ(寄り添うのみ)合っていた。
ズルさもなく、互いの利を大切にし、盗賊といなかった。
当に三言(みこと)なり。
(三言)に書かれていた素晴らしい生き方では足りず、(道)からの指示として、言葉や心に飾りのない奥へ還れ、と言うならば、素朴さと素直さこそ、本来の心なのだ。

意味が読み解き難い内容ですが、人間の知恵で真理を説く時代は、民衆を騙し苦しめるだけ。
仏教的真理を知るなら、それは互いを慈しみ合う心の集まりになり、誰もが争いや妬み、欲望に塗れることがなくなる、と言うお話です。
何だか、コロナ感染を利用しようとする、リーダーが現れている、と言い聞かされてる気になりませんか? 
0_df79afdb53893bc2b7dd6e4055e85b1b_500.jpg
世恩