モナコ公国。

丘陵を街にしていて、なんか前にも来たことあるような〜、と思っていたらそれは神戸のことでした。海があって、坂道いっぱいのお洒落な街。

今回は国際映画祭レポートpart2です。
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前回の続き。

「そうだ…!」

と思って、ホテルの部屋に戻りました。
そして、目を閉じて手を合わせました。

「神様、私はどうしてもこの映画を沢山の人に見てもらいたいと思っております。それは1人でも多くの人にこの物語に触れてもらって、真実や希望と出会って欲しいからです。
この映画祭に参加するにあたって、
私の弱気、または計らい心を反省します。
そしてそれらを捨て去ります。
どうか、この映画祭全体が、そして上映会が
悪しきものから守られますよう、
宜しくお願いいたします。」

そうして、気持ち的に
ふんどしを締め直しました。

本気でこの映画祭に飛び込もう。
ミッションは
賞を取ることであって賞を取るにあらず。
ミッションは1人でも多くの人に、
この映画の良さを自由に感じてもらい、
この映画の意義をお伝えすることだ。
賞はその思いの強さの副産物だ。
順番を間違えてはいけない。

さっきの赤いセーターのおじさんを思い浮かべ
大切なことを教えてくれてサンキュー!と
思い、会場に戻りました。


システムは復旧しており、
上映会も再開されていました。

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上映中に驚いたことがあって

そこで笑うの!?というところで
何度か、会場で笑いが起こっていました。

お客さんを少しビックリさせるようなシーンでは
踏ん反り返って見ていた若いお兄さんが
ビクッ!!!!となってそこからは背筋を伸ばして、両足を揃えて鑑賞していたのが微笑ましかったです。

他の方も「Oh!No〜」と言いながらゲラゲラ笑っておりました。

ちょっと泣けてしまうシーンでは
字幕の言葉を聞き逃さまいと
前のめりになって鑑賞している人も沢山いて
嬉しい気持ちになりました。



上映が終わると大きな拍手で会場が包まれ、
本当に本当に一安心


司会のイタリアの綺麗なモデルさんに
名前を呼ばれ、監督とプロデューサーと共に
壇上に上がると舞台挨拶のような、
Q&Aセッションが始まりました。

英語でのスピーチをかなりマネージャーさんと一緒に練習してもらったのに、
言いたい事が変わったのと勇気が出せなかったので日本語で話して通訳してもらっちゃいました

プロデューサーの濱田さんは練習してきたであろう英語のスピーチに挑戦していたので、やっぱり重ねてる年数が違うなぁ〜と尊敬しちゃいました。


皆さんすごく暖かい眼差しで、こちらのQ&Aセッションに耳を傾けてくれ、終いには
「映画の中で出てくるエクソシストのポーズをやって!!」とムチャ振りをされたので

「えー!!!!えっとえっと…」となりながらも
照れをおさえて2パターンも披露させてもらっちゃいました👘💪(ちなみに2パターン目は、もう1パターンやっても良いですか?と聞いて、やらせてもらった)笑

それでまた拍手が起こったのですが
これは何か前にもやったことがあるぞ…と
デジャヴを遡ってみたら

仮面ライダーフォーゼがテレビでやってた時に
街で「宇宙キターやって!」と言われたり
私は変身しないのに「変身して!」と言われて
やる。
の流れと一緒だな、ということに気付きました。笑

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映画が終わると、さきほどまで疎外感を感じていたのが嘘のように、色んな国の方が話しかけてくれました。わざわざ、他の人と話し終わるのを待ってまで沢山の人が声をかけてくれました

「明るい気持ちが暗い気持ちを吹き飛ばす、というのがよく分かったわ

「似たような経験かあったのだけれど、しっかり対策を打ち出していたので、この映画はとっても大切な事を言っているな、と思ったわ

「魂の存在って現代では忘れがちだから、それを思い出させてくれる映画だね

「人は自分の考え方や思いの向け方で色んなことを自分で解決できる、人は1人1人が本当は強いパワーを持っている、そんなことを気付かせくれるいい映画だ

などなど、他にも嬉しい言葉を
山盛りもらいました。


日本では"宗教の映画でしょ"
"ただの教団宣伝映画でしょ"と
揶揄されることが多くて、また、
深入りしないようにしよう、という警戒心によりなかなか本当に伝えたいことが伝わらないな、
そんな悔しい思いも重ねています。
いや、私達の力不足は絶対に否めないけど。
うん。
そんなこともあり、個人的には映画を
一般の方々に観て頂く時には
少し、ドギマギしてしまうのが本音でした。


ただ、海外では、日本で敬遠されるような
あの世の存在、霊魂の存在、天国と地獄、
また神様と悪魔の存在について描くことが
"その部分が"評価されるんだ、ということに
かなりのカルチャーショックを受けました。

ここで日本語で文字に起こしてしまうと
その温度が下がって伝わってしまうけど
皆さんの感想は純粋な感動に溢れていて
さらには「もっと自信を持ちなさい!」と
英語で叱咤激励されてしまうほどでした


そしてここでまた悔しい出来事が。

どんなに有り難い言葉をいただいても
「Thank you very much」しか言えないのです。
それ以外の言葉を知らないから。

1人1人と話すたびに、感動とショック、
感動とショック、を繰り返して
また頭が真っ白になっていきました。

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そして、夜のシャンパンパーティーになりました。
お店に入ると隣の人の声が聞こえなくなるくらいの音量で音楽が鳴っていて、ほどよく暗くて

一言で
「こ、こんなの、海外ドラマでしか見たことがないよ…!」
みたいな雰囲気でした。

シャンパン飲むかい?お酒を飲むかい?と
誘われるけれど、最終日までは飲まないぞ、と決めていたので飲むこともできず

これでは飲みニケーションもできない…!
とどうしたら良いか分からなくなりました。

しかし、入り口付近に目をやると何と数人が踊っているではありませんか!💃


言葉も分からず、酔うこともできない私に
唯一残された意思表示方法
is ダンス !!!!!!


まだ着物を来ていて踊りにくかったけれど
他の人のダンスの真似をしたり、
どじょうすくいや、袖を使った百面相、
阿波踊りやテツandトモダンスなどをしました。

そうすると、あまりお話できていなかった日本の他のクルーの人と一緒に踊ることもできたりして
ダンス、なんと素晴らしいツールなんだ…!と
思いました。

初めて自分の表現で相手と打ち解けられた気がして嬉しかったです
言葉とお酒がいらないなんてスゴイ。

とは言え、着物で踊っている疲労感と音楽のボリュームでクラクラしてきてしまったので
1時間ほどで帰らせてもらうことに。
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少し楽しい気持ちになれたけれど、
着物を解いて、シャワーを浴びて
夜のお祈りをしていたらまた涙が出てきました。

「ダンスは良いんだけれど、それでは映画の良さは伝わらないじゃないか」
「私はダンスだけをしたり、皆と楽しむためだけに来たのではない…!」
「これで終わってしまったら日本で応援してくれている、期待してくれている人達に申し訳が立たない…!」


残り2日を考えたら、話せない不安と焦りに向き合わざるをえず、涙がとめどなく溢れて来ました。

「伝えたいことを自分の言葉で伝えられないのはこんなにも苦しいことなのか…」

「ご自身の経験やエピソード、修飾語をあんなに混ぜながら映画の感想を伝えようとしてくれてる人達にサンキューしか言えないなんて…」


多分、Q&Aセッションの自分の緊張しすぎの態度と、スピーチの内容が自分で納得いっていなかったのもありました。
勇気を出そうと決めた後に、早速勇気が出せなくて英語を使うのが怖かったのも許せなかった。

話せないのだから、せめて皆の前で話す機会を与えられている所だけは、しっかり伝えるべきことを伝えたい、そう意気込んでいたからこそ物凄く悔しかったのだと思います。


言葉が使えないって言うのは
「好きだ」という言葉を知らなかったばかりに
好き合ったもの同士なのに恋も愛も始まらなかった、その好きを終わらせてしまった、というくらいに、無残で悲しいものだな、と
感傷的すぎてポエマーになってしまいました。
恥ずかしい。

恥ずかしいけれど、
「今の比喩、なかなか良かったな」と思ったら、
気が変わって涙が止まりました

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そこからは朝方まで、
今日嬉しかったことを数えながら
思い出すことにしました。

スーパーで買ったハーブティーをいれて。
テレビに入っていたディズニーチャンネルをつけて。

そうしているうちに気付きました。

「あ、そうか。今日、人にしてもらって嬉しかったことを、明日は、私がすれば良いんだ。」

そんなシンプルなことで良いのかもしれない。

シンプルな答えが腑に落ちたら
なんだか眠くなってきました。


さて、映画祭2日目。どうなる。
続きは今日の21:00に更新します。
(追記:やっぱり25:00にします!すみません!)

お楽しみに。