横断歩道。
いつぞやのあじさい。
各駅停車しか停まらない駅。
誰もいないセンター街。
欲しいものなんてなんにもないけど
ていうかすでに持ってるし
街は誰も見てなくたって
寄り添ってそこに在るし
それは街灯の如くキラキラで
なんだかんだで眩しいし
全然エモくない。
夢見てるみたいなだけ。
全然エモくない。
この夕飯のカレーの匂いどの家からしてんの
みんな仲良くやってんの
いっぱいある窓の中では
どんな人生を歩んだ人達がどんな話してんの
今まで何人を悲しませて
そして何人を喜ばせたの
その夕飯のカレーは美味しいの
よそ見してんの
だから味がしないの
謙虚に噛み締めてんの
だから美味しいの
従順に噛み締めてんの
だから泣くほど美味しいの
想像だけー勝手な想像だけー
中身のない次の瞬間忘れてるような想像して
彩って歩くの飽きるよねー
次は誰かな
どんな人かな
たまには薄っぺらい更新で、
ではまた