いまさらですが、知り合いから勧められ録りためていたドラマ"陸王"の新春再放送をやっと最後まで見終えました、昨夜。
100年続く老舗の足袋屋が経営難を乗り越えるために、足袋の技術を生かしたランニングシューズを作り始めることによって繰り広げられる激動のストーリー...さすが大ヒット作、作品じたい本当に素晴らしかったのですが、個人的にはそれ以上に自分が家業を手伝うようになってからの境遇や心境と重なる場面がたくさんあったので主人公の宮沢社長親子に感情移入しすぎて嗚咽しながら観ていました。今の私には特に励みになる言葉や教訓、そして希望が凝縮されていたあ。このタイミングで観てしまったのも何かの縁かもしれません。

そんなチーム陸王からの声援を勝手に脳内に響かせながら(想像力って便利🙏)
今日も元気に酒造りをしています。
今回は平成最後の製造になるので特別な気持ちです。

この時期、具体的に私たちが何をしているかというと、寝るのが大好きな菌たちが常に快適に寝られるように全力でベストな環境を整えるということをしています。
(寝る子は育つ)
その都度成長と目的に合わせ色々なタイプのベッドを用意します。

例えば今朝は、麹菌を米にしっかり繁殖させるためにこのベッド(三角棚)で寝かせました🛌
製麴(せいきく)という作業。
(写真はいつかの)
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このベッド、人間でいうと超高級ベッドで、設定温度に達すると自動で風が吹くようになっています。寝ている間に勝手にエアコンがついたり消えたりして常に快適な温度を保ってくれるというわけです。(うらやまし)

蓋を閉めるとこうなります△
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麹菌は元気であればあるほど"熱"を発します。しかしあんまり上がりすぎると自分の熱で死んでしまうため、温度をしっかり調整する必要があるのです。(手のかかる子じゃ)

因みにこのベッド、これでも実は全国でも使っている蔵はもうあまりないという超アナログタイプ。とはいえこの三角棚での手作業が一番麹と触れ合える作業なので一番好きな時間でもあります。たとえいつか蔵を改装するとかいうことがあってもこの三角棚だけはこのまま残したいなあと思うくらい。(いつになるか知らんけど🤫)

初代杜氏のトミおばあさまの時代はそれはそれはもっとアナログで夜中も毎晩数時間おきに蔵に来ていたということを聞くと大変愛しく、これからも守っていかなければと思います。

まずは10年後の100周年を目指して(私40歳)
走れぇえ!曾孫ぉおお!👠(役所広司の声で)
西平せれな




西平酒造HPにて製造スケジュールを初公開してみたのでぜひ応援よろしくお願いします🧝‍♀️✨