先日、久しぶりに新宿東口の方に行った。平日なのにものすごい人で、相変わらず交番の前は信じられないくらいごった返していた。どうでもいいけどなんで人って交番の前で待ち合わせるんですかね。結果人が多すぎてよくわからなくなるのに。わかりやすいからか。まあそうか。

そんな話は置いておいて、いや置いておくのはちょっともったいないので、ついでにその日見かけて印象的だった人の話をしておくと、ビジュアル系っぽいお兄さんとぴえん系っぽいお姉さんの、カップルのようなそうじゃないようなお二人。口ずさんでいるのがちょっと意外にもサザンだったのがなんかめちゃめちゃよかった(勝手にシンドバッド)。やはりサザンはいつだってどこでだってみんなの心に流れているのだ。桑田さんもアルバム出しましたし。しかもタイトル「いつも何処かで」ですし。

それはさておき新宿東口である。そのまま信号を渡ってまっすぐ行けば歌舞伎町、最近だとトー横などと言われる界隈なんかもあるわけだが、私がまさかそんなところに用があるわけがない。ホストさんのYouTubeは時々見るけど。なんか最近ドキュメンタリーチックなのが多くて面白いのだ。でも多分一生行くことはないと思う。だって私のタイプはスラムダンクなら木暮公延一択ですよ。歌舞伎町にあの手の逸材がいる気はしない。そういえば映画も公開しますね、スラムダンク。

さてまた話が逸れたわけだが、なんといっても新宿東口である。そうそう、久しぶりに降り立ってびっくりしたのは、あの老舗フルーツパーラーの百果園がなくなっていたことである。都会のど真ん中、変わりゆく街並みと人の流れの中で、変わることなく割り箸に刺した果物を売り続けているのを見て、私は何度ホッとしたことか。以前は外国人観光客の方々がよくその割り箸のやつを食べながら歩いているのを見たものである。でももうそれも見られないということか。

割り箸にブッ刺す系(?)の食べ物の需要はすべてお隣の新大久保に吸い取られてしまったのかもしれない。なんかほら、ハットグとか韓国の美味しそうなやついろいろあるから。螺旋階段みたいになった芋のやつとか、いちご飴とか。いやしかしいちご飴に関しては果物のフレッシュさで百果園には勝てまい。どういう理由で閉店したのかはわからないが、いずれにしても寂しい。全然関係ないけど、そういえばタピオカさん、あなた元気にしてますか。最近すっかり見かけなくなったわ。時代の流れって早いわね。

なんてことはまあ一旦忘れるとして、とにもかくにも新宿東口である。なぜ私がそんなところに降り立ったかというと、刺繍糸を買うためである。野暮用ついでに駅前のオカダヤに行った。無になれるのがかなり自分の性に合うようで、実はここ数ヶ月、刺繍にハマっている。最近は金太郎飴のイラストを自分で描いて、それを刺繍したりした。あと米粒。ごはんじゃない、米粒。それからブロッコリーと、もみじまんじゅう。無になれる割に常に腹が減っているのがバレバレなチョイスで我ながら笑える。動物の刺繍なんかもやってみた。熊とラッコ。茶色い。茶色い食べ物が食べたかったのかもしれない。

まあ、なにはともあれ新宿東口である。駅前のオカダヤに行っただけでこれだけの話が生まれるのだから、やはり新宿はおそろしい街である。ちなみに(最近は行っていないからどうかわからないけれど)、西武新宿のルノアールは大体どこかしらの席で怪しげな会議だか面談だかが開かれていて、この世のいろいろがちょこちょこ垣間見える瞬間があるので、なかなか面白くてオススメです。