今日は7月7日、七夕である。
 
七夕と言えば織姫と彦星の七夕伝説の話が有名だが、ここらでおさらいがてらその内容をざっくりと振り返ってみよう。以下は国立天文台のホームページに載っていたものである。


七夕(たなばた)伝説は、昔の中国で生まれました。
天空でいちばんえらい神様「天帝(てんてい)」には、「織女(しょくじょ)」という娘がいました。織女は神様たちの着物の布を織る仕事をしており、天の川のほとりで毎日熱心に機(はた)を織っていました。遊びもせず、恋人もいない織女をかわいそうに思った天帝は、天の川の対岸で牛を飼っているまじめな青年「牽牛(けんぎゅう)」を織女に引き合わせ、やがて二人は結婚しました。

結婚してからというもの、二人は毎日遊んで暮らしていました。織女が機を織らなくなったので、神様たちの着物はすりきれてぼろぼろになり、牽牛が牛の世話をしなくなったので、牛はやせ細り、病気になってしまいました。

これに怒った天帝は、二人を天の川の両岸に引き離してしまいました。しかし、二人は悲しみのあまり毎日泣き暮らし、仕事になりません。かわいそうに思った天帝は、二人が毎日まじめに働くなら、年に1度、7月7日の夜に会わせてやると約束しました。
これが、現在私たちがよく知っている七夕の伝説です。


引用元:https://www.nao.ac.jp/faq/a0309.html
 

このように、織姫と彦星は互いに愛し合っていながらも、一年に一度、七夕の夜にしか会うことを許されないという悲しくも美しい恋のシンボル的な存在である。嗚呼、なんて切ない話なのだろうか。と、たしかに私もそう思っていた。
 
しかし、数年前のちょうどこれくらいの時期に、とある北海道のラジオ番組にゲスト出演した際、こんなメッセージをいただいた。それをきっかけに、私の中で織姫と彦星のイメージは徐々に変わっていったのである。
 

「北海道での七夕は、ほとんどの場所では8月なんです!」


 なんということだ。てっきり7月7日だけだと思っていたが、織姫と彦星の二人、ちゃっかり8月も会っていたというのか。めちゃめちゃ夏満喫してるやんけ。


しかも七夕は何も日本だけの行事ではない。中国や台湾、ベトナム、そしてなんとブラジルでも七夕のお祭があるという。ということはなんだ、なんならあれか。七夕というイベントに乗っかって、さてはあの二人、めちゃくちゃ世界旅行してるな。
 
そもそも物語をよく読み返してみたら、「結婚してからというもの、二人は毎日遊んで暮らしていました。」とある。ほほう。ということで、ここで軽くまとめてみよう。


・二人揃うと毎日遊び過ぎるので
・夏にだけ集まることになった
・その日は七夕
・世界各国でいろんな七夕祭りがある
・言うなれば七夕フェス
・フェスとかまぢアガる
・てか七夕といえば短冊
・短冊といえばカラフル
・なんならネオンカラー
・これは軽率にぶちアガる
・そういうフェスを巡りながら二人は世界旅行している
・「夏」に「世界中」の「フェス」を楽しんでいる


ここで私は思った。

織姫と彦星、結構パリピなんじゃないかと。(ド偏見)
 

織姫の仕事は布織、まあざっくりいえばアパレル系である。アパレル系といえば言わずもがなお洒落で可愛い子が多い。一方彦星は、牛を飼っている。広義の意味で牛を扱う仕事となると、あれだ。牛角のバイトリーダーだ。牛角のバイトといえば、大体野球部を引退した高校生の男の子がまず初めにやるバイトである。つまり彦星も明るく活発で目立つ子の可能性が高い。

お洒落に敏感で可愛い姫ぴと、明るく活発な彦たん。二人は夏とフェスとカラフルと世界旅行が好き。これは間違いなくパリピ。パリピ確定案件。
 
そう思うと、儚くも切ない七夕の印象はだいぶ変わってくる。もはや結構ブチアゲトランス系のイベントなんじゃないか。
 
まあ何にしても、姫ぴと彦たんが今夜も無事会えて逢瀬を楽しんでいることを祈るばかりである。


……とここまで書いたけれども、もちろんこれはあくまでもフィクションで私の勝手なふざけた想像であり、正確には七夕の日を新暦の日とするか旧暦の日とするかで、地域によって日付の差が出てくるということらしい。世界各国で七夕祭があるのは、中国由来のお話がいろんなところに広まって行ったからだとか。ブラジルで七夕祭があるのは、日系移民が多くたくさんの人が住んでいるため、日本の文化や風習が大切に受け継がれているからだそうだ。
 
七夕祭の内容や文化も各地で少しずつ異なるようで、調べてみると色々と面白かった。どんなきっかけであれ、こうして伝統ある行事について知ることができてよかったなと思う。

今年はまだまだこういったお祭やイベント事はいつも通りとは行かないことも多いだろうけれど、忘れず大切にして行きたいですね。