冷え性の私にとって一番恐ろしい季節というか時期は、ちょうど今くらいである。いやいやこれからもっと寒い冬がやって来るっていうのになんでまたって話なのだが、冬はもういいのよ、だって冬だもん。なんていうか圧倒的に冬なんだもん。「はい冬です!今ですよ!今俺めちゃめちゃキテますよ!」って感じになれば、それ相応の全力フルスイングで私も防寒対策をするわけですよ。それでも冷えちゃうんならそれはもうしょうがない、諦めもつくって感じで。
 
でも11月って本当にすごく微妙なのである。「秋ですか?」と聞かれたら「まあそうですかねえ」って答える気がするし、「もう冬と言っても過言ではないですな?」って言われたら、「いや本当におっしゃる通りですな」って答えちゃう気もする。秋でもなく冬でもない、でもどっちでもあるみたいなね。友達以上恋人未満みたいなね、曖昧なやつですよまったく。

もう本当にそういう思わせぶりな態度はね、できることならしないでほしい、本当によくないと思う。どれくらいの警戒心でいたらいいのかわかんなくなっちゃうのよ。もう冬だぞって期待してヒートテック着たら平気で裏切られたりするし、かと思えば陽が照ってるから今日はパーカーで行っちゃうぞって日に限って夜から雨降ってめちゃくちゃ寒くなったりするし。なんであたいこんなに振り回されてばっかりなんだろう。バカみたいじゃない。いやんなっちゃう。
 
中でも特にいやなのは、やはり指先の冷え。キンキンに冷えているとまあギターが弾きにくい。急に下手になっちゃったんじゃないかって不安になったりするし、でも弾き続けないとあったまってもこないし、地獄ループである。でも最近ようやっと気がついた。とりあえずあったかいものを飲めばいいのである。外側からではなく内側からあったまる方法もあるってことに、なぜ今まで気が付かなかったのか。きっと寒いと頭がまわらなくなるからだ。
 
というわけでお茶やらコーヒーやらを淹れては楽しんでいる最近の私ですが、カフェインの摂り過ぎはよくないなってことで、何日か前から出汁に切り替えました。急に何お前ツウぶってんだって感じですが、べつにそんなあれです、お気に入りのめんつゆをお湯で割るだけです。濃いと塩分が気になるから相当薄めで。もう透けるくらいの色味で。香りがするなあくらいの感じで作って、そのままでもいいし、カツオ節なんか一握り入れちゃったり、塩気のないあごだしとか入れちゃったり。わさびもいですね。梅干しなんかもいい。あと何がいいって、コーヒーとかお茶はすぐ飲めないじゃないですか。ドリップの時間とかお茶が出るまでの時間とかあるから。でもこれはそれがない。待たずにすぐ飲める。じゃあ大人しくお湯を水割りにして白湯にして飲めばいいじゃないか、待ち時間もカロリーも塩分もないしって話なのだが、それはなんか違う。なんか色、色欲しくないですか。色ついてる飲み物の方がテンション上がりませんか。一日のうち一杯くらい、色付きの飲み物飲みたくないですか。そんなことないですか、そうですか。
 
何が言いたいかっていうと、みなさんも冷えや風邪、体調にはくれぐれもお気をつけて! 冷えたなあと思ったら、あったかいものでも飲んでくださいね。ちなみに私は創味のめんつゆ使ってます。


少し時間が経ってしまいましたが、「関取花2021 TOUR激闘編」、無事完走いたしました。

9月3日の初日岩手から始まり、10月21日のファイナル東京まで、全国9箇所。ツアーは実に2年以上ぶり。有観客でのワンマンライブももちろん久しぶりでした。

各所のライブ終了直後の様子や各地での思い出は、ほかのSNSやAuDeeにて配信中の番組「関取花のこれより三役」にて随時お届けしてきましたので、ブログでは割愛させていただきます。よかったらアーカイブ全部聞けるのでチェックしてみてね。ちなみに本日10/27の18時頃〜配信の回は、まるまる一本ツアー振り返りトークです。ぜひ聞いてくださいね。

ツアー中の感想も、一番フレッシュな生々しい自分の心の声を伝えたくて、ライブ中にMCで全部話してしまっているので、まとまって綺麗に今すぐパッとは出てこないのですが(小さい頃から同じことを2回言えない病です)、もうあれです、とにかくあれです。


ツアーって、ライブって、最高だな!

なにが最高って、自分という人間を作り上げてくれている小さなピースたち……音の粒、照明の光、サポートメンバーとのグルーヴ、スタッフさんの瞳に宿る魂、お客さんの笑顔、そういったものが一つの場所に集まって、私一人だけじゃ決して作り出せない熱量と優しさと輝きを持って、ものすごく鮮やかな景色や溢れ出す思いを描き出してくれるんです、ライブって。

一人じゃないなあと思えます。こんなに素敵な人たちがそばにいてくれるってことが、何よりの自信になります。私という人間も捨てたもんじゃないなあというか、自分のことが少しだけ、少しずつ、また好きになれました。

今までのツアーは、どこか「私が何かを届けなきゃ」と思っていたけれど、今回は違いました。そんなことを考える必要もありませんでした。「届けに行っているつもりで、本当はたくさんのものをもらっているんだな」と、肌で、耳で、心で、目で、ただ感じ続けている旅でした。そこにこの身をそっとゆだねればそれだけで大丈夫、そう思えました。おかげで歌に力みもなくなり、喉の疲れもいつものツアーに比べて全然ありませんでした。

枝葉にとまる小鳥のように、流れ着くようにここへやってきて、目の前の景色を瞳に刻み、自分の心に耳を澄ましながら、今歌いたいと思ったことをただ歌う、ただそれだけでした。やっと自分という人間と、音楽や歌といったものが一体になった感覚がありました。

次にやりたいことも見えてきました。大好きなメンバーと、自分の信じた音楽を作る。次に私が挑戦し、求めたいのは、引き算の美学。今回のツアーでものすごく思考がクリアになったおかげで気づけたことです。

さまざまな情報やギミックを詰め込まなくても、私が歌い出せば、みんなと音を奏で始めれば、それだけで豊かな物語になる。背景や細々とした描写はもっと聴いてくれる人や支えてくれる人にゆだねていい。一緒に作って行くんだという感覚でいる方が、音楽の世界はきっと広がるし、私が想像している以上の意味が曲について、羽ばたいて行ってくれるはず。そう思えました。もっと頼っていいし、信じていい。私がブレない芯と周りへのリスペクト、音楽への愛情さえ忘れなければ、きっと大丈夫です。そうすれば、私にしか作れない、私とあなたたちでしか作れないものが、まだまだ作れるはずです。

ツアーが終わったら大抵燃え尽き症候群になるのですが、今回はそれも違います。次にやりたいことで頭はいっぱいです。でも慎重に、勢いだけじゃなく、たくさんの支えてくれる人の意見を吸収しながら、一歩ずつ前に進みます。

まだまだ未熟で未完成な私ですが、たくさんのものをもらいながら、少しずつなりたい自分に近づけている気がします。どこか結果に早く辿り着くことばかり考えていた20代。30代になってはじめての今ツアーでは、過程を全力で楽しむ余裕を、ピュアな心を取り戻したことで得られた気がします。

最後になりましたが、ツアーに来てくださったみなさん、支えてくださったスタッフのみなさん、愉快なサポートメンバーたち、東京ファイナルにゲストで出てくれたジョニーくん。みんなみんな、本当にありがとうございました。愛しています。

そして、今回は世の中の状況もあり、ライブに行くのは断念しますというメッセージやお手紙もたくさんいただきました。ご自身のまわりの生活のことだけでも考えること、考えねばならないことがたくさんある中で、頭の片隅に少しでも私を覚えていてくださったこと、それだけで嬉しかったです。ありがとうという気持ちでいっぱいです。

みなさんの日々に、ライブという形じゃなくても、私の音楽が鳴り響いてくれていたと思うだけで、大きなパワーになりました。これは綺麗事でもなんでもなく、本当の気持ちです。みなさんのお家の穏やかな窓辺まで、憂鬱な夜まで、あるいは星になったあの人のところまで、歌よ旅をしてきておくれという気持ちで、心を託して歌うことができました。

兎にも角にも、今回のツアーを無事完走できたのは、そういうあらゆる、たくさんのあなたのおかげです。本当に本当に、ありがとうございました。

11月以降も、たくさんライブがあります。ツアーを経ての私の今の歌、よかったら聴きにきてください。すごくいいと思う。年末恒例の例のライブも、今年は有観客でやります。詳しくはコチラから。

いつの間にやら季節の匂いも変わって、あっという間に冬がやってきそうですね。私はもう毎日羽毛布団に埋もれております。みなさんも温かくして寝てくださいね。お互い心身ともに健康で、またすぐどこかで会いましょう。



















photo by azusa takada

またね!















ツアー合間に歌詞を書いている。というか書こうとはしている。でもなかなか書けない。

とはいえ全然煮詰まっているそれではないので、正直特別悩んでいるというわけでもない。単純に書こうとしても書いている最中から心も身体もライブ一直線なのに気付いて、ここで無理しても意味ないなというか、今じゃない感がすごいのだ。

それでも、と思って今日は時間があったので6時間くらいは机に向かってみた。でもダメな時はダメだ。何をしていてもツアーのことばかり考えてしまう。早く歌いたくてウズウズしてくる。弾き語りの緊張感を、バンドセットの多幸感を、今すぐにでも浴びたい。

こういう時の自分は好きだ。頭よりも先に心が先走っているこの感じは、大人になると忘れてしまいがちな感覚だ。子供の頃は何に対してもそうだったのに、いつからか頭で先に考えるのが当たり前になった。もちろん、それによって救われたことはたくさんある。でも、歌詞を書くという場面においては、そいつに邪魔をされることも多い。(必要な時もあるけどね)

今回のツアーでは、頭と心と身体がちゃんと一体になって動いている自分がいる。何も考えないで、ただその場所にすべてを委ねることができている。力みが取れ、背中から水面に飛び込んで、そのままぷかぷかゆらゆらと流れに身を任せて、気づけば行きたいどこかに辿り着ける気がしている。

ちなみにそうやって感じたことをそのまますぐ歌詞にしたらいいのにと思って試したみたこともあるのだが、どうやらそのやり方は私には向いていないようで、上手くいった試しがない。もう少し時間を置いて、気づいたらある日書いた歌詞にそれが透けているくらいの感じが自分的にはしっくりくるみたいだ。その方がより自分の言葉で書ける気がする。ということでこの記事は、いつの日かできるであろう歌のためのただの備忘録であります。

(写真つけ忘れたので再投稿)


===以下雑記===

今日は昼、ラーメンを食べた。(テイクアウト)美味しかったけど、お店で食べた方が断然いいことをあらためて実感した。何を食べるかよりも誰と食べるか、なんて話はよく聞くし自分もそう思うけど、ラーメンはどこで食べるかもかなり重要な食べ物だなと思った。やっぱりカウンターの丸椅子で食べてこそですな。






ライブの前は、昔からよく眠れない。でもべつに嫌なそれではなくて、遠足の前にワクワクして眠れないみたいな、そういう感じだ。緊張感とか好奇心とかいろんなものが混ざり合って、知らず知らずのうちに興奮状態になっているのだと思う。
 
しかし、コロナ禍でツアーが延期になり、最終的には中止になり、イベントも減り、それまでに比べてライブそのものがかなり減った。伴って、眠れない夜も減った。

そんな中、9月からツアーが始まる。実に2年数ヶ月ぶりのツアーである。ライブは私の生きがいだ。ライブをしながら音楽が好きなことを再確認し、たくさんの人に支えられていることを知り、生きている実感を持つ。唯一無二の場所だ。
 
ましてやツアーはいろんな感情がより爆発する。各地で待っていてくれる人がいる。今回は来たくても来られない人もたくさんいる。いずれにしてもみんなそれぞれ大変な毎日の中、私のことを忘れないでいてくれている。本当にありがとう。

そういうあらゆることを、あらためてこの肌で、目で、心で、いつもより少し時間をかけてしっかりと感じるために、ツアーがあると私は思っている。歌を通して何かを自分が届けに行かねばと思ってまわり始めるのに、みんなからたくさんの感情をもらい、学び、むしろ届けてもらっていることに気づく。いつもそうだ。私が花なら、ツアーは、ライブは、水だ。光だ。それは私をより大きく強く、成長させてくれる。

今回のツアーは、目の前のお客さんはもちろん、来られない方々のことも想像しながら歌うことになるだろう。今からいろんな感情が渦巻いている。そっとまぶたを閉じてはみたけれど、今日は結局まだ眠れていない。だからブログを書いてみている。なんか久しぶりだなあ、この感じ。

ライブは私の生きがいだ。ライブのことを考えると眠れない。ツアーのことを想像すると、頭も心もいっぱいになって、嬉しいんだか切ないんだかなんなんだか、涙が出てきそうになる。これは何かに似ている。私はライブに、ツアーに、恋をしているのかもしれない。ちなみに恋をしていると人は、いい歌を歌うらしい。
 
 


忙しい時って自分自身のことはつい後回しにしちゃいがちだけど、ちょこちょこご機嫌いかが?と聞いてあげるのってやっぱり大事なのよね。

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