月別アーカイブ / 2021年05月



私は小さい頃から

「何か夢中になることを探して欲しい」

と小学生の時の成績表にずーっと書かれている子供でした。


小学校の写真には笑い顔もなく

今、思い出しても嫌な記憶しかなく

友達はいじめられ、自分は男の子に乱暴されてばかりで

乱暴な男の子ばかり気にして心配する先生にあっかんべーな

大人嫌いの子供でもありました。


友達少なくても、小学校が楽しくなくても、映画館があるからいい。


そんな子供が今の私です。


子供を持って、その子がまた正反対の性格で

友達大好き、保育園大好き、やりたいことがハッキリしてる

という好奇心に満ちた感情豊かな子でありまして

こんなに早くからやりたいことや、夢が決まっているのはすごいなぁと

正直、驚いております。


自転車で転んだだけで、痛くて泣くのではなく、転んだ自分に悔しくて泣く

そんな彼女はミュージカル女優が夢らしく

なんと冒険活劇ミュージカルのオーディションの話が来て

本人やる気満々。

たまたま、今、スター・ウォーズ全シリーズを4.5.6.1.2.3と見せ、

次は7からというリアルタイム世代の見せ方をしていたら

面白い反応があったのでお知らせします。



それはEP2を見た時の反応です。


「子供もジェダイの戦士になれるんだね!

女の子も戦って良いんだね!」


目を輝かせてそう言った彼女の言葉で気付いたのですが

確かに、EP4から6でもレイア姫は戦っていたけれど

ジェダイの戦士は男性だけだった。


ルーカスたちは、EP2辺りから男女格差に

気付き始めたような気がするのです。


それは、スタッフの女性たちからのアドバイスか、男性陣からの発案か

その後のEP7では、レイという女の子が主人公になり

更に同性愛のメンバーなども映し出されていきます。


無意識に描かれてきた、男女の偏りや、ジェンダーについて

映画というエンターテイメントから変えていこう

社会の認識を変えていけるのでは?

と思っているのがハリウッドなんだと気付かされます。


これってマイノリティの人たちはもっともっと痛烈に日々の出来事や

映画やドラマから感じているに違いなくて

女の私や娘でさえ、あれ?と思うことがあるんだから。


気付いたら変えていけばいい。


私自身も、テレビやラジオで映画を紹介するなら

英語が話せなきゃダメだよ、とか、映画評論家は女性には難しいやら

子供が産まれたら働くより子供と過ごした方がいい、という

摩訶不思議なことを当たり前だと

言わんばかりの顔で言われたことがあるけれど

それはその人の価値観である、と認識して生きて来た。


女の子もアクションを出来るんだ!


と喜ぶ娘に、プリキュアもセーラームーンも戦ってるじゃん!

と伝えて、オーディション用のアクション動画を撮っていた

昨日の出来事でした(^^)


頑張れ、娘よ。


頑張れ、武田梨奈嬢よ!


アクション女優が減っている今の日本で

これからまた増えて行くことが

女の子たちの夢にも繋がるから。


そんな話も来月の「伊藤さとりと映画な仲間たち」

で聞いたのでした。






良いところしか見たくない


良い話しか聞きたくない


そう思ってしまう人もいると思うのですが

良いところも悪いところもあるのが人間で

嫌な部分も持ち合わせているから

簡単に理解出来ない生き物として

魅力的だったりするもんです。


時に悪役に惹かれる、というのもそうかもしれない。


良いところしか知りたくない

というのも悪いところを知ったら嫌いになるかもとか

良い話しか聞きたくない

というのも嫌な話を聞いたら気分悪くなるとか

それだけ影響されやすい繊細さを持っている人に多いのだから。


悪口を言う人は好きじゃないという人の根底には

愚痴ったら嫌われるかもという恐れもあるだろうし。


そんなに良い人間になろうと感情を閉じ込めなくてもいい、という話になりました。


疲れてしまう。


けれど、悪口は、公の場に書くものではないし、本人に言うものでもない。


それは自分がそう感じただけで、自分からの見え方だし。


ムカつくならば

家で言葉で吐き出してしまえばいいし

自分の良いところ悪いところをひっくるめて

受け入れてくれる人の前で弱音として吐けばいい。


そして、嫌な言葉を吐いた分、良い言葉を吐こうとすれば良い気がするんです。


個人的には、人の良いところもいっぱい見つけて

いっぱい言える人間になりたい

で良い気がする。



ジョーカーは決して良い人ではないし

ジョーカーという映画は決して良い話ではないけれど

人間の悲しみや苦しみ、やるせなさ、憎しみ、という感情が

全部詰まっていても、人の側面を捉えた傑作なのだから。


嫌なことがあっても人に当たらず、

自分を受け入れてくれる人の前で吐き出しちゃえ。


なんて思う梅雨入りしそうな東京でした。








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心配して下さった映画ファンさんありがとうございます。


たしかにプンプンなブログで

言葉は選ばないとなぁと思いました。


ゴールデンウィークは

ずっと静かに過ごしてまして

とはいえ

子供は家に居られない生き物なので

ずっと自転車でご近所サイクリングな日々です。


お陰で脚がパンパンになり

疲れから夜9時には寝てしまった昨日、一昨日。


今日は『スター・ウォーズ』の日だから

『スター・ウォーズ』エピソード4、5をDVD棚から取り出して

子供に初めて観させ、気付けば私が高揚している始末。
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思えば小学生2年の時に

『スター・ウォーズ』に出会い

ルーク・スカイウォーカー少年が

運命に導かれ

仲間と共に

大きな敵(帝国軍とダースベイダー)との激しい戦いの中で

自分のルーツを知り

フォースの力を得ていく宇宙の冒険に

魅了され、以来、映画館に通うようになったなぁ。


ポスタービジュアルと同じ絵画のノベライズ本を買い

ワクワクを持続させ続けたあの頃。


ハン・ソロのカッコよさに憧れ

ベストを買ったりしてよく着ていたものです。


私はプリンセスレイアより

ジェダイ騎士に憧れ、この仕事を始められた時は

いつか『スター・ウォーズ』に関わる仕事がしたい!

とずっと願っていたものです。

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TBS「ワンダフル」の映画コーナーを担当した時

ジョージ・ルーカスにインタビュー出来ると聞いて

知り合いのスタイリストさんに頼んでオーダーメイドで

R2-D2のワンピースと帽子を作ってもらったあの頃。


今も大事に持っています。


写真も若いなぁ(笑)


いくつになっても夢を見させてくれるSW。


フォースと共にあらんことを。

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